8月 20日

2023-08-20 05:51:14 | Weblog
              赤のまま・赤のまんま・犬蓼の花・蓼の花・穂蓼・桜蓼・大犬蓼



          赤ままの花の濃くして去り難し         細見綾子


          赤のまま慰霊の丘に吹かれをり         下里美恵子


          花蓼や水凹ませて風渡る            矢野孝子


          陶土掘る泥にまみれし蓼の花          武田稜子


          良寛の行乞の地よ赤のまま           伊藤旅遊


          彩色の残る観音蓼の花             神尾知代




                  



          犬蓼の花くふ馬や茶の煙            正岡子規


          赤まんま空地に捨てゝある枕          秋元不死男


          子に低く傘さしかくる蓼の花          林 翔


          川風や大蓼の花荒るゝほど           飴山實


          山の田は作らず売らず赤まんま         影島智子


          五右衛門風呂の蓋はたつぷり赤のまま      大木あまり




                  



                  サイトから一部資料・写真お借りしています   
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