華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

瀕死の子豚

2016年04月20日 20時08分36秒 | Weblog
昨夜も夜勤へ。意気揚々(でもないけど)でMed8へ向かったら。

閉まってるし

なぜだー(号泣)と肩を落としたところで始業時間は近づいている。看護事務所に連絡すると「Med6へ行って~」。

認知症病棟やん

誤解のないように言っておくけど、認知症の患者さんのお世話をすることがいやなわけではない。ただやはり認知症患者さんのお世話は楽ではない上に夜間。忙しくなることは火を見るよりも明らか。その忙しさを考えて泣きたくなっただけ。

重い足取りで病棟へ。そしたら予想通り午後スタッフがバタバタしていた。
申し渡しで6名の患者さんを与えられる。そして可能性として2名の新規入院があると告げられる。

うへぇ。

新規入院はまだあまり数をこなしたことがない。そして記入する用紙は同じなのに、病棟によって書き込むことが違うこともある。
患者さんの様子を確認して、ケアプランのアップデートを始めようとしたら「新規入院よ~」。

うそーん。

というわけでそちらにかかりきり。初期処理を済ませてナースステーションに戻って書類を整理しようとしたら「新規入院よ~」。

マジですか!?

この2件の間の時間は1時間もない。

初期処理再び。

もちろんこの間に見回りもやっているし、患者さんをお手洗いに連れて行ったりしている。徘徊癖のある人がいなかったことが幸い。目立って大変だったのは、夕方に新規入院で来たおばあさんはかなり興奮していて「イギリスで大事な会議があるの」と何度もベッドを出ようとしたことぐらい。寝てしまったら後は楽だったけど。

とにかく忙しかった。気が付いたら朝の5時って…みたいな。5時になると一斉にヴァイタルサインのチェックを開始。必然的に患者さんを起こすので「トイレ~」と言われることも多々。8名のチェックが終わったのが6時半。そして必要に応じて看護記録を書き足して7時。もうクタクタでした。

帰路。Dにはあらかじめ今日は駅まで送れないと思うとメッセージしてあった。最寄のバス停で座っているDを発見。拾い上げて駅まで送っていき帰宅。もう頭モーロー。夜勤のせいか忙しかった夜のせいかは知らない。軽くご飯を食べて速攻でベッドへ。しっかり眠りたかったので薬も飲んだ。これで即寝。目をつぶってから記憶なし。

起きたら4時に近かった。よく寝たなー。8時間近く。それでも全然疲れは取れてなかったけど。これは薬のせいかもしれんけどさ。もう一日働かんとあかんのかと思うとマジで気が滅入る感じ。明日婦長に会う機会があれば、夜勤はやるけど4つ連続はやめてくれと訴えるつもり。

先ほどDを迎えに行って、夕食を済ませたところ。今夜は超手抜きでホットドッグ。ソーセージとたまねぎを焼いただけ。ちょっと心苦しかったので野菜ジュースをつけた。明日はお休みやし、Dも在宅勤務らしいので、ちょっとマシな食事をしよう。

さてまもなく出勤時間。どうかどうかMed8が開いていますように。あまり期待できないけどさ。
コメント

いろいろつらい

2016年04月19日 18時58分56秒 | Weblog
昨夜も無事にMed8オープン。同僚によると「寒くなってきたし、これからは開いてると思うよ」とのこと。うれすぃー。たった3回シフトをこなしただけやけど、自分の病棟やと思うとここが一番落ち着ける。

昨夜は男性看護師と一緒にシフト。とっても無口な人で、話しかけてもすぐに会話が終了する。それが仕事の話でも。だけど作業をしているときは細かく説明してくる。しかも私の作業をあとでチェックしたりしてるし。

私は病棟では新人で、確かに学ぶべきこともまだまだありますが、基本のことはできるんです

正直ちょっとイラっとした(苦笑)。悪い人じゃない。多分無口なだけ。もっとお互いを知ればもう少し楽しく働けるやろう。

昨夜はおとといとは打って変わって、終始静かなシフトだった。全員症状は落ち着いていており、よく寝てくれた。トイレも自分で行ける人たちなので、手助けする必要はほとんどなし。
なので看護記録を読んだり、検査の結果をチェックしたり。それでもやることがなくなって、途中は眠くて仕方なかったわ。一応本を持って行ってたけど、読書をするほど脳みそに元気(!?)はないし。なんだかんだとできることを探しながら10時間を乗り切った。はぁ、しんど。

家に着く100メートル手前で仕事へ向かうDと遭遇。そのまま車に乗せて駅まで連れて行った。そして帰宅して昨日と同様睡眠導入薬を服用して爆睡。秒殺。だけど今日は6時間ほどしか眠れなかった。寝なおすことを試みたけどできなかった。うへぇ。
仕方ないので起き出して、家のことを少々。買い物へも出た。今夜の夕食は昨日仕込んだハンバーグを使って、D大好きハンバーガー。もう材料は準備した。Dが帰ってきたら焼くだけ。

そろそろDを迎えに行く時間。先ほどメールで「お酒飲みたい」と来た。うーん、どうしようかなぁ。だって私は飲めないもの。

道中で考えようっと。
コメント (2)

夜勤デビュー

2016年04月18日 19時10分38秒 | Weblog
夜勤初日。
「今日もMed8は閉まってるんやろうなぁ~」「憂うつやなぁ~」
と思いながら病棟へと続く廊下を曲がると、扉から光が!?

翼よ、あれが巴里の灯だ

いや~、嬉しかった~。
病棟に入るとスタッフが2名。どうやら日曜日の午後に開いたらしい。現在学校が中休みに入っている影響もあるのか、救急には人がいっぱいらしい。いいぞ、この調子でこの先3日間も頼む!
同僚とも話していて、夜勤に知らない病棟へ行くのは憂うつなものだということで意見が一致した。知らない病棟、知らないスタッフ、そして患者さんのことも日中ほどはよく知ることができない。そんな中で他のスタッフと同様の仕事はなんともやりにくいもの。昨夜が私の初夜勤だと知っていたスタッフは「良かったね~」と喜んでくれた。

申し渡しを受けてシフト開始。お昼間の憂うつはどこへやら。俄然やる気が出てきた。
一緒にシフトに入った人は、カジュアルスタッフ。この人はうちの病院で10年ぐらいいるので、働き方がわかっている上、Med8でもいくつかシフトをこなしたことがあるため余裕綽々の様子だった。
夜勤始めての私はいろいろと教えを請いながらボチボチと作業。慣れない上に、真夜中に一件入院がやってきたりして、休憩に入る3時半まではずっと忙しかった。
公立病院では許されないと思っていたけど、休憩は1時間ももらえて、しかも仮眠をとってもいいとのこと。幸い我が病棟のすぐ隣に退院していく患者さんの待合室があり、ベッドもそこにあるので横になることができた。少し眠れてスッキリ。
起きてからもそこそこやることがあって、いい具合に忙しい夜勤。気が付いたら午前スタッフへの申し渡しまであと30分という理想的なシフトだった。

家に着いたらちょうどDが仕事へ向かうところだった。ついでなので駅まで送っていき、彼を見送って再び帰宅。もうこの頃にはだいぶ眠気に襲われていた。
軽く朝食をとって、今日は睡眠導入剤を飲んでまっすぐベッドへ。多分横になってすぐに眠りに落ちていた。携帯電話は音もバイブもしないようにしていたのに、なぜか一度ユニフォームの件で業者から電話がかかっているのに応答しており、我ながら何を聞かれているのか言われているのかわからないまましゃべって、相手にイラッとされて電話を切られた。あとで目覚めたときに「夢やったんかな?」と思ってみたら、やっぱり着信・応答している。なんで電話がかかっていることに気が付いたんやろう? すごい謎。ちなみにあとで電話をかけなおして問題解決。
この電話の後もすぐに寝てしまい、目が覚めたのは3時半だった。夜勤明けで7時間も眠れたらこれはすごい。

しばらくぼんやりしてからお買い物へ。今夜のメニューはミートスパゲティー。材料がほぼ同じなのでハンバーグも仕込んでおいた。明日の夕食はこれやな。
先ほど一人で夕食を終えて、まったりしているところ。でもまもなく駅までDを迎えに行く。それから戻ったらすぐに出勤。今夜もMed8が開いてるといいなぁ。

ヨシ、食器片付けよっと。
コメント

やっぱり憂うつ

2016年04月17日 19時02分48秒 | Weblog
今日から夜勤。ただいま出勤前。

このところ午前シフトをたくさんこなしているので、早く目が開く。今日も7時前後には目覚めていた。少しゴロゴロしていたけど、Dも起きていたので朝食を兼ねてまたまたカフェ開拓へ。

今日は我が田舎町の隣にあるエタロングビーチ(Ettalong Beach)へ。わが町のビーチから浜辺続きなんだけど、こちらの方がもう少し観光地化している。宿泊施設やレストラン・カフェも多数。以前、患者さんのひとりから教えてもらったあるカフェへ入った。
入る前に口コミブログで情報収集。おおむね好評やったけど、中には「サービスが遅い」「コーヒーがミルクの味しかしない」という意見が複数名からチラホラ。それらをふまえてコーヒーと朝食を注文。

カフェラテ。

めっちゃミルキー。別に濃厚なわけでもない。コーヒーの味がしないというコメントに納得。

ブラシェッタ。

よくメニューを読まずに注文した私が悪いねんけど、バルサミック酢が苦手な私には向かない一品。

というわけでちょいとばかり残念な結果。でもDは食事を楽しんだ様子だった。
このときちょうど8時半ごろ。私たちがお店に入ったときはまだチラホラとしかお客はいなかったけど、出る頃にはドッサリやってきた。このあと散歩に出てまたお店の前を通ったときは結構な賑わい。人気はあるのねぇ。でも私は戻らないかな。ちなみにサービスは良かった。

散歩の際に室内用の多肉植物を衝動買い。コーヒーカップに入っててかわいかったのねん。ずっとトイレに何かを飾りたいな~と思っていて、お店のディスプレイに飾ってあったこれを即買い。多肉植物って実はあまり好きではないんだけど、帰宅して早速飾ったところ、つまらないトイレが一気にイキイキした感じになった。家に緑があるっていいわぁ。写真を撮って乗せようかと思ったけど、トイレやしなぁ…と思って撮らずじまい。

お昼からはDが個人の仕事で出かけてしまったので、私は家でゆっくりまったり。夜勤があると思うと、特に何かしたいという気にもなれず、それよりは身体を休めておこうみたいな感じ。今思うと、ブワーッと遊びに出てすっきりした頭で今夜を乗り切った方が良かったのかも。でももう遅い。雨も降ってたしねぇ。
何もしないでジーっとしてたけど、夕方から一応仮眠を試みた。あのナイツの漫才を聞きながら。途中で少しウトウトしてしまったけど、一応最後の部分も聞いたのでこれでもう挑戦しないことにする。
2時間ほど粘ったけど、結局寝たのはこの瞬間だけだった。疲れていないからということもあるけど、やっぱり夜勤でナーバスになっている。4つ。しかもどこに行くかわからん。これは結構なプレッシャー。元々カジュアルで採用されたのなら覚悟もできるけど、自分の病棟が閉まってるからってこんなにも頻繁によその病棟に送り出されることに納得がいかないので、余計に憂うつな気分になっている。そもそもこんなに閉まるって知らなかったしさ。
そういう理由もあって、いずれは他の病棟に移ることも考えてる。でも事情があるので、実行は来年かな。

家を出るまであと30分。コーヒーでも飲むとすっかな。
コメント

今日もさすらい

2016年04月16日 20時28分27秒 | Weblog
今日も午前シフト。
案の定、たどり着いたMed8は真っ暗。事務所に電話をすると「Med6よ~」。

というわけでやってきたのは認知症病棟。
別の病棟にくると部外者扱い。なので傾向としては面倒くさい患者さんを割り当てられる可能性高し。そして今日もご多分にもれず。

結果的には忙しかった。ペアで働いたのだけど、そのペアの人が申し訳ないけど親切ではなかった。いやな人だったということではなく、なんというか、私が病棟の勝手がわかっていないことを理解していない感じ。何を聞いても「何で知らないの?」的な回答。いやいや、初めて来る病棟でわかってるわけないやん。だけどそれを言ったところであまり伝わらなかった。
投薬の仕方は病棟によって若干違う。薬の部屋に患者さん別のコンテナを置き、そこで薬の準備をしてから患者さんの元へいく場合と、患者さんの部屋にある鍵付のロッカーに入れておく場合がある。
さらに薬の部屋の設置も違う。経口薬、点滴薬をはじめ、備品関係の置き場を知らないため、まずはそれを探すのに時間がかかる。ペアで働いた人はそういう質問にとても面倒くさそうに答える上、“じゃましないで”オーラを出していたので、最終的に質問をあきらめ、わからないときは他の看護師さんを頼ることにした。
なので一緒に8名を担当していたけど知らず知らずの間に別行動に。私は個室に入る4名の患者さんを看ていた。
決していやな人ではなかったんだけど、先にも書いたように、自分の知っていることを他人も知っているわけではないということがわかっていない。こういう人にはぜひ他の病棟に行って、カジュアルスタッフがどんな気持ちで作業をしているか学んでほしい。

もとい。
認知症病棟とあるけど、私の患者さんたちの症状は重くない。それよりは別件で入院しているような感じ。ただ、全員が感染症にかかっているので部屋を動くたびに使い捨ての手袋やエプロンをする必要があり、地味に手間取る。一人の人は完全にフルケアで、ベッドから出ることはない。なのに排泄が2回
休憩にはしっかり行ったけど、ずっと忙しかった。でも前も別の病棟に行ったときに思ったけど、適度に忙しい方が個人的にはいい。時間が早く経つからさ。
そんなわけで気が付いたら申し渡しの時間。無事にシフトを終えた。Med7やMed8は本当にゆっくりと時間が流れる病棟やねんなぁと再確認。

ちなみに午後スタッフにわがMed8から2名のスタッフが入っていた。どうやら今日も閉まったらしい。明日から夜勤が4つ。知らない病棟で夜勤ってきついなぁ~。

ところで。
この病棟で初めて日本人看護師に出会った。名古屋から来たという男性看護師。私を見るなり「うぉっ!? 日本人! 初めて見た!!」。

わたしゃ、動物園の珍獣か?

どうやら数年この病院に勤めているようやけど、日本人スタッフには手術室にいる麻酔看護師しか知らないらしい。私もその人の存在を聞いたことはあるけど、会ったことはない。他のスタッフに聞いても、日本人は珍しいらしい。
それはいい。日本語で軽く会話を交わした。今の病棟にたどり着くまでいろんな経験を積んでおり、それが自慢でもあるような感じ。よろしいことで。

帰宅。
昨夜、ブログを書き終えた後、Dはやっぱり酔っ払っており、だいぶ険悪な雰囲気になっていた。もっと腹の立つことに、彼は翌日になるとそれを全然覚えていない。ほんまに私のストレスは溜まるばかり。Dが「お酒を飲みたい」と言ったとたんに拒否反応が出るのも仕方ないよね。
今日は私が朝に再度モップがけをお願いしていったことは覚えていた。しかし。

「掃除機はかけたよ。でもモップがけはまだなんだ」。

…掃除機は頼んでいません。昨日かけたもの。

脱力するわ。でも「明日やる」と言っているし、掃除機をかけてくれたことは事実なので何も言わずにおいた。

Dはシェフモードでもなく、今夜は冷蔵庫に眠っているもので適当に。その後は動画三昧。なぜかここ数日、大食いものにはまっていて、よく食べる人たちの動画を見ている。自分でもなぜだかよくわかんない。

明日はちょっとゆっくりできる。だけど夜勤4つやなんてもう考えるだけで憂うつ。どんな感じかな。体があまりにもきついようなら、夜勤はやるけど2つまでにしてくれ、とか希望を出してみようと思っている。
コメント

新鮮な出来事

2016年04月15日 21時16分34秒 | Weblog
今日からお仕事。休みの日も早く起きていたけど、5時過ぎ起きはやっぱりキツイ。それにしても朝夕冷え込むようになってきたなー。今日はこの秋初めてカーディガンを羽織って出勤。

案の定、というかMed8は今日も真っ暗。「やれやれ」という思いで事務所に連絡すると「Med7ね~」。なんでいつもここに送られるんやろう?? ええねんけどさ。

今日も大きなドラマもなく、一日が無事に済んだ。
ひとつ書くとしたら、腹痛で入院してきたおじさん。40代後半だけど、見た目は60代ぐらい。一人暮らしで生活保護を受けている模様。
病院にいるので、当たり前のごとくドクターや看護師が入れ替わり立ち代わりやってきては容態をたずね、処置を施し、投薬をする。病院なんてそんなもの。だけどこのおじさん「5分とおかずに誰かが来ては話しかけてくるから全然落ち着けない」と文句を言う。

何言ってのよ。ここは病院。それが当たり前でしょ。放っておかれるほうが問題やん。

と正論で返したら、ゴニョゴニョと口を濁す。
でも気持ちはわかる。早く帰りたいんだろう。そしてドクターの回診の後、退院許可が出た。そしたら今度は「腹痛の原因もわからないのに退院なんて…」。

なんじゃ、そりゃ。

検査の結果、お腹には問題がないらしい。強いて言えばひどい便秘? なので薬が処方されてあとは手続きを待つのみ。

ところが。
このおじさんは糖尿病を患っている。食事のたびに血糖値を調べるのだけど、お昼頃から数字が異常に上がっている。「何か食べた?」と聞いたところで普通に昼食を取っただけ。コーヒーは飲むけど砂糖なし、という。とにかく数字が高いのでドクターに連絡。やり取りの後、インスリンを投与して様子を見ることに。
このままだと退院させられないのかなぁ?と考えていたら、そのおじさんがインスタントコーヒーを淹れているところに出くわした。とっさに隠してたけど私は見た。手の中には予備に置いてあるジャムやマーマレード。

自分で血糖値をあげ取ったんかい!?

この人はインスリン駐車を必要とする糖尿病。糖尿に関する知識はあるはずだし、お医者様からも甘いものは控えるようにと言われているはず。それを逆手にとり、血糖値をあげていた模様。どうやら本音のところでは入院生活を続けたいらしい。

おじさんが家でどんな生活をしているのかは知らないけど、いわゆる平均的な暮らしはしていないのではないかと推測する。オーストラリアの公立病院は基本的に無料。病院にいさえすれば衣食住付き。そんなことも考えたら病院に残りたいという人がいてもおかしくないんやろうなぁ。
おじさんの退院手続きが完了する前にシフトが終わったので、その後どうなったのかはわからない。でも十中八九退院させられたと思う。ベッドを待っている人はたくさんいる。申し訳ないが衣食住目当てに人を留める理由はどこにもない。
何が言いたかったかというと、以前勤めていた私立病院ではありえない話(すべて有料なので)。公立病院あるあるやなぁ、と一連の出来事を眺めていた。

帰宅。
Dはまたシドニーへ行っていたので、私はゴソゴソと片付け・夕食の支度など。Dが家にいないときの方が甲斐甲斐しく動く私。なんでなんやろうなぁ?
歓迎会を兼ねた飲み会があるから遅くなる、と連絡があったので、私は昨日の夕食予定だった白身魚の甘酢あんかけを作って食べた。魚を解凍してあったので2名分。でもおそらくDは食べない味だな…と思っていたら、Dから「今から帰るよ」。冷凍庫を見たら豚肉があったので、それを解凍して焼き、タップリサラダも付けた。

私ってば意外と尽くす妻。

そのおかげでブログを書き始める時間が遅くなった。明日も午前シフトなのに、もう10時前。えらいこっちゃ。早く寝よう。
明日、Dはお休みなので、最低でもモップがけと夕食の準備をしてくれることを期待している。でも、今また酔っ払ってるから覚えてないような気がするなぁ。あ~ぁ。
コメント

おしゃべりに精を出す

2016年04月14日 21時08分53秒 | Weblog
今日もお休み。案の定、休みにしては早く目覚めたけど、明日と明後日はまた午前シフトなので、慣れたままにしておくためにそのまま起きた。仕事でシドニーへ行くDを駅まで送り届ける必要もあったしさ。

8時前には家で一人ぼっち。まずは朝ごはんを食べてから掃除や片づけを開始。先日Dがまーるく掃除機をかけてくれていたので、今日は隅々まできちんとかけた。水周りも拭いたし、フロアマットも洗ったし、スッキリサッパリ。
一息ついてから、前婦長とお茶を飲むために外出。

前婦長はカジュアル(病院が必要とするときに呼び出される。多くのカジュアルスタッフが控えているので、必ずしも要請に応えなくてはいけないということはない)で働いている。先日も偶然スタッフ用のカフェテリアで出会った。今日は新職場の新人同士として近況報告。
前婦長は経験豊富で、年齢も少し上なんだけど、とても気さく。どの病棟へ行ったか、どんな患者さんを看たかなどの話で盛り上がった。午後から仕事だそうで長くは話せなかったけど、似た過程にいる人と情報交換をできるのはありがたい。

私はそのまま買い物へ。Dが散らかすコードや細々とした機器がリビングルームの景観(!?)を損ねていたので、それらが全部放り込める収納ケースを購入。そのあとはスーパーで食材の買い物。安く帰るように、と結果的に3件のスーパーをまわった。「しゅげー、主婦みたーい」と自分に感激。

帰宅してからは作り起き用のカレーを仕込んだ。さらに夕方には先輩宅に遊びに行くことになっていたので、チーズ好きの先輩に、チーズを使った簡単なおつまみも。
そして先輩宅へ。

前の職場で一緒に働ていた先輩。先週も会ったところだけど、おこがましくも気が合うというか、話していてとても楽しい。今日もお互いの近況についておしゃべりに花を咲かせた。先輩がわざわざ焼いてくれたオレンジケーキが激ウマやったわぁ。
Dが帰ってくる前に家に帰って夕食を仕込むつもりがついつい話し込んで、Dの帰るコールがあってやっと腰を上げた。楽しい時間はあっという間に過ぎるわ。

先輩宅からの帰り道にある最寄り駅でDを拾って帰宅。私は全然お腹が空いておらず、Dはお腹が空いたというので、まだ味はしゅんでないけどカレーを振舞った。今夜の予定は白身魚の甘酢あんかけの予定やってんけどなぁ。まぁいいや。

シドニーまで出向いたDはグッタリと疲れていた。だけど先日買ってもらったマックを手にホクホク。「(うちのボスは)いい人だ~」と小躍りしていた。
夕食を食べ終わって、私は久しぶりにアイロンタイム。ずっとやってなかったので、めちゃくちゃ溜まっていた。基本的にDの服なんだから自分でするよう教育せねばなぁ。

そんなことを言っていたらDがソファでいびきをかき始めた。わかるよ、気持ち。新しい職場で新しい仕事って疲れるもんね。というわけでDをベッドに追いやって、後片付けも私がやった。Dは明日もシドニーまで行く。しばらくはこんな調子なんやろうなぁ。

かく言う私も明日からまた仕事。午前シフト。ただいま9時半。もう寝なくては。
明日は一体どこへ行くんやろう?と思うとちょっと不安になる。毎日知らない人と知らない職場で働くって神経磨り減るよ。カジュアルの人たちってこれが毎日やねんからすごいよなぁ。

明日と明後日が午前シフト。日曜日からは怒涛の夜勤4つ。超憂うつ。でもまだ意見はできない入社4週目。やるしかない。ガンバロ。
コメント

やっとおケツをあげました

2016年04月13日 21時23分13秒 | Weblog
やっとお休み。寝倒すぞー!と思ったけど、案の定6時前後には目が開いた。すぐに起きず、ダラダラしてたけどさ。

起きてから洗濯2回転。7連勤中にも2度ほどまわしたけど、天日干しが出来ないので生地が厚めのものは今日まで溜めていた。どっさり洗って干して、スッキリ。しかし秋も徐々に深まってきているので、カラッと乾くことはなくなったなぁ。最後は乾燥機に放り込みたい…と思うような、ややしっとりとした仕上がり。

さて。
今日は予定があったので午前中から外出。その理由とは。

Dの運転免許取得。

結婚してからずっと「取って~」とお願いしていた運転免許。「わかってる~」とか言いつつ、根でも生えてるんか!?と思うぐらい重たいDの腰をやっと持ち上げた。苦節4年。長くかかったわ…。

オーストラリアの運転免許取得のシステムは日本とは違う。こちらでは最初に筆記試験。それに受かればすぐに仮免許が下りるというなんとも恐ろしい話(だって路上に出られるのよ?)。仮免許の間は常に運転免許保持者を同乗させておかなくてはならない。そして25歳以下だと最低100時間は仮免許で技術を磨き、それを達成したら実施試験を受け、パスしたら無事に免許取得、という流れ。ちなみに25歳以上の人は、自信があったら仮免と取った次の日にでも実施試験を受けることができる。

路上に出るまでたくさんの時間を教習所で練習させられる日本。でもその方が安心なような気がする。練習にはバック駐車は路肩駐車、S字カーブとかは含まれないしさ。オーストラリア人の運転技術がラフな理由に納得。

さて試験。
内容自体は練習問題を解いてさえいればそこまで難しくないはず。Dもいくつかの問題を解いてから臨んだ。しかし1回目は一問外して不合格。幸いすぐに2回目を受けることができたので、代金を払って即再挑戦。そして合格した。うれしー。これでDも運転免許取得への第一歩を踏み出した(試験はオンライン。会場のコンピュータに空きがあれさえすればいつでも何度でも受けることができる)。


真面目顔で試験を受けるD。

これからDにはたくさんの練習を積んでもらうことになる。同乗者は、Dの場合私でもいいんだけど、初心者に教えるプロの人がちゃんと存在するので、そちらに依頼するつもり。レッスン代は安くないのだけど、ヘタしたら命に関わることだし、私の英語はとっさの場合におぼつかないし、何より私もDも人にあれしろこれしろと言われるのが好きじゃなく、練習中にすぐに険悪な雰囲気になるのは目に見えているので、最初の数回は私という選択肢はない。慣れてきた頃に近所で運転するぐらいかな。乗れるようになってきたら車の購入も考えんとあかんのか…。

何はともあれ、ようございました。

ホッとしたあとは当然のようにコーヒータイム。試験があった街は私の勤める病院があるところ。残念ながら治安の悪いところとして名を馳せてはいるものの、一応我が地域ではもっとも大きい町になるのでさまざまな企業や公的機関も集まっているし、お昼間は普通にのほほんとした雰囲気。
今日は町の中心地に位置した公園内のレバノン料理を出すレストランへ行ってきた。相変わらずおいしいコーヒーショップの開拓を続けているので、ネットで口コミ情報は収集済み。

というわけでカフェラテ。

ほんのり苦め。だけど好みの味。

公園を目の前にしたオープンエリアでくつろぎながら仮免取得をお祝い。Dは牛肉のラップを食べていたのでひと口もらったけど、これもおいしかった。一度きちんとランチか夕食を食べにきたいお店。

それから一瞬だけショッピングセンターに顔を出し、バーゲン商品を物色。Dの洋服を購入して帰宅。
午後からDはほら穴で作業。私は久しぶりに昼寝など。昨日もおとといも最後まで聞けなかったナイツの漫才にこのときも挑戦したけど、どうやら目を閉じた瞬間すぐに寝ていた模様。何も覚えていない。一体いつ聞き終わるんやろうなぁ。ちなみにオチにたどり着く前に寝ているので、この漫才自体が面白いのかどうなのかも知らない。

きちんとお昼ご飯を食べたDは夕食はいらないという。一人だととっても適当になる私はインスタントラーメンで終了。あとは今日、実家から届いた荷物に入っていたあたりめをかじっていた。うまし。ちゃんとした食事をせねばーと思いつつ、とってもアカン感じ。

さて。
明日もお休み。Dはまた出社を求められたので明日は終日一人ぼっちの予定。朝は前婦長とコーヒー。夕方は前職場の先輩宅に遊びにいくことになっている。その間に家の掃除をせねばなー。でもちょっとはゆっくりしよっと。
コメント (2)

7つ、終わりました

2016年04月12日 19時58分09秒 | Weblog
7つめ。
不思議と身体は持ちこたえた。以前のように泥に沈んでいくような体の重さは感じなかったなぁ。

病院にたどり着き、我が病棟へ。予想してたけど真っ暗。やれやれ。今日もさすらいの看護師。事務所に電話をかけると「M7よー」。

またか~。

慣れない病棟に送られるのもしんどいけど、せっかくの機会なので違う病棟を見てみたい気もする。ワガママなことを言ってるかもしれんけど、自分の病棟が開いていない以上言いたい放題さ。
今日も入退院が多く何かと忙しかったけど、どうにかこうにか普通の日々。一緒にシフトに入った韓国人の同僚の仕事が早くて、ついていくのが大変やった。いっぱい助けてもらったけどね。
この韓国人スタッフは偶然にも隣町に住んでいるとのこと。旦那さんはオーストラリア人。年のころは50代半ば~後半? 今度夫婦でご飯でも行こうよという話になった。ありがたやー。実現させねば。

7連勤を終えて無事に帰宅。体が持ちこたえたのは緊張からなのか、それとも新しい職場が肉体的にらくだからなのかはわからない。でも午後をまわったあたりから緊張の糸が切れたようで、いきなり疲れ始めた。立ちくらみしたぐらい。何はともあれ、よく乗り切った。

帰ったらDがまたもやなにやら興奮していた。どうやら先日から仕事を一緒にしている会社が、いずれはDを正社員として迎えたいとしているそうで、彼のためにポーンとコンピュータを一台を購入したそうだ。なんだかよくわからんけど、いいグレードのマッキントッシュ。D大喜び。ありがたい話で。会社が軌道に乗ることを心から願っている。

2人して料理をする気分ではなかったので、冷蔵庫にあるもので適当に。私は先日作ったサムゲタンを解凍して食べた。適当に作ったけどなかなか美味。塩と韓国味噌で味付け。まだ凍らせてある分があるので、ボチボチ楽しもう。Dはハムサンドイッチで終了。

ただいま10時前。もう脳みそがトゥルットゥルなので、こんなに短いブログに2時間近くもかかっている。明日は休みでゆっくり眠れるけど、ここ一週間の午前シフトのせいですでにおねむモード。午前中からでかけるし、とっとと寝ようっと。
コメント

新たなチャレンジャー

2016年04月11日 20時11分46秒 | Weblog
6つめ。ふぅ。

たどり着いてみると我が病棟Med8は真っ暗。あ~ぁ。しかし今日はちゃんとシフトに入っており、「Med7に行って」といわれた。私は今のところ、自分の病棟で過ごした時間より、Med7で過ごした時間の方が圧倒的に長い。

さて。
今日は少し忙しかった。スタート時は10名の患者さん。シフトが始まってすぐに2名の入院。私はまだ新規入院の手続きに慣れてないので、それは先輩方にお任せして通常の投薬やらその他モロモロを開始。
新規入院での作業が落ち着いてきたら、今度はどっさり退院があった。その手続きもてんやわんや。
前の病院と違うのは、入退院があった場合、前の病院では看護師の仕事がたくさんあったのだけど、現病院では速攻でドクターたちがやってくる。それもどっさり。専門医、担当医、インターン、病状によっては他の分野の専門医、担当医、インターンも。ドクターたちはたいてい担当医とインターンがペアで動き、ここぞというときに専門医もやってくる。なにせいつも大人数。
これ以外にも理学療法士、栄養士、薬剤師、社会福祉士、エトセトラ・エトセトラ。狭い病棟に大勢の人が行ったり来たり。

そういうわけで今日はコンスタントに忙しかった。休憩はちゃんと入ったけど、一息つけたのは1時半ぐらい。いい感じやった。時間を持て余すほうがしんどいもんね。
まだまだ先輩や同僚に質問しまくりの日々やけど、徐々に慣れてきた。これで自分の病棟で働けたら言うことないねんけど。

ちなみに今日の午後もMed8は閉まったようで、午後シフトのスタッフがMed7へやってきた。今夜忙しくなったらMed8が開くやろうとのこと。明日の朝、病棟に灯りが見えるといいなぁ。

ところで。
今日Dは、派遣会社を通じて仕事をすることになった会社のボスに呼び出されていた。名目はミーティング。先週3日間ほど在宅で仕事をした後で“ミーティング”と言われたので、一体なんなんやろう?とちょっと心配していた。
お昼休みに電話したところ「ボク、仕事してるよー!」と興奮した声。ミーティングじゃなかったんや…と思いつつ、休憩が終わりかけだったので長く話さずに終了。
家に帰ってから改めて電話をしたところ、どうやらミーティングのはずが、ボスが「もう仕事を始めちゃおう!」となったらしい。
この会社は7月に正式に起業予定で、中心メンバーでその準備に当たっているところ。派遣会社を通じて一緒に仕事をするDは起業後に参加する予定だったんだけど、先方がすでにいくつかのクライアントを掴んでおり、メンバーだけでは何かしらの理由でクライアントの依頼に応えられないことから、先週Dにヘルプの要請が入った。そしてDが彼らの予想以上に早く仕事を片付けたことで、かなりの好印象を与えたらしい。ゆえに現段階から中心メンバーに入ってくれ、という話だったよう。
帰りが私より遅くなったので、最寄り駅までお迎えへ。改札から充実した表情のDが出てきた。初めて会った若い同僚たちはみんな感じがよく、かつ与えられた課題もDにとっては刺激的なものだったよう(ゲームを作成する会社に就職したのだけど、現在は医療関係のアプリ開発に取り組んでいるらしい)。
とにもかくにも新しい環境の第一印象は最高だったようで、隣でゴロゴロしている今もご機嫌にしている。
ちなみにこの会社はまだ事務所すら見つけていない状態。今日はボスの家で作業をしていた。正式な起業の日が来るまでボス宅に行くか在宅で仕事をするらしい。どうなるのかなぁ。なんにしてもDに仕事がたくさんはいってくるのはありがたい話。

さて。
そろそろもう寝る時間。明日が7つめ。それでやっとお休み。明日のシフトが終わるのが待ちきれないわ。
コメント