3月 3日

2025-03-03 05:47:31 | Weblog

               ひな祭り・雛の日・桃の日・桃の節句・上巳(じようし)の節句

 

 

 

 

                     

 

 

 

          雪の底眼を病む母や雛祭             沢木欣一

 

          月光に雨戸を閉ざす雛の部屋           栗田やすし

 

          窓際に産着干したる雛の間            河原地英武

 

          待合室女医の折りたる紙雛            森 妙子

 

          桃の日に届けり赤きランドセル          服部達哉

 

          ふっくらとおこわ炊きあげ雛祭          ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          子なき手にもらひて紅き雛の菓子         鷲谷七菜子

 

          厨房に貝があるくよ雛祭             秋元不死男

 

          手にうけてかぐはしきもの吉野雛         吉田鴻司

 

          部屋中が匙に映りぬ雛祭             正木ゆう子

 

          七十の母がかしづく雛かな            山田みづえ

 

          うららかや土の男雛のはね眉毛          野澤節子

 

 

 

                

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています     

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4 コメント

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Unknown (ミルク)
2025-03-03 16:07:59
ご無沙汰しました。
生存記録的なblogですが、またよろしくお願いします。
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ギネス記録? (KUWA)
2025-03-03 20:54:07
 こんにちは。3つの驚き。
植物は季語が動きやすいのに先人、達人のお手本。
同季語の寄せ集めはどのように。
何年目でしょうか、終幕知らず。
思わずrespectです。(^^)
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退院おめでとうございます (ころころ)
2025-03-04 05:36:38
ミルクさん、リハビリもきつくて大変でしょうが
頑張って下さい 本格的な春はもうすぐです
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季重なり (ころころ)
2025-03-04 05:47:15
目に青葉 山ほととぎす初鰹

江戸時代の俳人・山口素堂の句ですが
大いなる季かさなりですね
目に青葉 視覚
山ほととぎす 聴覚
初鰹 味覚 
初学の頃こんな句に驚かされました
季語のどれも大小が無く「こんなの有りなんだ」と
勇気を貰いましたがいざ句会には出せませんでした
四季のある日本だからのこと、これからの異常気象
で季語も変わるかもしれませんね
桑さん、俳句愉しんでらっしゃって何よりです
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