華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

公共交通機関を楽しむ

2013年03月09日 22時26分26秒 | Weblog
今日から4連休。先週の土砂降りもどこへやら。ここ数日好天が続き、蒸し暑さが戻ってきている。なんの予定も立ててなかったお休みやけど、こんな天気のいい日に何もしないなんてバカげているので、兼ねてより機会があったらいずれ行ってみようと言っていたパームビーチ(Palm Beach)へと出かけた。ウチの街から内海を挟んで南側にある。行くにはフェリーに乗ることになり、パームビーチがどうこうというより、フェリーに乗るのが最大の目的。

フェリー乗り場は我が家から10分ぐらいの隣町にある。近くに車を止めて小さな船着場へ。フェリーに乗り込み、30分でパームビーチへ着いた。天気にも恵まれ、またフェリーの揺れも少なくて気持ちの良い船旅。これは良かったけど、到着後、ウチよりも田舎なパームビーチには特に訪れようと思う場所がなく、すぐに行き詰った。船着場の前から出ているバスに乗って、街のにぎやかなところまで行こうとしたところ、同じ場所からシドニー行きのバスが出ていることが判明。しかも途中までは海沿いを走るよう。何があるかわからない田舎のにぎやかなところに行くよりも、海沿いの風景を楽しむ方が実りがあるんじゃないか?ということになり、急遽バスに乗ってシドニーに出ることにした。
フェリーを含めたこのルートは、仮にうちの街を神戸市西部にあると考えて大阪に出るとして、山陽電車で新開地まで出て、神戸電鉄に乗り換えて三田市まで行き、そこでJRに乗り換えて大阪に向かうようなかなりの遠回りルート。

一日乗車券を買って、パームビーチからバスに乗った。岬を回るごとに違う浜辺が現れる。にぎやかなところもあれば穴場的なものも。途中下車・散歩・乗車をしながら、最終的にマンリー(Manly)で下車。
ここはDが生まれ、3歳ぐらいまで住んでいた街。シドニーからフェリーで北に30分ぐらいのところにあり、観光地・住宅地としてだいぶ開けている。土曜日ということもあり、繁華街ではマーケットが出ていたので、それらを冷やかしながら海沿いを歩いた。


商店街の中心にあるオブジェ。


久々に2ショット(私の髪、変やけど)。


マンリー散策の後はバスに戻らず、フェリーに乗り込んで一路シドニーへ。終着の船着場であるサーキュラーキー(Circular Quay)はオペラハウスとハーバーブリッジに挟まれていて、フェリーからそれらを一枚の写真に収める撮影を試みたけど失敗。オペラハウスのみ。

これまた気持ちの良い船旅やった。

この後、連絡のついたD友達とお茶。ちょっとした小旅行で疲れていたので、友達と別れた後はすぐにいつも通り電車に揺られてわが田舎町へ。駅へ着いてからバスに揺られて車を止めてある隣町まで行き、車に乗り込んで家に着いた。こんなに長旅になるとは、家を出るときには想像してなかったなぁ。

通常ウチの街からシドニーへ行って帰るのに、軽く倍はかかった時間と交通費。しかし、バスやフェリーに揺られている間は飽くことなく車窓の風景を楽しみ、自分が旅好きだったこと、長い間こういう時間を取ってなかったことを思い出した。生産性は低かったかもしれないけど、心が潤った一日。公共交通機関が苦手なDも今日の旅は楽しんだようで何より。

“モノより思い出”。

プライスレス。

良い4連休初日。こんなに楽しい一日を過ごした上に、まだお休みが3日もある。嬉しい~。明日は何して過ごそうかしらん。
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