( 栗・毬栗・虚栗・栗拾・笑栗 )
満願寺仔猿飼はれて栗食めり 栗田やすし
頂上に子と来て若き栗のいが 沢木欣一
家裏の栗落つ音の昔のまゝ 細見綾子
山びこのひとりをさそふ栗拾ひ 飯田蛇笏
笑栗を置けば艶めく綾子句碑 梅田 葵
毬入れて武蔵の栗の届きたり 松本恵子
一袋焼栗買へり夜の駅 河原地英武
毬栗を掌に転がせて句碑訪へり 国枝洋子
毬栗の青きまま落つ不破の関 清水弓月
栗飯や村の名消えし父の郷 菊池佳子
近づけば城の隠るる栗拾ひ 櫻井幹郎
毬栗や冠者顔して木曽に入る 吉田鴻司
山栗や少年の日の土の橋 鷹羽狩行
満願寺仔猿飼はれて栗食めり 栗田やすし
頂上に子と来て若き栗のいが 沢木欣一
家裏の栗落つ音の昔のまゝ 細見綾子
山びこのひとりをさそふ栗拾ひ 飯田蛇笏
笑栗を置けば艶めく綾子句碑 梅田 葵
毬入れて武蔵の栗の届きたり 松本恵子
一袋焼栗買へり夜の駅 河原地英武
毬栗を掌に転がせて句碑訪へり 国枝洋子
毬栗の青きまま落つ不破の関 清水弓月
栗飯や村の名消えし父の郷 菊池佳子
近づけば城の隠るる栗拾ひ 櫻井幹郎
毬栗や冠者顔して木曽に入る 吉田鴻司
山栗や少年の日の土の橋 鷹羽狩行