あっという間に1月も終わり・・・でも「冬芽と葉痕」シリーズは続きます。今回と次回はイヌシデとアカシデ・・・
カバノキ科クマシデ属にはクマシデ、サワシバ、イヌシデ、アカシデなどがありますが区別はなかなか難しく、なるべくなら観察会などで説明をしたくない部類に入ります。特にイヌシデとアカシデは葉も果実も冬芽も似ていて・・・
イヌシデの樹皮は老木になると縦に白い線が入りますが、アカシデにも似たような個体が出ることもあり、枝は淡褐色でアカシデの方が赤みが強いでしょうか、一番の違いは果実にある苞の形でしょうか・・・
枝は淡緑褐色~赤褐色で皮目は丸く、白毛が密生することがあります。イヌシデの冬芽は卵形で先端がやや尖り芽鱗が12~14枚でアカシデよりも若干少なめ・・・
葉痕は小さな半円形で数個の維管束痕が見られます。
仮頂芽は雌花序と葉が入った混芽で、大きめで先端が丸い冬芽には雄花序が入っていて芽鱗数は多くなっています。
(冬芽と葉痕:144種類目)
1667話目です。何時もご支援ありがとうございます。の文字またはバナーをポチッと一押しお願います。
冬芽でわかる落葉樹 | |
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信濃毎日新聞社 |