歳時記に載ろう!

2005-11-21 23:10:23 | Weblog
      今日も落葉です。

 タイトルは少し大げさでした。私の持っている最も古い歳時記(季寄せ)は
 昭和32年改訂版、説明も旧かなのままで、読み疲れてしまいます。
 2~3日前から「ボジョレ・ヌーボー」を一度詠み込もうと考えていましたが、
 それが季語の斡旋に困ります。もう何処かの結社の歳時記には季語となって
 いるかもしれませんけれど。

  葡萄酒のねむれる蔵に残る虫   石原八束
  古葡萄酒聖夜をすごし又古ぶ   能村登四郎
  鳥巣立つ葡萄酒の透く日の中へ  福田甲子雄
  葡萄酒の瓶にさしけり赤き菊   寺田寅彦

 葡萄酒ならこのように季語をつけて詠まれていますが、「ヌーボー」は「新」と
 訳すと「新走り」?と、言うわけで散々検索を重ねましたが、「ボジョレ・ヌーボー」 の例句さえも有りません。この際、佳句を先んじて詠むことが出来れば歳時記どころか
 どこぞのワインメーカーから、キャッチコピーの依頼なんかもきたりして・・・・
 冗談は兎も角。密かに挑戦中で有ります。
 近い将来必ず「ボジョレ・ヌーボー」は季語になるはずです。
 私の昔の句会の仲間であり、このブログでも句を何度か紹介した湯浅辰巳さんの
 喜雨の音次第にはげし目と目会ふ  はある歳時記に例句として載っています。
 どうぞ、先んじて詠んでください。

     ころころの今日の俳句

     鏡中に酔へる吾ありボジョレ・ヌーボー

   
     ころころの独り言

      いやはや、やっぱり難しい・・・


     ころころのお気に入り


      ぐいのみといふ言葉好き新走り   中田品女

      

     



コメント
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