一昨日は台風15号が強い勢力を保ったまま浜松市付近に上陸し、夕方には群馬県南部を通過しました。風雨とも強く帰宅途中に渡る榛名白川や烏川、九十九川を見てみると薄暗い中にもかなりの増水が分かりました。
一昨夜の碓氷川の様子は見られなかったので、昨朝の出勤前に様子を見に行くとかなり増水していました。そして岸辺を見ると水面よりかなり高い位置の葦が倒れていたので、昨夜はもっと増水していたのだと言うことが判断できました。
ちょっと気になったので碓氷川・人見地区の水位表を確認すると、平水時は0.20m位なのですが21日の16時には「水防団待機水位」の0.70mを超えて0.76mに達していました。その後、18時には「はん濫注意水位」の1.60mを超えて1.65mに、そして19時にも1.64mになっていたのです。
確かに降りは強かったけど、こんなに急激に水位が上がる訳はないだろうと「ダム諸量表」で霧積ダムの放水量を確認すると18時が20.92立方メートル/秒、19時が27.86、20時が29.51、21時が27.73でした。
さらに坂本ダムを見ると18時が28.20、19時も28.20、20時が21.72、21時が17.58となっていて、両方のダム合計の放水量が49~56立方メートル/秒だったのです。これだけ放水すれば碓氷川のように川幅が狭い川では、かなりの増水になります。こんなに急激に増えると人的な災害にはならなくても、アユなどの魚達が安全な場所に避難できずに流されてしまうのではと心配になってしまいます。
そう言えば、6月のアユ解禁前も急激な増水で松井田地区のアユがいなくなったと言われているのですが、どうなのでしょうかねぇ・・・?
昨朝の九十九川・・・
泥濁りの川でカワウが餌を漁っていたけど、飛び立つのが大変そうだったのでお腹いっぱいだったのかな?
そして朝日で逆光になってしまったのですが却って良い写真?になった烏川の増水の状況・・・九十九川も烏川も上流にダムがないので自然増水ですね。
自然の増水って魚は感知出来るのでしょうが、人為による増水はどうなのだろう?
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