以前はこの時期になると野山や川沿いを歩き回って採取していた渓流釣りの釣り餌の「ブトウの虫」ですが、最近は一日中歩き回っても1~2本しか採れなくなってしまい「養殖のブドウの虫」に頼ることがほとんどになってしまいました。
養殖のブドウの虫はハチミツガという蜜蜂の巣を食い荒らす養蜂の害虫でまるっきり別の虫なのですが、この虫でもけっこう釣れて渓流の餌やワカサギの寄せ餌として使われていますね・・・
天然のブドウの虫が獲れなくなった理由はヤマブドウやノブドウ、エビヅルなどが開発によって少なくなってしまったこと、釣り餌としては一級品のため捕獲圧が高くなって獲り尽くされてしまったことなどのようです・・・
なのに拙ブログでは虫えい(虫こぶ)として掲載してなかったのでアップしておきます(ホームページは既掲載)。
「ブドウの虫」と呼ばれているものには正確に言うと2種類あって、ハチに擬態するムラサキスカシバがノブドウやエビヅルに作った「ノブドウツルフクレフシ」と、ブドウスカシバがブドウやヤマブドウ、エビヅルに作った「ブドウツルフクレフシ」に入っている幼虫があります。
まぁ、簡単に言えばブドウやヤマブドウ・ノブドウ・エビヅルに入って虫えい(虫こぶ)をつくる蜂に似たガの幼虫が「ブドウの虫」なのですね・・・
(当ブログ掲載127種類目)
クズの茎が膨れているクズクキツトフシも良く間違えられるのですが、こちらはオジロアシナガゾウムシによって作られたもので中にいる幼虫は釣り餌にはなりそうもありませんね・・・
(当ブログ掲載128種類目)
蔓性の植物に作られる虫えい(虫こぶ)にはヤマノイモツルフクレフシもありますが、これはヤマノイモウロコタマバエによって作られるもので形状的にも間違えませんよね・・・
(当ブログ掲載129種類目)
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