
金木犀こぼすに風のなかりけり ころころ
連衆Jさんの選評に「 樹の下に円形に花が落ちています。
そのことに風はあまり影響していないようです 」とあり。
まさしくその景色を詠みこめればと思っていました。
鑑賞においては作者の感動をどう伝えられるか?ということが
俳人の悩みのひとつです。
時に、作者の感動以上の鑑賞にであう事もあり、そんな時に
つくづく自分の俳句力の無さを実感する事になります。
一般的に作句能力=鑑賞能力と言われていますが、
主宰、先生と呼ばれる人たちの力は
作句能力<鑑賞能力にあるように思います。
作句能力(時々の俳句作品)の成否は主宰、先生といえど
常に勝っているわけでなく、一方鑑賞能力は上積の世界で
ころころも 作句能力<鑑賞能力 と実感できた時には
次のステップに進もうと考えています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます