フルール・ダンテルディ

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オーバー50からの婚活・プロローグ

2020年03月22日 | オーバー50からの婚活覚え書き
 初めて婚活をしたのは37か8歳くらいのことだったと思う。ご多分に漏れず、「40になったらこども産めなくなっちゃう」「それで後悔しないか?するかもしれないから、努力はしてみよう」「女一人独身で生きていくのは結局厳しいしな・・・」という理由だった。本当に結婚したいか、家庭を持ちたいのかと問えば、そこまでの確固たる信念はなかったと思う。
 その前準備のため、コンプレックスだった出っ歯を35歳から2年かかって歯列矯正で見られる程度に直した。(そういうやる気と計画性だけはある・・・)そして満を持して(?)某結婚相談所に入会した。
 そこのシステムは、性格チェックと双方の条件でマッチングした会員の紹介状を月〇人(忘れた。6人くらいだったかな)出してくれ、紹介状のプロフィール、性格、自己紹介を読んで会ってみたければお見合い希望を出し、相手もOKならば日時を調整してくれ、会社の事務所で30分間のお見合いをする、というもの。紹介状に写真はないので、写真を見て判断したければ事務所へ直接行けば見せてもらえるが、私は顔で判断したくなかったので(人の顔をとやかく言える顔でもないしな・・・)、それはしなかった。
 ほかに自分から申し込む方法があった気がするが、記憶がない。活用しなかったからだ。
 その相談所では結局3人とお見合いし、2人目3人目と交際開始となったが、数回のデートをしてこちらからお断りをした。相手に不満があったわけではない。3人目などはとてもいい人で、向こうも私をいいなと思っているのを感じたし、大みそかには家に泊まりに来てもらって一緒に年越しそばを食べたりした。
 が、お正月休み明け、私はお断りをして、さらに相談所自体も退会した。なぜか?
 このまま交際を続けていけば、すんなりその人と結婚するという話になるだろう。お互い条件も性格も合っているし、いい人だな、好きになれそうだな、とも思った。しかし、自分が何とか断る理由を探しているのに気が付いたからだ。つまり私は、その人云々じゃなくて、そもそも本当は結婚なんかしたくないのだと気が付いたのだ。
 入会からわずか3か月だった。子どもを産まない人生でも仕方ない、親には申し訳ないが、姉が2人甥っ子を産んでくれているので、勘弁してくれ・・・。
 そう決めると、身も心も軽くなった。彼氏いない歴=年齢だったので、婚活するにあたり「ここまで来たら結婚するまで清らかでいよう(笑)」と思っていたが、それもやめだやめだー!!だいたい私はそれほど道徳的な人間じゃないのに、無理してたぜ!
 というわけで、出っ歯を直したおかげで10代からくっきりしていたほうれい線も薄くなり、自分の外見コンプレックスが弱くなった私は、その後約10年、出会い系サイトを活用して「結婚はしないけど継続的なお付き合い希望」「割り切り」の両方で男性とお付き合いしたりしつつ、「結婚しない人生」を送っていた。
 


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