フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

2012.5月の新刊

2012年06月03日 | オタクな日々

 主従関係が大好物の幸田です。N○Kの清盛、見てますか。玉木は好みじゃないけど、「第20回 前夜の決断」で、父親に義朝への忠誠心を自覚させられた鎌田正清が、父と敵同士になる覚悟を決めて玉木演じる義朝のもとに駆けつけたとき、もう敵陣営について戻ってこないと思っていた乳兄弟でもある家臣を見て、胸にこみ上げたものをぐっとこらえて「遅いぞ、まさきよ!」と叫んだときにゃー、バンバンバンと心の中の「胸キュンボタン」(ガッテンボタンみたいな感じ・・・)を叩きまくったもんですよ・・・「1キュン、2キュン、3キュン~!」
 注※「キュン」とは、腐女子が好物の男同士の友情、愛情、信頼などを見たり読んだり感じたときに発生する、胸がキュンとする萌えの強度を客観的に(?)表す単位である。1~5キュンで表示。類似例:ミシ○ランガイドの星(←いっしょにするな!!)
 さて、5月の新刊から取り上げたいのはこの2冊。
 
 まずはイチラキ・コミックスの「SILVER DIAMOND 26巻」。いよいよ次巻で完結という、大変盛り上がった巻でございます。(ちなみに表紙のキャラは敵同士であって、カップルではありません。念のため
 作者の杉浦氏はこの「SILVER DIAMOND」といい、前作の「氷の魔物の物語」といい、ある種イノセントな存在の主人公(男)と、根性のひねまがった、しかしある意味イノセントな心の運命の相手(男)とが、BLとしては異色なことですが(いや、これらの2作品、私のジャンル分けでは完全にBLだよ・・・)恋には落ちず、しかし恋よりも強い絆で結ばれ、世界や運命と戦っていく物語を、青春群像劇として描くのが大変うまい作家であると思います。読者は「あああ、もうこんなん、恋同然じゃんか!チューくらいしたってええじゃんか!!」「じれったい!じれった過ぎる~苦苦苦・・・」と身悶えしながら読み進むという、甘美な拷問に耐えなければなりません。
 そのじれったさに耐えながらようやくたどり着いた26巻・・・。「生きてて良かった・・・!」と胸震わせながら叫び、Rolling on the Floor MOE-ingしたワタクシでございます・・・!(要するに、キュン死しそうになるぐらい萌えて床を転げまわった、と)
 以下、ネタバレしますんで、まだ読んでない方はスルーしてください。

 世界を作った「神」の道具として作られたチグサは、創造物の設計図のような「回路」を見ることができ、その能力でラカンの寿命が残りわずかであることを知る。チグサと感覚を共有していたラカンもそれを知ると同時に、チグサ自身の寿命も僅かであると知ったときのことが回想された場面。ショックを受けたラカンをチグサは「大丈夫、俺がいる。俺も『一緒』だ――・・・!」と抱きしめるのですが、それに対するラカンのセリフが・・・
ラカン「・・・いや、あの、ごめん。あんたも『一緒』で『よかった』って、思っちゃって、ごめん・・・。人としてどうか、と・・・」
チグサ「(略)いいんだこれで。死ぬ時は俺もおまえも『一緒に』だ・・・!」
ラカン(それは、心中だな、割と・・・・・・。間違っている、と思う。そんな事言うのは、自分がおかしいのは、わかってる・・・。我儘なのもわかってるけど)
ラカン「・・・うん。その時は一緒に、死んで」
チグサ「・・・勿論だ、ラカン」
 どうですかーキュン死・必死でしょう!バンバンバンバンバン、5キュンー!!
 ・・・はあはあはあ、もう恋だのHだのはどうでもいい、究極の萌える関係がそこにある・・・。
 さあ、未読の腐女子は「えー、やっぱかわいい受けが年上の攻めに口説き落とされてー、ラブラブになってー、ちょっぴりハードなHがあるやつ以外はBLじゃないー」なんてことは言わずにすぐにブック○フで大人買いするのだ!(在庫がなくても責任は持たない
 次、すごくいい巻なのに、腐女子をとても動揺させる巻だったぜ・・・「Capeta 28巻」。
 カペタがF3チャンピオンとなった巻で、そこまではいいんだが(つーか、どのおっさんもカペタに感動しまくって泣いてるのがなんだかなー竹森さんとカペタが抱き合うシーンに萌える・・・
 相変わらず金田君はカペタにめろめろ(片思い・・・)で、金田君をぬか喜びさせるカペタは本当に悪魔じゃの~。
 そのカペタはマカオで源と再会して、初デートの少女のようにカチコチに固まっちゃうし、なに、心臓の音が「ドッ ドッ ドッ」とか「ドキドキドキ」って!!別冊マー○レットに連載してるんじゃないんだぜ!とか、金田も源に対して顔を赤らめたりドキドキしたりして、お前ら・・・。あ、源もインタビューのとき、ノブに「やっぱお前(レースの神様に)選ばれてるよ」と言われたときのことを思い出して頬を赤らめ、その直後にはマカオでの抱負を聞かれて、ノブがカペタに「さあいくぞ、カペタ。勝つのはお前だ!」と言う様子を妄想し(完全に妄想だよ・・・ノブはアメリカに留学中だから、そうそうふらふらとマカオに来られないんだからさー)、めっちゃ不機嫌になっちゃうし!
 曽○センセー、マジでノブをはさんでカペタと源の三角関係にする気ですか・・・。しかもカペタと源もお互い意識しまくりなのになー・・・


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