雨に祟られて釣行記が書けません・・・てなわけで植物ネタです。
学生の課題研究の指導で倉淵の山林に入った時にツノハシバミの実が出来はじめていたのでパチリ・・・以前、ツノハシバミの花(↓)をアップしたことがありましたが、此の花からは想像できない形ですよね。
花が終わると花を包む苞は筒のようになって堅果を包み込み、先が細長く伸びて角のように見えるのでツノハシバミの名が付いたそうです。ハシバミ属の仲間のセイヨウハシバミはヘーゼルナッツ・・・そして日本のハシバミ属も堅い実を割って食べてみると美味しいのです。
ハシバミの名の由来はというと諸説あるようで「葉に皺のある木の実=葉皺実(はしわみ)」が転化したとか「榛(中国ではハシバミ属のこと)+柴(あまり大きくない雑木)の実=榛柴実(はりしばみ)」の転訛とか言われています。私は何方かと云えば後者説が好きですが・・・
ツノハシバミの果苞にはびっしりと刺毛が生えていて、不用意に素手で堅果を取り出そうとすると細かなトゲが刺さって暫くチクチクイライラしますのでご注意を・・・
そしてもう一か所の場所に移動して行くとスギ林の中にまっすぐに伸びた茶色い棒が2本立っていました・・・
近づいてよく見ると花の終わったオニノヤガラでした。オニノヤガラはナラタケ菌と共生する腐生植物でランの仲間です。真っ直ぐに伸びた花茎を鬼の矢柄に例えて名前が付いたのだとか・・・花の時期に見たかったな!
にほんブログ村ランキングに参加中です。どれでも、お好きなバナーをポチッと一押し・・・ご支援お願いします。(2325話目)
樹に咲く花―離弁花〈1〉 (山渓ハンディ図鑑) | |
クリエーター情報なし | |
山と溪谷社 |
↓こちらも参加しています。