9月22日

2006-09-22 06:12:18 | Weblog


   浜菊 (赤塚植物園)
  茨城から青森県までの太平洋沿岸に自生する多年草。


 テーマ句会の選、名乗りが終わった。
 一ヶ月俳句を休み意欲が多少回復していたかな?
 今回のテーマ「動詞」を使わない句。普段そんな意識の
 ないものの、いざとなると不自由なもの。お当番には良い
 「テーマ」を頂いた。

 紺菊一人の旅を大胆に 
 寝ねがての旅の枕や虫時雨 
 一人だけ左見ている案山子かな  
 俎に白露の水を走らせり  
 子等が来て風の散らかる猫じゃらし 
 新涼の旗竿揚げて豆腐売り 

 多くの賛同を得て感謝です。自分自身今月はふっと詠めた
 ような気がする、いつも句会のたびにテーマやお題とは
 別に自分に課すものがあり、ころころは季語を下五に据える
 傾向が多いのでその辺を意識して推敲、投句をしました。
 通年の自分への課題は句を揃えると言う事。
 でもその辺は迷っています。・・1000句詠んで1句の佳句を
 得るか?詠む句すべてを並選に載るようにしていくのか?
 とりあえず今のころころの力では将来の夢は叶わないので
 後者の勉強をしていくつもりです。
 
 一人だけ左見ている案山子かな
 *選評で色々なご意見や解釈があり作者冥利につきます。
 先日の坪内稔典さんの講演にも有ったまずは「遊ぶ」。
 読者に様々な鑑賞の世界を見せる事ができたでしょうか?
 Sさんのご指摘通りはじめは「ひとつだけ」でした。
 いつのまにか左を向いているのは自分のような気がして・・

 子等が来て風の散らかる猫じゃらし 
 *「子等が来て」も「が」に違和感がありましたが、子等の
 活発な動きに「が」を斡旋しました。
 Jさんの評の「子等と来て」もいいですね。参考にします。

 などなどとても勉強になる句会になりました。

 
 

 

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2 コメント

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寝ねがての旅の枕や虫時雨 ()
2006-09-23 05:44:54
一番好きでした。

この抒情がいいですね。

虫時雨が切ないほど迫ってきます。
返信する
蓼さんありがとう。 (ころころ)
2006-09-23 16:18:12
実をいうとこの句の推敲が一番時間が

かかりました。推敲課程でいへば14~5句

にまで倒置やら措辞の入れ替え、地名の出し入れ

等などてこずりました。

投句段階では宿の枕になっていて、急遽旅の枕に

変えていました。

本当のところ虫時雨では出来すぎでしょうか?と

欲深いころころです。
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