二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

彪駒、黒彪駒、再び解説。

2014-08-26 09:07:25 | ■工房便り 総合 
再度ここに彪駒、黒彪駒の解説を書きます。

理由はせっかく、彪駒買ったのに黒彪駒を買ったのに、、、

効果が出ないというお客様、が、この半年で、3名様ほど光舜堂へ直接連絡していただいています。

3名様のうちお一人は8角形の、北京系でした。

これは、光舜堂ブログでも、二胡姫さんのHPでも彪駒、黒彪駒の効果は期待できないと書いたのですが、やはり期待と言うか、とにかく使ってみようという期待値で、購入されたようです。

この方は、ご来店いただきまして、8角形用の駒に交換させていただきました。

問題は6角形の北京系の場合、半分くらいあるいはそれ以上は、かなりこの駒の効果が出てきたのですが、楽器によっては何の効果も無いよ、まあ、音は安定はするけれどという事です。

この6角形の、北京系の方も、北京系の駒に交換させていただき、とても良い音になったと、ご意見をいただいております。

そこでこの際はっきりと、北京系には全く、この彪駒黒彪駒は向いていない、購入しないでくださいと、お願いしますが、

この彪駒を、ご自分の楽器が北京系だということを知らずに、二胡姫さんから購入された方もいるようなのです。

それで、ご来店いただければ、彪駒は北京系に合わないと知らずに購入された方は、ご来店いただければ北京系の為の駒に無料で交換します。(在庫が無いので必ず1週間前にメールでご予約下さいませ)

一時のブームなのかと思いきや、いまだに二胡姫さんで黒彪駒購入される方も多く、定着してきたのだなと安心はしています。

この駒に関しては、音色が自分の好みとは変わってしまったからと元の駒に戻す方もいるようですが。

これは好みですから致し方ないかとも思います。

駒によっては音色が変わるというのも事実ですから。

ただ弾き易く鳴りやすく、音が安定すると言う事ではこの彪駒黒彪駒は、間違いなく皆さんのお持ちの二胡の、弾きにくい部分をカバーします。

それから、新しい楽器弾き込まれていない楽器には是非、彪駒をお使い下さいませ。

今二胡姫さんからの連絡ですと、黒彪駒の方が、3対1くらいで売れている様なのですが、

私がいろいろ試してみた結果として、音色の好みと言うのは別にして新しいまだ皮の硬い楽器には、彪駒をお使い下さい。

何処までが新しい楽器だと言うのは決めるのに難しいのですが、

購入後、毎日一時間弾いたとして、1年以上、365時間以上弾き込んだ楽器と言うくらいに考えてください。

この彪駒、黒彪駒は発売以来、10ケ月で、二胡姫さん、光舜堂合わせて500ケ以上皆さんにお使いいただいています。

もしかするとこんな駒役に立たないと1週間も使わないで、元の駒や他の駒に交換した方もおられると思います。

しかし最低でも1週間完全になってくるようになるには、1ケ月はかかるのです。

楽器もそうですが、駒も弾き込みと言うのがとても大切なものです。

ここであえて言うなら、ご自分の耳あるいはご自分の弾いている環境次第では、駒に夜音色の違いと言うのはとても違って聞こえるのですが、5m離れてその音を聴いたり、あるいは環境が変わったりすると、皆さんの弾きながら聞いている状態での音の違いと言うのは消えてしまいます。

ですからご自分が弾いた時と他の人が弾いた時とは音が違って聞こえます。

ヴァイオリンなどは、よく言われるのは、右耳で聴けと。

特にヴァイオリンは、左の耳のすぐそばで、弦の音やら弓が弦をこする音まで聞こえてきますので、それほど良い音にご自分では思えないことも多いのです。

ですから、無反射の環境で音が全て吸収されてしまうような環境で聴くと、相当雑音ぽく聴こえます。

これは、二胡でも同じことが言えます。

皆さんが
聴いているよりご自分の音と言うのは良かったりもしますし、駒による音色の違いと言うのもそれほどの差は無いのです。

試しに、他の人にご自身の楽器を弾いてもらい駒を交換して比べてみてください。

むしろ、弾き方の違い右手の違いによる音色の違いの方がよく解ります。

駒も楽器も弾き込むことで良く鳴っていきますし、右手も良くなっていきます。

音色は右手が造りだすものです。



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