華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

混乱は続くよどこまでも

2013年11月23日 23時07分24秒 | Weblog
今日は午前シフト。午後~午前シフトの流れはやっぱりしんどい。私などは勤務地から10分のところに住んでるからまだいいけど、片道1時間近くかけて通勤している人なんかはもっとしんどいやろうなぁ。はっ!? もしかして近所に住んでるからこんなシフトを与えられるのかしら? うーむ…。

今日担当したのは5名の患者さん。うち3名が混乱、もしくは認知症。でもフルケアの患者さんからははずれたので、それを思うとだいぶ楽。
朝の仕事は投薬、ベッド、シャワー。投薬を終わらせた後、手助けのいる患者さんをシャワーしようとしたらお湯が出ない。実はこのところ嵐が続いているわが田舎町。今朝も大雨&雷。どうやらそれで何かがイカれたらしい。お湯が出ないということで、石鹸を含んだ使い捨てのボディータオルで身体を拭くのみ。これでだいぶ手間が省けた。この調子で3人の清拭が速攻で終了(あとの2人は自分で身の回りができる人たち)。なのでフルケアの患者さんを3名担当する同僚のヘルプに入り、清拭のほか、鎮静剤の投与等を手伝った。ホットシャワーシステムが壊れた後、雷がうちのエリアの発電所に落ちたとのことで停電も起きていた。うちは病院なのですぐに非常用の電源が働くけど、それは最低限必要なところにのみなので、たとえばベッドのリクライニングとか、トイレの電気等はやってきておらず、肉体的負担が大きい作業となった。人間ってもう電気なしでは生きられないのかしらん。
さて。
認知症の症状は夕方から悪くなることが多い。それには日照時間と関係すると言われている。日光がセロトニンだかドーパミンだかの抽出を活性化させるためお昼間は落ち着いているのだけど、夕方になって日光による刺激がなくなると、脳機能が低下し、混乱、徘徊、攻撃的な態度等を引き起こすのだとか。昨日は午後シフトだったため患者さんの認知症の症状が出ていた。しかし午前シフトの今日、嵐でも一応太陽光がある日中は患者さんの症状はマシ。混乱は相変わらずでも徘徊癖は鳴りを潜めていた。おかげで比較的順調なシフトだった。

今日も思ったけど、私は認知症患者さんのお世話が苦ではない。無論楽ではないし、大変なんだけど、なんと言ったらいいのか、"自分を失いつつある人"の尊厳を守った、きちんとしたケアをしてあげたいと思う(認知症患者に対する虐待はしばしば問題になっている)。もっと経験を積んだらほかに興味深いエリアを見つけるのかもしれない。でも将来専門看護師の資格を考えるとき、認知症・老人看護を視野に入れてもいいなぁと今は思ったりしている。
まぁ、移り気な私のことなので、どうなるかわからんけどさ。そもそも自分が看護師にむいているのかどうかもわからんし。

これで3連勤終了。あ~疲れた。Dが今夜もピザを作る!と鼻息を荒くしていたので、スーパーに買出しへ。しかしスーパーにいる最中から眠気に襲われて、帰ってから爆睡。2時間ぐらい寝ていた。このごろ本当に眠気に勝てなくなったわぁ。起きてからDピザとワイン。日付が変わった今、また眠れそう。
どんなに片付けても連日勤務の後は部屋が散らかる(というかDが散らかす)。今も部屋中がゴチャッとしているけど、もう掃除は明日にして寝てしまおう。明日は日が射すといいなぁ。
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