麦・麦畑・麦の波・麦の秋・麦刈り
麦刈りへ一本の道食運ぶ 沢木欣一
日雇ひのべんたうに触れ熟れし麦 細見綾子
焦げ色に熟れきる麦穂一揆の地 国枝隆生
熟れきつて芭蕉の麦の濃紫 矢野孝子
刈りごろてふ紫麦の軽き音 坪野洋子
コンビナートの煙一筋麦熟るる 谷口千賀子
なほ続く虫歯の痛み麦は穂に 伊藤旅遊
紫の麦の穂揺るる陣屋跡 太田滋子
岡﨑へ一里の宿屋麦熟るる 鈴木英子
朝市の仏華に青き麦穂の香 角田勝代
刈り終へし麦畑に満つ日の匂ひ 平松公代
麦の穂の禾(のぎ)つややかに日を返す 松平恭代
麦刈りへ一本の道食運ぶ 沢木欣一
日雇ひのべんたうに触れ熟れし麦 細見綾子
焦げ色に熟れきる麦穂一揆の地 国枝隆生
熟れきつて芭蕉の麦の濃紫 矢野孝子
刈りごろてふ紫麦の軽き音 坪野洋子
コンビナートの煙一筋麦熟るる 谷口千賀子
なほ続く虫歯の痛み麦は穂に 伊藤旅遊
紫の麦の穂揺るる陣屋跡 太田滋子
岡﨑へ一里の宿屋麦熟るる 鈴木英子
朝市の仏華に青き麦穂の香 角田勝代
刈り終へし麦畑に満つ日の匂ひ 平松公代
麦の穂の禾(のぎ)つややかに日を返す 松平恭代