そろそろ虫えい(虫こぶ)ネタも終りに近づいてきました・・・
先日の伊香保森林公園で行われた自然観察会で見かけた虫えい(虫こぶ)を紹介しておきます。ここまで私の虫えい(虫こぶ)コレクションも一気に20種以上が増え、100種を越えました。
ニシキウツギハコブフシ(ハバチ科)スイカズラ科
ニシキウツギの葉脈に沿って細長い楕円形状に作られた虫えい(虫こぶ)です。
えい形成生物はニシキウツギハコブハバチで表面は滑らかで淡い緑色から黄色を帯びます。
年一世代で、春に羽化して若葉に産卵し夏には成熟して脱出し、土の中で越冬するそうです。
クマヤナギハフクロフシ(トガリキジラミ科)クロウメモドキ科
クマヤナギの葉の側脈に沿って台形や球形、角状などいろいろな形に突起する虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はクマヤナギトガリキジラミで黄緑色、葉裏は深く陥没しています。
中には一匹の幼虫がいて一枚の葉に十数個のえいがつくられます。年一世代で、成虫で越冬、5月上旬に新芽に産卵、6月頃に成熟し6月下旬頃に羽化するそうです。
リョウブハタマフシ(タマバエ科)リョウブ科
リョウブの葉の両面にほぼ均等に膨れた虫えい(虫こぶ)です。
えい形成生物はタマバエの一種で両側とも球形で淡い緑色を帯びています。生活史は不明のようですが10月くらいまでは見られることもあります。
イヌシデハコブケフシ(フシダニ科)カバノキ科
イヌシデの葉表に小さなこぶ状に突起した虫えい(虫こぶ)です。葉裏は凹んでいて中央が多少盛り上がり、細毛が生えています。
色は淡緑色から褐色を帯び、えい形成生物はフシダニの一種で生活史等は不明です。今までイヌシデにこの種の虫えいは確認されていませんでした。この虫えいについては後で詳しく書いてみたいと思います。
ナラメリンゴフシ(タマバチ科)
ナラ(コナラ・ミズナラなど)の枝先の芽にできたリンゴのような虫えいです。(一枚目の写真)
ナラメリンゴタマバチが寄生してできたものです。
ツツジのモチ病
そして、菌えいのツツジのモチ病です。
今年は天候のせいか、ヤマツツジにもサラサドウダンにもミツバツツジにもモチ病が出来ていました。
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