7月29日

2009-07-29 00:24:33 | Weblog

      ( 丸葉縷紅草・まるばるこうそう )

 

縷紅草のくれなゐともる昼の闇       小金井欽二

 

縷紅草垣にはづれて吹かれ居り        津田清子

 

男言葉の少女らも良し縷紅草                 水野真由美

 

手に触れてくだける恋や縷紅草                牧 冬流

 

 

☆ 先の日曜日のNHK俳句選者で、片山由美子の話の中に和語と漢語の
話があった。簡単に言ってしまえば和語は大和言葉で、漢語は中国漢から
伝わった言葉、和語は大和言葉であるがゆえに日本人の心情的な部分を
捉えるのに有効の言葉となる。まさに俳句的,短歌的,詩歌向きな言葉と
いえるのでしょう。 そのほかに外来語つまりカタカナで表記する言葉を加えれば
俳句を補足する効果を得られる。童謡「ふるさと」はすべて和語の詩であり、抒情を
かもす効果を得ていると思います。初学の頃には勉強したこれらの事も忘れていて
久々に意識して作句活動をしてみようと思っています。
余談ですが、人を数える ひとり(和語)ふたり(和語)さんにん(漢語)よにん(和語)
ごにん(漢語)・・・・・・・・とやはり日本人はその使用に際しても器用なんですね。
俳句にしたてて、 「四五人の」と詠めば漢語の効果
           「ひとりふたりと」と詠めば和語の効果が得られるはずなのです





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