数珠玉・ずずだま・とうむぎ
数珠玉を政子産湯の井にこぼす 栗田やすし
数珠玉を一輪挿しに鴫立庵 下里美恵子
数珠玉を押し分けて乗る潮来舟 都合ナルミ
おかつぱの掌に光りたる数珠の玉 菊池佳子
数珠玉や川風通る糸干場 関根近子
数珠玉や湧き水の鳴る寺の径 漆田一枝

ずずだまの穂にうすうすととほき雲 長谷川素逝
数珠玉を直に活け仏在すごとく 山口青邨
数珠玉や野川ここより北へ急く 石田波郷
数珠玉の枯れて現る一水路 冨田みのる
日照雨して数珠玉は実のうらわかし 石田いづみ
数珠玉を政子産湯の井にこぼす 栗田やすし
数珠玉を一輪挿しに鴫立庵 下里美恵子
数珠玉を押し分けて乗る潮来舟 都合ナルミ
おかつぱの掌に光りたる数珠の玉 菊池佳子
数珠玉や川風通る糸干場 関根近子
数珠玉や湧き水の鳴る寺の径 漆田一枝

ずずだまの穂にうすうすととほき雲 長谷川素逝
数珠玉を直に活け仏在すごとく 山口青邨
数珠玉や野川ここより北へ急く 石田波郷
数珠玉の枯れて現る一水路 冨田みのる
日照雨して数珠玉は実のうらわかし 石田いづみ
