むかし、大学の卒論でクロツグミやアカモズなどを追いかけたり、観察小屋に一日籠もりきりで鳥の巣に出入りする様子を観察したりしていたことがあります。私の専攻は森林風致だったのですが、森林公園において野鳥をどう取り扱うかがテーマでした。
その後、就職してからも森林関係の仕事をしているので多少は役立っていますし、今でも野鳥には興味があります。
そこで通勤途上の里山で目に付いた樹上につくられた鳥の巣を紹介しておきます。
農地が続いている台地の中を小さな小川が流れ、川岸と道路の間の斜面には落葉広葉樹や背の高い草などが密生して夏場は見通しがきかない薮になっているのですが、冬になると葉が落ちて見通しがきいてきます。
(林縁部の木の枝上に造られ、素材は枯れ草や小枝、お椀型で大きさは15cmほどですのでホオジロの巣でしょうか?)
この小川と道路沿いの3~400mくらいの間に鳥の巣が幾つも造られていることに気がつきました。ちょっとした場所があれば生き物が棲んでいる・・・こんな自然環境が残っていることに感謝です。
(これも壊れかけているけど同じかな?)
鳥の巣は、作られている場所(森林の中か、市街地か、水辺か、草地か、河原か、そして木の上か、地上か、隙間か、草の中かなど)、さらに巣の材料(木の枝か、枯れ草か、苔か)、そして巣の大きさや巣の形(お椀型か、皿形か、ボール型か)などである程度の鳥の種類が判断できます。
(少し大きめの20cm以上のお椀型の巣で、小枝のほかビニール紐も使っています。モズかな?)
トリの記事はこれで終りです。皆さん、良いお年をお迎えください。
私はこれから子供達や孫達が集まってきて、2年参り、そして起きられれば部分月食の観測・・・そして日の出を・・・多分、飲みすぎでダメでしょうけどね。
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