1月 15日

2022-01-15 06:02:53 | Weblog
                       女正月・小正月・望正月・十五日正月


          元日の大正月に対して正月十五日の望粥の日、または十四日~十六日までを小正月と言います
          農耕に関する様々な予祝・年占(としうら)の行事や,鳥追い・どんど焼き・なまはげなどの行事が
          行われる。二番正月
          小豆の入った粥に餅を入れて食べる小豆粥(あずきがゆ)は、僅かな小正月の習慣の名残です




          夜をこめて大根を煮る小正月        細見綾子


         古里の土間でこぼこや女正月        伊藤範子


         真つ白に百合根を煮上げ女正月       矢野孝子




          



          売薬の風船つけり女正月          沢木欣一


         古稀祝ふ茶室びらきや女正月        花房敏子


         湯上がりの爪の手入や小正月        鈴木真砂女




          



          厚き手を膝になまはげ畏まる        長江克江


         なまはげの雄叫び上ぐる表木戸       近藤めぐみ


         なまはげの面ずり上げてビール呑む     益田しげる




          



          なまはげを襖のかげで見る子かな      中村苑子


         なまぬるき夜風なまはげ去りしあと     大畑善昭


         海鳴りの闇へなまはげ吠えにけり      佐藤清香




          


          どんど焼きとは年神様が空に帰ってゆくのを見送りし、無病息災、五穀豊穣を
          祈願する行事です その時に櫓などを組んで書初めや正月飾りなどを焼いた煙に
          年神様が載って帰ると信じられています




          大いなる左義長富士を煙らする       栗田やすし


         燃えながら揚がる吉書を囃しけり      加藤ゆうや


         大とんど火の粉しばらく地を走る      和久利しずみ




          



          くろこげの餅見失ふどんどかな       室生犀星


         左義長の周りを子らの駆け通し       瀧澤伊代次


         千羽鶴火の鳥となるどんど焼き       駒崎八重子



          ふたたび全国的にコロナ感染者が増えつつあります
        ここで気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
 
 




         
コメント (2)
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