
意外と気が付きにくいのですが、弓の手元の傷と言うのが有ります。
よく見ないと解らないくらいですが、竹の中に入っているネジを受けるナットが、竹を割ってしまっていることもあります。

竹の先端は6ミリぐらいの太さの所に、4ミリの穴が開いています。
その先端は3ミリぐらいきりなく、そこが割れていることもあります。

この場合は手元に近いところで折れる事も多いです。
比較的無節と言われているものに多い物です。
これは経年変化でも起きますので、一概に製作時の不具合のみとも言えませんが、出荷時のチェックミスと言う時もあります。
またそこまで力を入れることも無いだろうという意見もありますが、瞬発的に、音の頭を出そうとするときには、かなり竹が胴の下の方まで曲がって演奏する人もいます。
又竹の撓り具合を試そうとして曲げてみてもこのように折れる事もあります。
ご自身で一度竹を調べてみてください。