花火・遠花火・花火舟・打揚げ花火・煙火
本来花火には鎮魂や疫病の鎮火を込めた意味がありますが
今年は特別な夏となりました ほとんどの花火大会がこのコロナ禍に
よって中止になりました 幼友だちとした手持ち花火、家族で見上げた大花火
花火大会が無くなったことも思い出となるのでしょう
大花火しだれて海にとどきけり 栗田やすし
花火見る茣蓙の上なる一家族 細見綾子
魚減りし海に花火を打ちに打つ 沢木欣一
大花火果てて騒めく下駄の音 上杉和雄
生きてゐるだけで幸せ遠花火 清水弓月
顔映る夜汽車の窓や遠花火 矢野孝子
見えぬ目を研ぎ澄まし見る大花火 牧田 章
和太鼓を打ち終へし時花火かな 奥山ひろ子
夢のごと美く音無き遠花火 武藤光晴
舟着場跡へ花火の桟敷組む 角田勝代
大花火木の間がくれにしだれけり 高橋ミツエ
驟雨きてずぶ濡れとなる花火の夜 上杉美保子
花火果て潮の匂ひの路地帰る 金原峰子

花火の夜兄へもすこし粧へり 正木ゆう子
だんだんと幼き顔に遠花火 有馬朗人
遠花火終るとみえて矢つぎばや 橋閒石
大花火果てし余情の浅き闇 安原葉
闇がなほ濃き闇つくる花火後 能村登四郎
体じゅう言葉がめぐる花火の夜 大高翔
海女の鶏波止にあそべり昼花火 福永耕二
本来花火には鎮魂や疫病の鎮火を込めた意味がありますが
今年は特別な夏となりました ほとんどの花火大会がこのコロナ禍に
よって中止になりました 幼友だちとした手持ち花火、家族で見上げた大花火
花火大会が無くなったことも思い出となるのでしょう
大花火しだれて海にとどきけり 栗田やすし
花火見る茣蓙の上なる一家族 細見綾子
魚減りし海に花火を打ちに打つ 沢木欣一
大花火果てて騒めく下駄の音 上杉和雄
生きてゐるだけで幸せ遠花火 清水弓月
顔映る夜汽車の窓や遠花火 矢野孝子
見えぬ目を研ぎ澄まし見る大花火 牧田 章
和太鼓を打ち終へし時花火かな 奥山ひろ子
夢のごと美く音無き遠花火 武藤光晴
舟着場跡へ花火の桟敷組む 角田勝代
大花火木の間がくれにしだれけり 高橋ミツエ
驟雨きてずぶ濡れとなる花火の夜 上杉美保子
花火果て潮の匂ひの路地帰る 金原峰子

花火の夜兄へもすこし粧へり 正木ゆう子
だんだんと幼き顔に遠花火 有馬朗人
遠花火終るとみえて矢つぎばや 橋閒石
大花火果てし余情の浅き闇 安原葉
闇がなほ濃き闇つくる花火後 能村登四郎
体じゅう言葉がめぐる花火の夜 大高翔
海女の鶏波止にあそべり昼花火 福永耕二
