
浜菊 (赤塚植物園)
茨城から青森県までの太平洋沿岸に自生する多年草。
テーマ句会の選、名乗りが終わった。
一ヶ月俳句を休み意欲が多少回復していたかな?
今回のテーマ「動詞」を使わない句。普段そんな意識の
ないものの、いざとなると不自由なもの。お当番には良い
「テーマ」を頂いた。
野紺菊一人の旅を大胆に
寝ねがての旅の枕や虫時雨
一人だけ左見ている案山子かな
俎に白露の水を走らせり
子等が来て風の散らかる猫じゃらし
新涼の旗竿揚げて豆腐売り
多くの賛同を得て感謝です。自分自身今月はふっと詠めた
ような気がする、いつも句会のたびにテーマやお題とは
別に自分に課すものがあり、ころころは季語を下五に据える
傾向が多いのでその辺を意識して推敲、投句をしました。
通年の自分への課題は句を揃えると言う事。
でもその辺は迷っています。・・1000句詠んで1句の佳句を
得るか?詠む句すべてを並選に載るようにしていくのか?
とりあえず今のころころの力では将来の夢は叶わないので
後者の勉強をしていくつもりです。
一人だけ左見ている案山子かな
*選評で色々なご意見や解釈があり作者冥利につきます。
先日の坪内稔典さんの講演にも有ったまずは「遊ぶ」。
読者に様々な鑑賞の世界を見せる事ができたでしょうか?
Sさんのご指摘通りはじめは「ひとつだけ」でした。
いつのまにか左を向いているのは自分のような気がして・・
子等が来て風の散らかる猫じゃらし
*「子等が来て」も「が」に違和感がありましたが、子等の
活発な動きに「が」を斡旋しました。
Jさんの評の「子等と来て」もいいですね。参考にします。
などなどとても勉強になる句会になりました。
この抒情がいいですね。
虫時雨が切ないほど迫ってきます。
かかりました。推敲課程でいへば14~5句
にまで倒置やら措辞の入れ替え、地名の出し入れ
等などてこずりました。
投句段階では宿の枕になっていて、急遽旅の枕に
変えていました。
本当のところ虫時雨では出来すぎでしょうか?と
欲深いころころです。