昨日の続きです。イスノキの別名は「ヒョンノキ」と言うのですが、その「ひょん」とは「ひょんなことになった(妙なことになった)という「ひょん」なのだという説が強いようです。実だと思っていたら秋になって穴が開いて虫がたくさん出てきたので「ひょんな(妙な)木だなぁ?」と言うところでしょうか・・・
いずれにしろ、「イスノキ」と言う名前にしろ、「ヒョンノキ」と言う名前にしろ語源というか由来が定かでは無いようです。
イスノキの虫えい(虫こぶ)は沢山有ると書きましたが、特に小枝にできたイチジクの実のような形に見える大きなもの(イスノキエダナガタマフシやイスノキエダホソナガタマフシ)は笛にするそうで、その名前も「ひょんの笛」・・・
吹くと「ヒョー」と鳴るから「ひょんの木の笛」・・・、形が瓢箪のようだから「瓢の木の笛」とか・・・、「猿笛」とか・・・呼ばれています。
穴の空いた実を吹いてみたけれど、あまり高い音は出ませんでした(私はお囃子で篠笛を吹いているので、吹くのは下手ではないのですが・・・)。細長いものなら高い音が出るのかもしれませんね。
そういえば、群馬ではイスノキは無いので、ツバキの実に穴を開けて中身を掻き出して笛にして遊んでいましたね・・・
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