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月別カレンダーがあと2枚、あっという間の10ヶ月だった。
書店に寄ればもう年賀状のデザイン本も来年の手帳など売られている。
初めて俳句の手ほどきを受けたのも,今ごろの季節だったと思う。
これだけ長く俳句をしてきても、季語の数よりもっと多くの俳句を詠んできても
まだ、詠んだことのない季語が多い。地域に根ざした祭や地域性のある季語を
除いても多い。
ある,結社の指導に”季語に意味を持たせてはならない”
”すぐ、底が割れる作品は佳句ではない”と言うのが有るらしい。
季語に意味を持たせず季語を活かすとは、もう感覚の世界である。
ぽっくりと死ぬが願いや籐寝椅子
ぽっくりと逝くのもどうか鮭雑炊
この2句を読んでどうだろう?鮭雑炊の句はその結社の同人欄の句、籐寝椅子
の句はある俳句雑誌の成田千空の選。
もし,その結社のような季語の使い方でよければ,私は季語の1頁目から
順に詠む事ができる。勿論句の良し悪しはともかく・・
やはり季語は体感して得るもと思う。これからは詠んでいない季語に出向いて
行こうととも思っている。
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枯蟷螂日影にをりて人恋し
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今日は叔母の一周忌の法要に出かける、本堂のでの読経の最中にも
ご本尊の如来様や仁王門のことなど,句にしようとしている自分がいる。
それも、大好きだった叔母は許してくれるだろう。
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どぶろくの外は漆の闇ながれ 入船亭扇橋
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