棉・棉摘・棉吹く・棉取・棉の桃・桃吹く
棉吹く/棉の桃/綿の実. 棉の蒴果が裂けて中の棉がふきだすこと、コットンボールといわれます
それが桃の形状に似ていることから、「桃吹く」 とい い、俳句独特の表現ですね
細々暮らす人が作りしか畑の棉 細見綾子
棉の実が弾け三河路晴れつづく 梅田 葵
綿弓を打ちたる宮司綿まみれ 牧野一古
棉の実の一つ弾けし白さかな 武山愛子
棉吹くや一際あをき朝の空 加藤ゆうや
棉摘むや窯の煙突見ゆる畑 長江克江
棉打ちの繭まで綿の飛び散りぬ 安藤幸子
綿の実のはじけて峡の日和かな 日野圭子

棉吹くや母が遺愛の糸車 栗田素江
基督に肖し横顔が棉摘みに 平井さち子
ゆつたりと桃吹く日なり根本寺 小枝秀穂女
桃吹くや燦々と貧しかりし日 渋谷道
腰布もサリーも汚れ棉車 佐々木とみ子
紡げよと棉ことごとく吹く荒地 正木ゆう子
桃吹くやお面をつけて子供来る 佐々木六戈
棉吹く/棉の桃/綿の実. 棉の蒴果が裂けて中の棉がふきだすこと、コットンボールといわれます
それが桃の形状に似ていることから、「桃吹く」 とい い、俳句独特の表現ですね
細々暮らす人が作りしか畑の棉 細見綾子
棉の実が弾け三河路晴れつづく 梅田 葵
綿弓を打ちたる宮司綿まみれ 牧野一古
棉の実の一つ弾けし白さかな 武山愛子
棉吹くや一際あをき朝の空 加藤ゆうや
棉摘むや窯の煙突見ゆる畑 長江克江
棉打ちの繭まで綿の飛び散りぬ 安藤幸子
綿の実のはじけて峡の日和かな 日野圭子

棉吹くや母が遺愛の糸車 栗田素江
基督に肖し横顔が棉摘みに 平井さち子
ゆつたりと桃吹く日なり根本寺 小枝秀穂女
桃吹くや燦々と貧しかりし日 渋谷道
腰布もサリーも汚れ棉車 佐々木とみ子
紡げよと棉ことごとく吹く荒地 正木ゆう子
桃吹くやお面をつけて子供来る 佐々木六戈
