10月31日

2006-10-31 18:17:25 | Weblog


 シラヤマギク(白山菊、赤塚植物園)

 山地や丘陵にみられる多年草で春の嫁菜にたいして婿菜と
 よばれています。


    十月やみづの青菜の夕靄も 藤田湘子

    十月が来てしばらくは山静か 石井 浩

    十月のプラネタリウム透きとほる 辻美奈子

    十一月花を扱ひ荒れし手よ 大井雅人

    十一月石も素肌をさらすかな 平井照敏

    峠見ゆ十一月のむなしさに 細見綾子

 はや十月も尽きようとしている。
 何月という季語は難しく、ころころもあまり詠んだ記憶が
 なのです。特に十月と十一月の違いは人事で詠み変えた
 ほうが成功するような気がする。
 検索でみると季を重ねて天象、時候を詠む傾向にあり
 秋の○、夏の○といったようなほうが詠みやすいかも
 しれません。
 ころころもチャレンジしてみます。

 例えば俳句の例としては拙いものですが、同じ素材を詠んで
 みると面白いかもしれません。

  十月の一服旨し土手の上
  
  十一月片手でつぶす空煙草

 ころころの感覚的な違いはこんなところです。
 みなさんはどうでしょうか?


 

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