三寒四温・四温日和
冬の終わりから春にかけて、寒い日が三日ほど続くと、その後四日間くらいは暖かい日が続くことを
意味します。
職引いて『碧百句』読む四温かな 国枝隆生
工事夫が旗振りづめや四温晴れ 大平敏子
四温晴和紙のやうなる昼の月 磯田なつえ
足音に鯉の集まる四温晴 平松公代
四温晴抱かれて眠る晴着の嬰 鈴木まつ江
花の土ひと袋買ふ四温かな 中川幸子
糠みそへ塩たす三寒四温かな 鈴木真砂女
まぶしさの四温の繭を掌に掬ふ 木村蕪城
日本海けふ力抜く四温かな 辻 桃子
三寒の四温兆しぬ筆買ひに 及川 貞
水は三寒地は四温なる夕景色 能村登四郎
一握の叔母の髪結ふ四温かな 都筑智子
サイトから一部資料・写真お借りしています
こんにちは(*^-^*)
今月末締め切りの兼題が
三寒四温です(;´∀`)
傍題も可ですが
まずは三寒四温の文字をきっちり入れて
勝負しないといけませんΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
7音もあるので難しいし
どう取り合わせて良いのか
悩みます。
真砂女さんの糠みそに塩の感覚は
素敵ですね✨
易しそうで難しい季題ですね
だから季語が揺るがないよう詠むのがいのでしょう
そして「三寒四温」感じた瞬間と
期間をも著わせる詠み方もあるのでしょうね
糠みそへ塩たす三寒四温かな 真砂女
この句は日毎の糠味噌への触感に温度が美妙に変化する感じを詠まれたのでしょうか
上手いですね
ぜひ五感を研ぎ澄ませて読んでください