( おおいぬふぐり )
膝ついて膝より低きいぬふぐり 嶋田 淑子
上げ潮の匂ふ墨堤いぬふぐり 藤武由美子
いぬふぐり一花一花に深空あり 林翔
わが俳句足もて作るいぬふぐり 西本一都
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( 立春 )
いよいよ春のはじまりです
春立つとまづは水にも思ふべし 細見 綾子
立春大吉朝刊にわが名あり 山田弘子
天深く春立つものの芽を見たり 加藤楸邨
立春の竹一幹の目覚めかな 野沢節子
( 節分・鬼やらい・追儺 )
追儺豆帽子をぬいで受けるあり
湯葉供へあり節分の鬼子母神
無患子の実の残れるを節分会 細見綾子
節分や鬼もくすしも草の戸に 高浜虚子
( 2月・如月 )
夕映えて如月の富士ばら色に 栗田やすし
野のすみれコップに二月句会かな 細見綾子
書斎より仰ぎ二月の空青し 片山由美子
如月や日本の菓子の美しき 永井龍男
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