先のブログにあげたように、昨日は音楽オーディション番組「
The Voice」の予選を見に行ってきた。年に一度、半年ぐらいかけて行われる音楽番組で、こちらでは人気のあるショーのひとつ。私も熱心に見ている。本選はもちろん、予選を見に行くのも大変なんだけど、今回はD友達がTV局で働いている関係でチケットをとってもらうことができた。
予選は4日間かけて行われていて、私たちが行ったのは最後の最後。すでに予選通過枠のほとんどが埋まっており、開いていたのは3枠のみ(挑戦者は後になればなるほど不利)。それが誰になるかを見届けてきた。私たちが見た3人が将来のスターになるかもしれない。
審査員はリッキー・マーティン、ジョエル・マッデン(グッド・シャーロット)、カイリー・ミノーグとウィル・アイ・アム。小さな会場だったので彼らの姿は良く見えた。テレビではよくわからないけど、みんなあまり大きくないんやなぁというのが最初の印象。リッキーなんか背が高そうに思うのだけど、見てみるとなんか普通。それにもっとムキムキした感じなのかと思っていたら、扁平尻であまりズボンが似合ってなかった(ハイウェストやったし)。とかマイナスなことを先に書いちゃったけど、それでもかっこいいものはかっこいい。D友達の手前おとなしくしたけど、もしも一人で行ってたら「リッキー!!!」と黄色い歓声を送っていたことやろう。
あとの審査員ではウィル・アイ・アムが面白かった。というか変な人だった。マイペースというか、人の話を聞いていないというか。プロデューサーと思われる人が「目線を願いします」とか言ってるのに、持ち込んだアイパッドに夢中で軽くスルー。審査員4人の撮影でも動かないように、または表情を求められているにも関わらずとても自由に振舞う。プロデューサーはもちろん、ほかの審査員も若干「ちゃんとやれや」的な雰囲気をかもし出していたぐらい。ひとりの歌唱が終わると次の挑戦者登場まで時間があるので、その間に客席に言って観客としゃべったりもしていた(面白いもので、お客さんもその際にキャーキャー言うわけじゃなく、いたって普通に会話をしていた)。そのせいで進行が遅れてもおかまいなし。審査が終わった後のコメントもなんか一風変わってるし。たまに意味不明なコメントをしていたので、編集すんの困るやろうなぁと妙な心配までするほど。とにかく「変わってんな~」と思って彼の行動を眺めていた。でもちょっとファンになった。
というわけで去年こちらでよく流れていた彼のプロモを添付。
(ブリちゃん、完全復活、よかったね!)。
会場入りは6時半ごろだったけど、実際始まったのは8時ごろ。挑戦者は計6~7名。合い間にコメント取りやさまざまな撮影を挟んだので、結局終わったのは12時前。面白かったけど、座り心地の悪いイスにずっと座っていたのでとても疲れた。
遅くなることを予想して、電車がなくなるかもしれないから、と昨日は車でシドニー入り。終わってから、D友達とおしゃべりと、疲れと眠気を取るためにマクドでコーヒーを飲み、それから約90分の道のりを運転。ただでさえ運転は好きじゃないのに、金曜日の夜のおバカさんが多くて、特に酔っ払いが多いシドニー中心地を抜ける間は緊張。そして真っ暗な高速道路を運転して家に着いたのは2時半ごろだった。歯を磨いて化粧を落とし、先のブログをチャチャッと打ったらもう限界。倒れるように寝た。
朝はゆっくり眠ろうと思っていたのに、なぜか目はいつもどおりに8時に開いた。しかし体はグッタリしたまま。今日は本当は午前シフトだったけど、同僚に頼んで変わってもらっていた。最初は気合いで乗り切るつもりやったけど、今は変わってもらって本当に良かったと思っている。
とまぁ、疲れはしたけどとても貴重な経験やった。テレビの裏側を観たのは初めてじゃないけど、オーストラリアのものは初めてだったので興味深かった。得てして段取りが悪いオーストラリアやけど、さすがにテレビはしっかりしてんなーという印象。放映ではどんな風になって流れるのか楽しみ。