華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

3つめの朝

2016年01月10日 20時16分05秒 | Weblog
今日も午前シフト。4つ続く午前の3つ目。早く寝るようにしているせいか、辛いのは間違いないけど、気分がどんよりしてしまうほどではない。もしかしてヨガが効いてんのかな? 寝つき、いいもんね。質のいい睡眠が取れてるのかも。

さて。
今日も昨日とまったく同じ患者さん5名を担当。一昨晩大パーティーを開いたおじいさんは、昨夜寝る前に投与された鎮静剤がよく効いて、一晩中よく眠っていたそうだ。ということは今朝は動きまわるのかな~とドキドキ。
しかし。
昨日の私のシフトの間はほとんど寝ていたので、起きているときの様子がそんなにわからなかったのだけど、今日、よくよく話してみるとそんなにひどい感じではない。たしかに認知症ではあるけど、おじいさんの話す内容はかなりしっかりしていた。うまーく誘導してシャワーを浴びせ、きれいなパジャマを着せて、歯磨きもしてもらった(ひげはそらせてくれなかったけど)。「イスに座っててねー」と言ったら「ん」と私がベッドリネンを交換しているのを観察。その後、私が日本人で神戸が地元(厳密には違うけど)と伝えたら、「昔そこに住んでたんだよ!」と昔話をたくさんしてくれた。
なにせ終始上機嫌。ご飯もしっかり食べてくれ、午後から昼寝をするまではちょこんとイスに座っておとなしくしていてくれた。

もう一人の認知症の患者さんは、まだ60代前半と若い。昨日はシャワールームを水浸しにしてくれたりしたけど、今日は問題なし。最初は「いやっ」と言い張っていたシャワーも、忘れた頃に「浴びよっか?」と繰り返し言い続けたら、そのうち「うん」といって浴びていた。時々「することがない!」と不満をこぼしていたけど、「日曜日だから」と適当なことを言ったら納得してくれた。助かった。

こんな感じで2人とも何の問題もなし。“必要であれば”と前置きされた数種類の鎮静剤がドクターから処方されているのだけど、どれも使わずに終了。もしかしして私は認知症の患者さんを看るのがうまいんだろうか?とうぬぼれてしまうほど。様子を確かめるために電話してきた担当医(当直医とは別)にこの状況を報告すると、「いいねぇ。これからボクの認知症の患者さんは全部君に任せるよ」と言ってもらったしさ。

ちなみに昨日も書いた「おっぱい持ち上げてー」のおばあさんとは今日もシャワールームで同じ会話を繰り返した(持ち上げたおっぱいが肩にかかるって想像できるかい?)。

お昼を過ぎるまでは通常業務(投薬、ヴァイタル、ベッドメイク、シャワー)で立ち止まることはなかったけど、お昼からはゆっくりと看護記録を読む時間もあった。日曜日らしいいいシフトやったわ。

帰宅後はさっさと荷造りをしてDとジムへ。たどり着いたら閉まってる。日曜日は休みなんだってさ。そんなことは露とも思わず来てしまった。明日出直すことにして帰宅。早い夕食をとって、今に至る。
ただいままたフェデラーの試合を観戦中。決勝戦。第一セットを落としてしまった。むー。優勝するといいなぁ。
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