フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

結婚とは、もれなく家族がついてくること

2020年03月18日 | トドとポニョの日常茶飯事in雪国
 結婚して1年、同居を開始して7か月。日々、「ほんっと~にいい人と巡り合ったな!」と感謝(&自分の決断にご満悦)と幸せを感じるばかりなのだが、ただ一つ、夫への不満がある。夫自身というよりは、夫の家族(に対する夫の対応)への不満だ。
 今朝もそれで夫は私に怒られてしょぼ~ん「ポニョがボルテージ上がると、オレは辛いんや・・・」と見た目に反してとても繊細なので、あまり正論でガンガン責めちゃ駄目だとわかっちゃいるが、すぐに血が上っちゃうんだよな~。瞬間湯沸かし器だから
 婚活中に、意識はしていたんだよな、きょうだいリスク。そういう私自身も、独身の兄がいるので、傍から見たらきょうだいリスク有りなんだろうけど、取り合えず金銭的に独立してるし貯金もしている、DIYも機械関係も得意。若いときに一人暮らしも経験しているから、家のことが何もできないわけでもない。将来的に全面的に面倒をみなければならないことはない。地獄の沙汰も老後も金次第。何かあっても兄の金で何とかできるだろう、と思っている。
 夫と交際中、夫の家を訪問して、「やべえ・・・」とは思ったのだ。彼は「兄と同じ敷地に家を建てて住んでいる」とは言っていたのだが、まさか二世帯住宅とは予想していなかったのだ!
 親世帯と子世帯という二世帯住宅ならいいのだ。親はいつか死ぬ。そうしたら子世帯は空いた親世帯部分を賃貸に出すなり、自分の子供の住まいにするなりできるので、リスクは少ない。しかし、兄弟で二世帯住宅は、リスク以外の何物でもない・・・!!
 なぜなら、きょうだいの場合、将来生活水準の差、環境の変化(転職、転勤、引越し等々)が発生したときに、どうにも身動きできなくなったり、一方が金銭的負担を負うことになるからだ。何しろ家がくっついているので、一方がその家が不要になっても売って現金に変えることができない。リフォームしようとしても、一方にその余裕がないとそれもできない。結果、財産としての価値はなくなってしまい、逆に負債となってしまう。
 それなのに30年前、彼の両親は就職してまだ数年の独身20代、もちろん将来設計も分別も何もない次男に、なんでこんな家を建てさせたか?それは私は、両親が彼に、一生長男の面倒をおっかぶせて逃げられないようにしようとした意図があったに違いないと思っている。
 この地方だからなのか、田舎だからなのか、それとも両親(特に母親)の愛が偏っていたからなのか(多分全部。馬鹿な子ほどかわいい、というのもたいがいにしろ、と思う私だ)、私は彼の話を聞いていて、長男と次男の待遇の差に唖然とするばかりだ・・・。そしてそういう刷り込みを受けてきた彼の考えを「それはおかしいよ」「私はこう思うよ」と事あるごとに指摘し続けて、同居開始後はだいぶ「自分の家はおかしかった」ということに気が付いたようだが、やっぱり生来の優しさのせいか、ついついしなくていいことまで義兄のために働いてしまう。そのたびに「なんでそんなこと引き受けるの?!おかしいよ!」とエキサイトしてしまう私だ・・・。
 私が彼と結婚するにあたって、築30年、中越地震を経ているが修繕していない彼の家をリフォームしたのだが、義兄の家とは屋根と外壁が一体化している。屋根は数年前塗りなおしたというので手は付けないが、外壁をどうするかで私と彼との間で意見が相違した。私は外壁をぶった切って、自分たちの家の部分だけ貼り直す、彼は義兄のところも同じ素材で貼りなおす、しかも義兄はお金がないから自分が払う、というのだ。
「うちのところだけきれいになったら、近所の人にいろいろ言わるんや。弟なのに兄をないがしろにしているとか、嫁さんが意地が悪いとか。田舎はそういうところなんや」
 言いたい奴には言わせておけ!だいたいうちが負担する義理はない!と思ったが、そこはまだ猫をかぶっているワタクシ、「トドさんがそうしたい気持ちは大事だから止めないけど、予算とローンを確認してね?」とやんわり諭した。
 結果、負担が大きすぎて断念。そりゃそーだ、塗装じゃなくてサイディング貼り換えは高いぞ。しかも、義兄の家の方が床面積敷地面積壁面積とも、うちの1.5倍くらいあるのだ。とんでもない見積もりが出てきて、彼の頭も多少冷めたのであった。
 その辺りの話も婚活話の時にするかと思うのでここまでにするが、今朝の私の怒りの原因は、義兄に、スマホがおかしいので長岡のソ〇トバンクに連れて行ってくれと頼まれたので、明日私に会社まで車で送り迎えしてほしい(普段は自転車通勤)と言ったからだ。
「仕事が終わった頃、兄を乗せて会社に迎えに来てくれれば、そのまま長岡に行けて時間短縮になるでしょ」
 そういう問題じゃない。①スマホの故障なんぞひとりで行け。失業中で暇でしょ②百歩譲ってついて行ってやるとして、義兄は車を持っているんだから、自分で車を出してあなたを乗せていくのが筋。なんでうちの車でガソリン代使ってあなたが運転手するわけ?
 ということを、私は告げた。「だから、②をお義兄さんに電話しておいてね。朝は私が送っていくから。反論あれば言ってもいいよ」「あなたが言っていることは正しいです。オレはあなたに口答えはしないと決めてます・・・」いや、そんなこと決められるとむしろ困るんだけどな~不満が溜まっちゃうんじゃないか?
 こういうことがしょっちゅうあって、夫婦関係は大変順調なのに、隣に住む義兄が絡むとごたごたするのが本当に嫌だわ~わかっちゃいるけど、結婚って、相手のリスクも背負うことなのよね。でも、それを補って余りある人と結婚できたと思ってるので、後悔は全くないけどね!

 
 


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