華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

長い長い愚痴

2013年11月19日 22時53分24秒 | Weblog
今日は午前シフト。午後シフトからの午前シフト。朝起きるのが辛い。今朝も目覚ましが鳴ったとき、一体何が起こっているのかわからなかった。仕事で起きなければならないとはにわかに信じられなかった。なんでこんなシフトを組むんだ~!? 

今日は2人で13名。実習中の学生さんが2名付いた。彼女たちは正看、準看ではなく、アシスタンナースになる勉強をしている学生さん。学生さんが仕事を手伝ってくれるのは助かるときもあるんだけど、場合によっては面倒を見るのがとても大変なときがある。たとえば今日などは13名のうち2名がフルケア。7名が要介助。次から次へと絶え間なく仕事がある中で、要領を得ない学生さんと働くのはストレスが溜まる。それでもペアを組んだ先輩も私も、忙しい中で学生さんの指導もしたつもりだった。
が。
2名の学生さんのうち、1人は少し年配の人で、どういう状況下でかは知らないけど、認知症の人をお世話したことがあるらしい。"私は全部わかってますよ"風をビュービュー吹かせている。もう1人はまだ若い子で、右も左もわかってない状態。彼女たちの監督が常にそばにいないので、年配の人が若い人を教えているようだった。それはそれでいいけど、通常1人でする仕事を2人でするので、狭い部屋は混雑し、時間は余計にかかっている。これはそれなりに面倒けど、私たちは指導係でもない上、一応作業はやってもらっていたので放っておいた。
しかし。問題はこの先。
年配の学生さんはハッキリと出来ることと出来ないことを言う人で、例えば人工肛門を持つ患者さんの排泄物は処理したくないという。理由は排泄が軟らかい=下痢=感染したら困るから。人工肛門は腹部に排泄物を溜める小さなバッグが付着し、大腸から排泄物が流れてくるようになっている。ここに溜まる排泄物は、通常肛門にたどりつくまでに大腸内で吸収されるべき水分が吸収されていないため軟便になり、それは決して下痢ではない。なのに一方的に下痢だと決め付けて「うつると困るからやりません」と言い切る。そして若い生徒さんもそれに倣え。先輩も私も「何言ってんの、この人?」と疑問符が点灯。ただでさえ忙しい中でそういう見当違いの"できません"宣言はイラッとする以外の何者でもない。しかし、やりたくないならそれはそれでいいよ、とここもスルー。
でもこの先はちょっとガマンしがたかった。
昨日も体内酸素量が下がっていた患者さん。学生さんたちがヴァイタルサインのチェックをしてくれた。この患者さんは肺炎も患っているのでもともと辛そうに呼吸をしている。昨日の経験から少々酸素量が足りなくても、この患者さんには問題ないということがわかっていた。学生さんたちがチェックをした際にもいわゆる"通常範囲内"をほんの少し超えた数値が出て、報告を受けたけど「それで問題ないから大丈夫」と言って全部記録しておいてくれるようにだけ頼んだ。それで終わるはずだったのに、学生さんたちはご丁寧に監督に報告。そして監督がやってきて私にヴァイタルサインの異常数値について尋ねてきた。結果、再度同じ説明をするはめに。この時点で十分うっとうしかった。
ところが話はここで終わらない。どうやら私の言っていることが信用できないらしく、監督、学生さんが揃ってこの件に関して今日のリーダーのところへ行き報告。休憩から戻ってくると、みんなが寄ってたかって私の患者さんの周りに集まり、看護記録を読みながら難しそうな顔をしている。そしてリーダーからも似たような質問をされ、再々度同じことを説明。

もうやってられるか。

監督と学生が納得してリーダーから離れたときに、どういう展開でリーダーが巻き込まれたのかを聞いてみたら、やはり体内酸素のレベルが低いことを問題視し、報告を受けたとのこと。そしてリーダーから彼女たちに伝えたことも、私が伝えたこととほぼ同じ内容。いい加減腹が立ってきて、リーダーに今日あったことを報告。忙しい中でこういうことをされると迷惑だと伝えた。ペアを組んでいた先輩看護師も多かれ少なかれ似たような目にあっており、リーダーに「もう二度と来てもらわないでくれ!」と抗議したらしい。うちの病院と看護学校の政治的な問題があるのでどこまで反映されるかはわからないけれど。

私の経験数もたかだか1年ちょっとなのでえらそうなことは言えない。だけど、学生さんよりは現場の数を踏んでいるし、自分の患者さんのことも把握している。そんな中で"私はわかってるで"風を吹かし、正義感を振りかざしてひとつの問題を声高に取り上げられると、正直「何言うとんじゃ、こいつ?」という感じ。先輩も、資格ある看護師が「もういい」って言っていることを、アシスタントのしかも学生がなぜあそこまでこだわるんや!?と吐き出すように怒っていた。また監督も監督。ちょっと看護記録を読んだらわかることなのに、わざわざリーダーにまで話を持っていくこと自体意味不明。
今日は特にヘヴィーな患者さんを抱えていたので、学生さんたちに話をする時間が少なかったことがこういう状況を招いたということもわかっている。それに一生懸命学ぼうとする学生さんがいることも知っている。だけど、今日の学生さんたちと働くのはもうごめんこうむりたい。

あぁ、今日は長々とした愚痴ブログになってしまった。でも本当にこのおかげで疲れたの。睡眠不足も手伝ってさ。
明日はお休み。今回は一日だけ。Dを置いて外出予定。憂さ晴らしも兼ねて楽しんでこよっと。
寝室にはすでにウシガエルが生息中。寝てすっきりできるといいな。
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