「まったく、何もこんな時に倒れなくっても、ねえ?」
とは、西野夫人とお嬢様達。
肝の据わった美しき西野家のご家族は、病院の廊下のベンチでそうおっしゃって笑った。
大殿様が救急車で運ばれて行ったとの知らせを受けたのは、土曜日の外出先。
さほど深刻そうでも無く、それでも、どうしたものかといった口ぶりで連絡してきたタロ若。
「お腹が痛いと言い出しましてね。。。」
「そうですか!」
疲れるとお腹が痛くなりやすい体質なのでそれかと思いきや、
「それで、救急車で病院に行きました」
「!!!」
付添には若武者 圭之新が同乗したとのことで、彼に電話をかけると、
救急隊員が言うには、結石らしい、とのこと。
そりゃ、痛いわね。。。
先日の人間ドックでは、何も問題無しで、自慢してたのに。
幸いご家族には直ぐに連絡がつき搬送先に向かわれたとのことだったので、
ワタクシは工房で待機することに。
工房へ着くと、丁度皆は教室の日なのでいつもよりメンバーが多い昼食中。
長く木工教室に通う年配のGさんの息子さんが同じ病にかかったそうで、Gさんの話をフムフム。。。。
ま、来週のコンサートは大丈夫そうだけど、流石に明日の二胡屋は無理ね。
ということで、『急なお知らせ』 をブログにアップ。
御予約のお客様方にはお断りの連絡を入れ、
タロ若の仕事が落ち着いたところで一緒に病院へ向かいました。
「お肉、ですかね?」
「もうね、結石出来る思い当たる原因がいっぱい有り過ぎて特定できないよね」
そんな車内の会話はけっこう和やか。
2人ともGさんの話で状況が見え、ちょっとホッとしたところがありました。
病院へ着くと、ひと通りの検査が済み、圭之新もご家族も処置室でドクターの説明を受けている最中。
先に出てきた圭之新に「お疲れ様」 と言うと、「うん、疲れた。。。」
もの凄く痛がっていたので一緒に緊張してしまったそう。
それは、それは。。。
「そうそう! 搬送中に“な?な、なる、お、さん”?って人から西野さんの携帯にかかってきたんですよ!」
「えっ!?鳴尾さんですか!!」
「で、俺が出たんですけど、、、」
「げっ、出たんですかっ?!」
「西野さんがOK出したので。で、状況話しました」
「ええっ、状況?! 救急車の中だ、って言っちゃったんですか?!」
「うん、西野さんが言え、って」
「。。。」
鳴尾先生、さぞビックリされたことでしょう。。。
「それでっ?」
「とりあえず、それだけです」
はー、、、なんというか。。。
タロさんと苦笑いしていたら西野家の皆様も処置室から出てきました。
「まー、タロちゃんも、しほちゃんも、ご心配かけて御免なさい!」
いえいえ、明日の二胡屋は休むと告知出しましたからご安心ください、と伝えると、
「ほんとにねー、こんな大イベントの間際に。。。」 と、冒頭の言葉。
それから、投薬を待っている間に、当日お手伝い予定のお嬢様方に
「一応こんな予定なのです」 と、コンサートのプログラムをお見せして当日の説明をしていると、
処置室の看護師さんから再度中へどうぞの声。
今度はご家族とタロ若が入りました。
しばらくすると夫人が「しほちゃん、呼んでる、呼んでる」 ワタクシを手招きされたので、
初めて処置室に入ると、、、
処置室のベッド、狭そう!!
こちらに背中を向けて横になり、でっかい身体が縮こまった狭そうな様子、
いつもにも増して塗料だらけの汚い手に点滴、
病名は、別名『痛みの王様』。
らしい、なぁ。。。
しかも、何の用事で呼んだかと思えば、「水ちょーだい」
看護師さんにあげていいものか伺うと、お医者様に確認して、「どうぞ」。
鞄持ちですからワタクシの鞄には『西野用水』 が入っているのです。
殿は水を一口飲むと、眼を閉じたまま言いました。
「明日館の人が言ってた。台風が酷過ぎて中止になったら自然の事だから別の日貸してくれるんだって」
もー、今、どーでもいいことを!
それに、順延になったところで、
この忙しい演奏者達全員のこの先のスケジュールが合うはずがない!
ご来場者だって、かなり遠くからいらして下さる方も含め、皆さんにもご都合ってものが。。。
ま、痛み止め薬で朦朧としているヒトには、今一番の気がかりは台風の進路なのでしょう。
土曜日なのでとりあえず1泊入院、受付がお休みになるので退院は月曜日?
病室までストレッチャーで運ばれて行く頃には薬も効いて、さっそくいつもの我儘小僧。
ナース相手に何やら言いたい放題。
そんな様子を「出た、出た、ちょっと元気になると困らせる」 と一同苦笑いしつつ、元気の証拠に一安心です。
思わぬところで数か月ぶりにお会いした西野家の皆様、
「あんな我儘に、いつも本当によくついて行ってくれてるわよね、
しほちゃん本当に大変でしょう、ありがとうございます」
殿の、殿っぷりを誰より一番わかっていらっしゃる ご家族からの労いのお言葉は沁みます。。。
謙遜して「いえいえ」 と言いつつ、
「ええ本当に、お宅のご主人様お父様、なかなか大変です」 と言いそうになりました(笑)
そして、さきほど、電話が鳴りました。
「明日のことだけどー」
威厳ぶった声を出して仕事の指示を出すいつもの様子、すっかり元気になったようで。
「退院したよ」 と1泊だけで日曜日には出てき(追い出された?)てしまったので、
大事にならず、良かった、良かった。
あとは、本当に、台風27号だけが気がかり。
そんなわけで、
20日(日曜日)にご来店しようとお電話を下さった方々、
ブログを見てご来店を断念された方々、
ご予約をキャンセルさせていただいた方々、
本当にご迷惑おかけいたしました。
とは、西野夫人とお嬢様達。
肝の据わった美しき西野家のご家族は、病院の廊下のベンチでそうおっしゃって笑った。
大殿様が救急車で運ばれて行ったとの知らせを受けたのは、土曜日の外出先。
さほど深刻そうでも無く、それでも、どうしたものかといった口ぶりで連絡してきたタロ若。
「お腹が痛いと言い出しましてね。。。」
「そうですか!」
疲れるとお腹が痛くなりやすい体質なのでそれかと思いきや、
「それで、救急車で病院に行きました」
「!!!」
付添には若武者 圭之新が同乗したとのことで、彼に電話をかけると、
救急隊員が言うには、結石らしい、とのこと。
そりゃ、痛いわね。。。
先日の人間ドックでは、何も問題無しで、自慢してたのに。
幸いご家族には直ぐに連絡がつき搬送先に向かわれたとのことだったので、
ワタクシは工房で待機することに。
工房へ着くと、丁度皆は教室の日なのでいつもよりメンバーが多い昼食中。
長く木工教室に通う年配のGさんの息子さんが同じ病にかかったそうで、Gさんの話をフムフム。。。。
ま、来週のコンサートは大丈夫そうだけど、流石に明日の二胡屋は無理ね。
ということで、『急なお知らせ』 をブログにアップ。
御予約のお客様方にはお断りの連絡を入れ、
タロ若の仕事が落ち着いたところで一緒に病院へ向かいました。
「お肉、ですかね?」
「もうね、結石出来る思い当たる原因がいっぱい有り過ぎて特定できないよね」
そんな車内の会話はけっこう和やか。
2人ともGさんの話で状況が見え、ちょっとホッとしたところがありました。
病院へ着くと、ひと通りの検査が済み、圭之新もご家族も処置室でドクターの説明を受けている最中。
先に出てきた圭之新に「お疲れ様」 と言うと、「うん、疲れた。。。」
もの凄く痛がっていたので一緒に緊張してしまったそう。
それは、それは。。。
「そうそう! 搬送中に“な?な、なる、お、さん”?って人から西野さんの携帯にかかってきたんですよ!」
「えっ!?鳴尾さんですか!!」
「で、俺が出たんですけど、、、」
「げっ、出たんですかっ?!」
「西野さんがOK出したので。で、状況話しました」
「ええっ、状況?! 救急車の中だ、って言っちゃったんですか?!」
「うん、西野さんが言え、って」
「。。。」
鳴尾先生、さぞビックリされたことでしょう。。。
「それでっ?」
「とりあえず、それだけです」
はー、、、なんというか。。。
タロさんと苦笑いしていたら西野家の皆様も処置室から出てきました。
「まー、タロちゃんも、しほちゃんも、ご心配かけて御免なさい!」
いえいえ、明日の二胡屋は休むと告知出しましたからご安心ください、と伝えると、
「ほんとにねー、こんな大イベントの間際に。。。」 と、冒頭の言葉。
それから、投薬を待っている間に、当日お手伝い予定のお嬢様方に
「一応こんな予定なのです」 と、コンサートのプログラムをお見せして当日の説明をしていると、
処置室の看護師さんから再度中へどうぞの声。
今度はご家族とタロ若が入りました。
しばらくすると夫人が「しほちゃん、呼んでる、呼んでる」 ワタクシを手招きされたので、
初めて処置室に入ると、、、
処置室のベッド、狭そう!!
こちらに背中を向けて横になり、でっかい身体が縮こまった狭そうな様子、
いつもにも増して塗料だらけの汚い手に点滴、
病名は、別名『痛みの王様』。
らしい、なぁ。。。
しかも、何の用事で呼んだかと思えば、「水ちょーだい」
看護師さんにあげていいものか伺うと、お医者様に確認して、「どうぞ」。
鞄持ちですからワタクシの鞄には『西野用水』 が入っているのです。
殿は水を一口飲むと、眼を閉じたまま言いました。
「明日館の人が言ってた。台風が酷過ぎて中止になったら自然の事だから別の日貸してくれるんだって」
もー、今、どーでもいいことを!
それに、順延になったところで、
この忙しい演奏者達全員のこの先のスケジュールが合うはずがない!
ご来場者だって、かなり遠くからいらして下さる方も含め、皆さんにもご都合ってものが。。。
ま、痛み止め薬で朦朧としているヒトには、今一番の気がかりは台風の進路なのでしょう。
土曜日なのでとりあえず1泊入院、受付がお休みになるので退院は月曜日?
病室までストレッチャーで運ばれて行く頃には薬も効いて、さっそくいつもの我儘小僧。
ナース相手に何やら言いたい放題。
そんな様子を「出た、出た、ちょっと元気になると困らせる」 と一同苦笑いしつつ、元気の証拠に一安心です。
思わぬところで数か月ぶりにお会いした西野家の皆様、
「あんな我儘に、いつも本当によくついて行ってくれてるわよね、
しほちゃん本当に大変でしょう、ありがとうございます」
殿の、殿っぷりを誰より一番わかっていらっしゃる ご家族からの労いのお言葉は沁みます。。。
謙遜して「いえいえ」 と言いつつ、
「ええ本当に、お宅のご主人様お父様、なかなか大変です」 と言いそうになりました(笑)
そして、さきほど、電話が鳴りました。
「明日のことだけどー」
威厳ぶった声を出して仕事の指示を出すいつもの様子、すっかり元気になったようで。
「退院したよ」 と1泊だけで日曜日には出てき(追い出された?)てしまったので、
大事にならず、良かった、良かった。
あとは、本当に、台風27号だけが気がかり。
そんなわけで、
20日(日曜日)にご来店しようとお電話を下さった方々、
ブログを見てご来店を断念された方々、
ご予約をキャンセルさせていただいた方々、
本当にご迷惑おかけいたしました。
結石 痛いですよね…
私も妻も経験者です。(○管結石)
とりあえず お大事にしてくださいね!
退院されたとのことですが、くれぐれもお大事になさってくださいね。
は~い 結石同盟もう一人追加お願いいたします。私もです。T_T 物凄く痛いですよね。(経験者は語る)
秘密結社会員ナンバー130より
PS・
>こちらに背中を向けて横になり、でっかい身体が縮こまった狭そうな様子、いつもにも増して塗料だらけの汚い手に点滴、
この文を読んで、ちょっと胸がグッときてしまいました。二胡を調整していただいている時の西野さんの手を思い出してしました。
大事に至らず、笑い話で済んでホッとしております。
既に本日は何事も無かったかのように早朝から製作に戻り、
1日半の遅れを取り戻すかの如くガンガン作りまくっております。
この数日で、
コンサート用の反響板4つ、
演奏者用スツール4脚、
譜面台1つ、
これを一人で、若武者達が譜面台を1つ作っている最中に作り上げてしまいました!
順次フェイスブックにアップしては一人悦にいっているようです。
結石同盟、結構早々に多くのメンバーが集まりそうですね!
私もお怪我じゃないかと心配していたので、とりあえず、安心しました。私も結石経験者です。あの痛みは、忘れられません。
どうかお大事になさってくださいね。
赤と白のパチンコ玉より小ぶりの石でした。
あの石、もらっとけばよかったかなー?
駒にけずったりして...
でも、あの時は痛くって、そんな余裕はなかったっけ
西野さん、体にはケアが必要です。
無理しないでがんばって?ください。
どうぞゆっくりと、、、は、休めないと思いますが、お体お気をつけてくださいね。
また、今週末台風が近づいています!沖縄でもてるてる坊主つってますよ!!!!台風がこないことを祈っておりますが、重々お気をつけてください。
私の家族は、結石家族なので、痛みで苦しむ姿何度か見ています。
本当につらいですよね。
コンサートの準備で、ゆっくりなど出来ないでしょうが、でも、大事にしてください。
トラウマになる痛みらしいですね。。。
ところが西野はケロリと忘れ、
製作に、打ち合わせにと飛び回り、
今夜もワタクシに「時間無いからコメントの返事お願いね」と託して、
クライアントのお宅へ打ち合わせに行ってしまいました。
病院で良く寝たから、「お肌ツヤツヤだよ♪」だそうです。。。
倒れたのがエリィさんがいらっしゃった先週でなくて良かったです。
今年は本当に台風が多いですね!
沖縄近海は特に通過地点となりやすいので、
エリィさんも、くれぐれもお気を付け下さいませ。