何時もなら二コマ(半日)か四コマ(一日)を使ってやる樹木学実習ですが、昨日は午前中にたった一コマの授業・・・90分だけでは何もできないので学校内の樹木を見て回りました。↓オカトラノオが見頃でした・・・
他の授業でもそうだけど、私の講義は直ぐに脱線してしまいます。樹木学が樹木そのものではなくなって、その場で見たものに関しての雑学になってしまいます。時には地質の話だったり、歴史の話だったり、万葉集の恋の詩だったり、そしてお得意は虫えい(虫こぶ)の話で、挙句は滑りまくるオヤジギャグ・・・
今回は昆虫や虫えい(虫こぶ)に出会うのが多くて・・・
ちょうど餌のムシを捕まえてお食事中のムシヒキアブ(多分トラフムシヒキ?)
正面からかなり近づいて撮ってもお食事中は逃げません・・・いつ見ても大きなサングラスを掛けたギャングを思い出しちゃう!
ナツツバキの葉裏に巣作りをしていたミカドトックリバチ・・・この角度は昔流行った「だっこちゃん」を思い出します(・・・と言っても今の人は分からない!)
しかし、ほんとにトックリだね。呑んべいには堪らないね! でも、中身は芋虫らしい・・・
・・・で、虫えい(虫こぶ)はエノキの葉に至る所で見られるエノキハトガリタマフシ(↓) この虫えい(虫こぶ)はエノキトガリタマバエによって作られこの時期に虫えい毎地上に落下して冬越しをするのですが、落ちた痕が残っているもののほかに、よ~く見ると虫えい(虫こぶ)が残っていて、その先端に穴が開いていて中が空っぽのものもありました。何かの天敵に食べられたのかな?
そして久しぶりに見たエゴノキメフクレフシ・・・これはタマバエの一種によって作られますが、もう少し詳しく見ようと部屋に持っていって、よ~く観察させてもらいました。
これについては後日別枠でアップしますね・・・
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