( 綾子忌・綾子の忌 )
今もなほ師の手の温み綾子の忌 栗田やすし
綾子の忌壷に高きは吾亦紅 滝沢伊代次
綾子忌の風に穂をあぐ藍の花 鈴木千恵子
珠洲焼に秋海棠活け綾子の忌 前 孝治
棗の実雨に色づく綾子の忌 栗田せつ子
棗もぐ空の青さよ綾子の忌 都合ナルミ
奈良百句写し終へたり綾子の忌 青木しげ子
吾亦紅ひとつ紅濃き綾子の忌 国枝洋子
犀川にかはせみ飛べり綾子の忌 矢野愛乃
綾子忌や句碑の温みを手の内に 河原地英武
みそはぎを一輪挿に綾子の忌 近藤文子

女身仏に春剥落のつづきをり 細見綾子
今もなほ師の手の温み綾子の忌 栗田やすし
綾子の忌壷に高きは吾亦紅 滝沢伊代次
綾子忌の風に穂をあぐ藍の花 鈴木千恵子
珠洲焼に秋海棠活け綾子の忌 前 孝治
棗の実雨に色づく綾子の忌 栗田せつ子
棗もぐ空の青さよ綾子の忌 都合ナルミ
奈良百句写し終へたり綾子の忌 青木しげ子
吾亦紅ひとつ紅濃き綾子の忌 国枝洋子
犀川にかはせみ飛べり綾子の忌 矢野愛乃
綾子忌や句碑の温みを手の内に 河原地英武
みそはぎを一輪挿に綾子の忌 近藤文子

女身仏に春剥落のつづきをり 細見綾子