2月 8日

2022-02-08 06:20:33 | Weblog
                        針供養・針休み・針祭・針納め


          関東では2月8日・中部以西では12月8日に行われるようですがこれらの両日は事八日と言われ
          仕事納め・仕事始めの日とされています
          ちなみに事八日とは神様を迎え入れるために一定の期間飲食控え心身を清める物忌の日だったそうです 
          豆腐やこんにゃくに刺しての供養は柔らかいもので針への労わりだそうです
 




          母の針箱身ほとりにおき針供養          細見綾子


         裁ち直す母の身幅や針供養            大嶋福代


         待針に子の名書かれし針納む           安藤幸子


         町医者も畳屋も来る針供養            坪野洋子




               



          針供養針一本で子を育て             岩永草渓


         親方が一人男や針供養              瀧 春一


         オルゴール鳴らして妻や針祭           星野麥丘人


         平凡な女に生きて針納む             山田弘子
 




               

           日本全国で一日90,000人近くのコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
 
 
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2月 8日

2022-02-07 05:37:19 | Weblog
                       紅梅・薄紅梅・濃紅梅

         紅梅や筆塚に日の廻り来し         下里美恵子


         紅梅や花器となる土足で練る        森 靖子


         紅梅の莟に昨夜の雨しづく         武藤光晴


         紅梅や石で囲ひしつるべ井戸        黒木純子




               

               



          紅梅の空いささかも混濁せず        細見綾子


         うす紅梅ふるさとの酒ふふみけり      伊藤京子


         うるほひし雨の大和の濃紅梅        阿波野青畝


         伊豆の海や紅梅の上に波ながれ       水原秋櫻子



               

           日本全国で一日90,000人近くのコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
  
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2月 6日

2022-02-06 06:25:33 | Weblog
                        雛飾る

          お雛様はいつ飾るの?
          立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬にかけてがよいと言われています。
          節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾り、雛祭りの一週間前ぐらい前までは済ませるように
          するのが良いとされています



            本棚の一段を空け雛飾る             栗田やすし


          菱餅のまだ柔らかく雛飾る            長谷川美智子


          天井に水陽炎や雛飾る              都合ナルミ


          ひとつづつ声かけほどく雛の箱          ころころ




               



            身のうちに紅の階雛飾る             辻 桃子


          音ほどは見えぬ両脚雛飾る            鍵和田釉子


          東西に嫁して姉妹や雛飾る            石 昌子


          箱書に父の筆跡雛飾り              加藤耕子




               

           日本全国で一日90,000人以上のコロナ感染者の発表がありました
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2月 5日

2022-02-05 05:37:34 | Weblog
                       宝蓋草(ほうがいそう)・三界草・仏の座


          ホトケノザ と言えば 春の七草に出てくるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、
          スズナ、スズシと思い浮かばれることでしょう。この春の七草のホトケノザはコオニタビラコ
          今日の仏の座は食べることが出来ません ( シソ科オドリコソウ属の一年草または越年草です )




           首里はるか激戦の地に仏の座           栗田やすし


         野に戻る父祖の畑や仏の座            熊沢和代


         赤土の畝の潰えに仏の座             中村たか


         仏の座抜いて窯場の土匂ふ            篠田法子




               


           萩に訪へば飛鳥の御代の仏の座          上村占魚


         たびらこの誰へうなずくや田の晩年        古沢太穂


         日の先にあそぶ雀や仏の座            本土みよ治


         雪の田に手鍬がおこす仏の座           鳥越すみこ




               
                コオニタビラコ


           日本全国で一日90,000人以上のコロナ感染者の発表がありました
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2月 4日

2022-02-04 05:35:18 | Weblog
                       立春・春立つ・立春大吉・春来る


      立春とは、暦上で春が始まる日であり、「二十四節気」の最初の節気です。
      立春大吉という言葉が有りますその意味は、「暦の上での春であり、古来は新年の始まりであった立春に、
      人々や社会の幸せを祈る」言葉とされます。立春大吉は除災招福の意味を持ち、とても縁起のよい言葉です。
      一日も早くこのコロナの禍が終りますように




              



           万燈のまたゝき合ひて春立てり         沢木欣一


          立春の光満ちたる野のおもて          金田義子 


          髪染めて立春の風やはらかし          奥山ひろ子


          楽器屋のチェロ艶やかに春立てり        鈴木みすず




               



           立春の米こぼれをり葛西橋           石田波郷


          立春大吉神田の町に手風琴           加古宗也


          機糸の色の束より春立てり           清水節子


          立春や月の兎は耳立てゝ            星野 椿


          立春大吉音立てている茹卵           森田智子




               

               

           日本全国で一日100,000人以上のコロナ感染者の発表がありました
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2月 3日

2022-02-03 06:03:48 | Weblog
                       節分・追儺・鬼やらい・福豆


          一昨日のテレビのクイズ番組で節分は毎年2月3日であるか?という問題に
          当日誕生日の回答者がイエスで答え 回答は✖でした 
          もともと立春の前日が節分とされていましたが固定されたものでありません
          うるう年は1年365日と約6時間と言われています。その「約」の収まりどころが昨年の立春です
          立春が動けば節分も動きます その動いたのが昨年でした (昨年は2月2日124年ぶり)
          写真は柴又帝釈天のもの、2022年も豆まき式の行事はコロナの為に中止となっています



               



          追儺豆帽子をぬぎて受くるあり       細見綾子


         景品にもらふ石鹸豆まく日         河原地英武   


         年の豆日のあるうちに炒り上ぐる      下里美恵子


         上げし手をすり抜くばかり福の豆      武藤光晴


         櫓より嫁を見つけて福は内         中斎ゆうこ




               

               



          追儺の炎囃して太鼓滅多打つ        栗田やすし


         丹波より貢がれてきし年の豆        阿波野青畝


         福豆を炒る宮島の大しやもじ        大塚禎子


         高張に続くお練や節分会          林 尚子


         追儺の夜餓鬼の如くに出て歩く       福永 耕二




               

           日本全国で一日80,000人以上のコロナ感染者の発表がありました
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2月 2日

2022-02-02 05:56:04 | Weblog
                         日脚伸ぶ

          少しずつ日が長くなること。一月も終わりの頃から、日が長くなったなあという
          感慨にとらわれることがある。冬木の芽もしだいにふくらみ、春が近いことを感じる。
          ≪ 季=晩冬 ≫




          自転車の弾く小石や日脚伸ぶ        河原地英武


         網を干す島の小道や日脚伸ぶ        森垣一成


         缶蹴つて一人の下校日脚伸ぶ        益田しげる




               



          かくれんぼ隠れ上手に日脚伸ぶ       丸野 紀子


         ブルックナー取り出す棚に日脚伸ぶ     稲畑廣太郎


         日脚伸ぶ身をすり合ひて金魚の恋      鈴木真砂女




               

           日本全国で一日80,000人以上のコロナ感染者の発表がありました
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2月 1日

2022-02-01 06:11:42 | Weblog
                       二月・二ン月・如月・梅見月・雪解月

          如月は「二月」の事、旧暦の二月で今で言うと二月下旬から四月頃まで
          3~4週間ほど違いがあります
          如月⇒きさらぎ=衣更着  寒さに着重ねをする諸説あるようです




          野のすみれコップに二月句会かな       細見綾子


         水底に二月の光躍り出す           武田稜子


         如月のひかり背山に窯開き          小栁津民子


         如月の夜を重ね来し醪の香          伊藤範子




                

                



          恋ほしくて日のあまねしや二月来る      森 澄雄


         外海の荒れねばすまぬ二月かな        鈴木真砂女


         如月の梅林といふ停留所           清崎敏郎


         きさらぎの初うぐひすを朝耳に        日野草城




               

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