フルール・ダンテルディ

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「薄桜鬼」舞台を観てきました「観劇編」

2010年10月04日 | オタクな日々

 実は私は「薄桜鬼」のゲームはやっていない。アニメを見ただけだ。だからそれほどハマっているわけではない。なのになんでわざわざ東京まで観に行ったかというと、早乙女太一くんが出るからだ・・・。
 まあ太一くんが出るだけの芝居なら東京までわざわざ行くのはためらうところだが、題材が「薄桜鬼」ということで、ミーハー趣味&オタク趣味の2重の動機があったので、行く気になったというわけだ。しかも太一くんがどの役か、その他の共演者が誰かも知らないままチケットを購入したといういい加減さであった・・・。
 さて、会場には30分前に着いたので、ちょっと暇だ。たまにはプログラムを買ってみるか・・・と列に並んだら、老夫婦に話しかけられ、「夫婦で2冊もらっても仕方ないから」とプログラムの引換券をもらってしまった。これも人徳・・・じゃなくて、たぶん並んでいたのが他は若いお嬢さんばかりで話しかけづらかったのであろう
 席に座り、プログラムを開いて太一くんが土方役なのに驚く。てっきり斉藤か沖田くらいだと思っていたのだが・・・。へー、とめくって更に驚く。
 く、窪田くんが出る!しかも沖田役ー!?
 私は窪田正孝くんが好きなのだ・・・。「ケータイ捜査官7」でファンになったのだが、しかしハンサムとか格好いいとか思ったことは一度もない・・・(←失礼)いやいや、「浪花の華」は結構格好良くなったなーと思ってましたよ!着物って、7~8頭身のモデル体型の人は似合わないんだよね・・・(←更に失礼)
 ところでこのプログラムの写真、どの俳優さんもポーズ決めてかっこよく写してあるのだが、な、なぜ窪田くんだけ片肌脱いでるんですかー?!今まで役柄のせいか割と軟弱(またまた失礼。だってつい最近観たのも「土偶少女ドグちゃん」のマザコン引きこもり少年役だったしさー・・・)なイメージがあったけど、すげえ筋肉!皮膚の下すぐ筋肉って感じで、肩の三角筋は盛り上がり、胸なんか大胸筋のみぞがくっきりでっせーっ!(←マニアックすぎる自分が嫌だ・・・)出演者の中で1、2を争ういい体してるんじゃないのーっ!?(←カラダカラダって、ほんとスケベ心丸出し・・・。おばさんってやーね!)
 はあはあ・・・いけない、うっかり興奮してしまった・・・。でもなあ、やっぱあの沖田役をどう演じるのか・・・あんなイメージじゃないんだけどなあ・・・。だって表面は明るくて人当たりがよく見えるけど、実際はわずかな人を除いては心を閉ざした、優しさと冷酷さとを併せ持った美貌の剣士でっせ!(一部幸田の妄想が入ってますか・・・?)それをあの窪田くんが・・・?いやあ、やっぱイメージじゃないなあ!
 と思いつつ、幕は上がったわけだ。
 ・・・しかし・・・しかし・・・。ワタクシが間違ってました!窪田くんすごいうまいわー!!アニメのイメージとはまた違う、でも核はきっちり押さえてる、彼の個性と解釈で作り上げたキャラクターを見事に演じてくれました!はあ・・・そうなるとどんどん美形に見えてくるから不思議・・・。アニメの沖田ほどの色っぽさはない代わりに、クールでありながら何だろう・・・幼さ?純粋さ一途さが見え隠れするのがまたカッコイイんですな!うーん、彼自身がまだ「男」になりきってなくて、「少年」の部分を残しているからなのかなあ。
 さて、窪田くん語りはこのくらいにして(ホントか?)他の方々について・・・。
 そもそもワタクシ太一くんを観に行ったんだよな(笑)男のロングポニーテールって(ポニーテールという言い方でいいのか・・・)、どうしてこんなにおすてきなんだろうねえ!美形フラグだよね!(ああ、でもビリー片桐※は微妙な気がするな)何がよかったって、土方にとって千鶴とのほのかな恋だのなんだのより、結局千景と戦う事の方が重要だったってことですかね(笑)千影も千鶴のこと「オレの妻になる女だ」みたいなこと言いながら、ほーんと好意は全然ない。土方にばかりこだわっている・・・やっぱ女より男と男の勝負だよ!むしろ土方より平助の方が千鶴のこと好きだった感が(爆)  ※「機動戦士ガンダムOO」
 オレンジレンジのRYOが演じた天霧はおいしい役だったですけど、演技初めてとは思えぬ上手さで、アニメより断然かっこよいくらいでした(笑)イクティダール※みたい・・・。 ※「遥かなる時空の中で」
 不知火もねー、すっごいイメージぴったりの演技で、後半、お~!いいね!かっこいいよ!とアニメでは別にどーでもいいタイプだったのですが、不知火を好きになってしまいそうでしたよ!
 とにかくこの舞台は殺陣がすごく動きが速くてかっこよくて、これを観るだけでもワクワクしまっせ!演出もちょっと間違うとキザっぽくて陳腐になりそうなところをその手前の「ドラマチック」に盛り上げて、派手で入り込みやすいです。最後なんか結構ジンときて不覚にも目頭が熱くなったりして。こっちの心も盛り上げてくれます。
 平助はチャーミングだし、山南さんは「おいおい、あんた実は土方が好きだったんかい!」と昏倒させてくれるし!(あー、また幸田の好きな「殺されるならあんたに殺されたい」パターンだよ!)
 ホント、新幹線乗って観に行っただけの価値はありました!名古屋でもやってくんないかなー・・・。
 またもや窪田くん語りに戻るけど(やっぱり・・・)、パンフレットのピンで写ってる写真もカッチョなんですが、新撰組メンバー(土方、山南、沖田、斎藤、藤堂)が並んで撮った写真の窪田くんがまたステキなんすよー!!つーか、何、この目つき!土方役の太一君はいかにも「端整」なんですけど、窪田くんはちょっと狂気すら感じさせる、「人斬り集団の新撰組の、そのまた一番隊隊長」の冷酷さ、凄みがあるんですよ!いやー、もう、見せられるものなら皆様に見せて回りたいくらい。この彼を等身大に引き伸ばして壁に貼って眺めたい・・・ハアハアパンフ後ろの方の稽古場のスナップではぽやぽやの好青年の顔しかしてなくって、しかもやっぱ逆さにしても美形には見えないくせにさー・・・(←ほんとに失礼なやっちゃ)
 この舞台、脚本も役者さんも衣装もみんなみんな良かったんだけど、でも!
 窪田くん演じる「美形の天才剣士沖田」は必見です!!
 つーのが結論。「13人の刺客」も観に行くつもりだったけど、ますます楽しみだわー(地味な役っぽいけどね!)


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