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7月 10日

2022-07-10 06:21:36 | Weblog
                      木槿・底紅・木槿垣・きちはす・花木槿



          ムクゲは夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科フヨウ属の落葉樹。
          別名ハチス 俳句では初秋の季語となります



          白木槿木のさびしさが花にまで         細見綾子


          花木槿こぼして過ぎし荒神輿          栗田やすし


          人影もなき草の道木槿咲く           加藤雅子


          歩のゆるき卒寿の母や花木槿          橋本紀子


          馬宿の木戸に枝張る木槿かな          武藤光晴




               

               



          道のべの木槿は馬にくはれけり          松尾芭蕉 


          白木槿芯まで白し加賀女             沢木欣一


          底紅の紅を隠して花閉ぢぬ            稲畑汀子


          底紅や黙つてあがる母の家            千葉皓史


          指切りで別れし駅や花木槿            橋本ひろ子




               

               


          昨日も日本全国で55,019人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +30,117 増えています )  
  

          
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7月 9日

2022-07-09 06:06:46 | Weblog
                       浅草寺四万六千日・鬼灯市・酸漿市



          7月9日、10日は浅草浅草寺の四万六千日のご縁日。
          このご縁日の日に御参りをすれば四万六千日の功徳を得られると言い伝われています。
          境内では「ほおずき市」が開催され、様々な出店が立ち並び、たくさんの人で賑わいます。
          この2日間だけ、浅草寺から「雷除守護」のお札が出されます。
          鬼灯は秋の季語(一部の歳時記では夏分類)ほおずき市は夏の季語になります
          


               


          ほほづき市のほほづき雨に濡れて来し          細見綾子


          スカイツリー四万六千日の晴れ             佐藤とみお


          葭簀越し鬼灯市の灯が揺るる              日野圭子


          風煽る四万六千日の雨                 中山敏彦


          どの顔も浅草の顔四万六千日              ころころ




               


          炎立つ四万六千日の大香炉               水原秋桜子


          鬼灯市見おろし堂に雨やどり              福田蓼汀


          四万六千日あかつきの雨佳しとせり           能村登四郎


          香煙を鳩にも四万六千日                鷹羽狩行


          水上バス鬼灯市へ橋くぐる               綱川恵子




               

               昨日はとても悲しいニュースが飛び込んできました
               私のブログは開設より政治的なニュースを書かない、信仰については行事のみ
               そんな自分なりのルールで続けて来ました しかし昨日安倍晋三元首相が
               暴漢に襲われ亡くなられた事は許さるものでは無く、憤りました
               私自身も平和ボケしている事あらためて気づかされました ご冥福をお祈りいたします



               


         昨日も日本全国で50,107人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +26,958 増えています )
 
  
 
          
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7月 8日

2022-07-08 07:46:37 | Weblog
                         夕顔・夜顔



          写真の夕顔はウリ科の植物でカンピョウを獲るもの、下の写真夜顔はヒルガオ科の植物で
          全く違うものですが、夜顔をユウガオを呼ぶこともあるようです
          「夕顔の実」は秋の季語であり、かんぴょうの原料となる。「夕顔」ではその花を指し、夏の季語となる
          夜顔は初秋の季語です



          百姓の渋きしはぶき夕顔棚            細見綾子


          夕顔の地に触れて咲く雨上がり          丹羽康碩


          夕顔の終の一花や訃のしらせ           漆畑一枝


          夕顔の襞解くまでのうすみどり          平松公代


          夕顔や連歌師来たる滝之坊            中川幸子




               



          夕顔の一つの花に夫婦かな            富安風生


          夕顔に母よ短い杖ついて              三橋鷹女


          夕顔を見るに肘つく文机             大峯あきら


          咲き出づる夜顔に酔覚めにけり           影島智子


          夜顔の花のうしろに廻りけり            大野信子


          少し手に余る花なり夜顔は             高澤良一




               

          昨日も日本全国で47,977人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +24,533 増えています )
  
  
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7月 7日

2022-07-07 05:15:52 | Weblog
                         七夕・笹飾り・七夕竹


          みなもとに七夕竹や男女の川          沢木欣一


          香焚いて過ごせり雨の星祭           下里美恵子


          短冊に長寿と記し星祭る            大石ひさを


          あかね空七夕竹の騒ぐ道            武藤光晴


          安産の筆太の文字星祭             坂本操子




               

               乞巧奠・きこうでん・きっこうでん 


          今日は七夕・下界では雨模様であっても雲の上では織姫・彦星の逢瀬の日
          写真は東京杉並の大宮八幡宮で平安の七夕・乞巧奠飾。平安時代には七夕を乞巧奠(きっつこうでん)とも
          呼ばれていました、旧暦7月7日の行事・秋の季語です
          乞巧奠は我が国の棚機つ女の信仰や中国の織女・牽牛の星祭りが重なり、宮中を中心に技芸の上達を祈る
          七夕行事として行われていたもので、短冊のルーツと云われる梶の葉や紙垂を四方にめぐらせ、詩歌・
          管弦・裁縫などの上達を祈り筆硯・雅楽器・糸などをお供えしてお飾り致します。
          併せて、神門前には梶の葉や五色の布を垂らし平成の七夕・大宮八幡「乞巧潜り」が設えられ、これを
          潜ることにより技芸の上達を祈ります。(大宮八幡宮HPより)
          笹に飾る短冊の色にもそれぞれの意味が有り、願い事によって短冊の色を選んで飾ります。


               


          乞巧奠願ひの糸の絹の艶          中尾杏子


          今昔のためしをひきし乞巧奠        筑紫磐井


          朗詠す乞巧奠の捧げ歌           高橋淡路女


          二条家の招きがきたる乞巧奠        成瀬櫻桃子




               

                  緑(青)= 人間性の向上  = 仁
               赤   = 感謝のこころ  = 礼
               黄   = 信頼の気持ち  = 信
               白   = 義務や規律   = 義
               紫(黒)= 学業の向上   = 智



         昨日も日本全国で45,821人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +22,479 増えています )
 
   
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7月 6日

2022-07-06 05:19:52 | Weblog
                    花魁草(おいらんそう)・草夾竹桃



          昼の日の炎ゆるに燃ゆる花魁草      臼田亜浪


          民宿の花魁草の厚化粧          後藤比奈夫


          射的場の灯のおよびたる花魁草      矢野典子


          二度咲のあはれに濃くて花魁       菅 裸馬


          花魁草倒れ伏したり草の上        伊藤鴎二




               



          黒揚羽花魁草にかけり来る        高浜虚子


          落ちてゐる花魁草の簪かな        松藤夏山


          花魁草甲斐山中の一軒湯         岡田日郎


          花期ながきこともあはれや花魁草     堀 葦男


          花魁草外人墓地に咲きいでし       岡本 眸




               

           昨日も日本全国で36,189人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +16,809 増えています )
  
 
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7月 5日

2022-07-05 05:02:00 | Weblog
                 百合・笹百合・鬼百合・透し百合・鉄砲百合・山百合・鹿の子百合



          佐渡の百合海の夕日の色なせり          栗田やすし


          薬屋の百の抽斗百合の花             太田滋子


          山腹を覆ひて揺るる百合百花           横井正子




               


          括られて鬼百合はみな俯ける           鈴木 文


          曲り屋の茅葺屋根に小鬼百合           山下智子


          鬼百合に一掬の海残しやる            櫂 未知子




               


          今生のこれも夢なる百合の風           石塚友二


          庭の百合にほひ来りし時計鳴る          高木晴子


          傾きて崩るるごとき百合の山           横光利一




               



          朝市へ鉄砲百合を肩抱へ             矢島渚男


          風葬のきりぎしに咲く鉄砲百合          山城青尚


          鉄砲百合固き莟は天に向く            柴田奈美




               



          故郷の山百合庭に開きけり            中村たか


          山百合の倒れて花をもたげたる          中山ユキ


          山百合が目覚めといふをくれにけり        細見綾子




               


          かへりみる夫の目送鹿子百合           石田あき子


          盆花の流れに遅る鹿の子百合           佐野美智




               


          笹百合に風立ち木曽の雨上る           坪野洋子


          笹百合や工女の碑より飛騨見ゆる         長谷川雅子


          笹百合や棚田の水の響き合ふ           若山智子




               


          姥百合に埋もるる谷間一揆の地          上杉美保子


          白百合や息詰めて読む兵の遺書          上杉和雄


          黒百合は古九谷のいろ三つ咲く          山 たけし




               

           昨日も日本全国で16,808人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +7,240 増えています)  
 

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7月 4日

2022-07-04 05:07:37 | Weblog
                       月見草・待宵草・大待宵草



          月見草茎震はせて花ひらく      栗田やすし


          色深し波荒き日の月見草       下里美恵子


          月見草大きく月へひらきけり     米元ひとみ


          夜泣きの子あやす声あり月見草    榊原昌子


          月見草川原の石に陽の温み      小長哲郎




               



          少し酔ひ待宵草に手をふれぬ     菖蒲あや


          月見草湾を距てて山灯る       中村草田男


          姫路城待宵草と暮れのこる      鈴鹿野風呂


          月見草霧の中より波つぶて      今瀬剛一


          昼のこともう過去となる月見草    星野  椿




               


          ツキミソウとマツヨイグサは同じマツヨイグサ属に属する別種の植物です。
          そして、ツキミソウとマツヨイグサには以下のようなはっきりとした違いがあります。
          ◇ツキミソウ
          一年草(二年草)/花は純白(時間が経つとピンクに変化)
          ◇マツヨイグサ
          多年草/花は黄色(後に赤く変化)
          文学作品に登場する「月見草」や「待宵草」は、必ずしも本当のツキミソウやマツヨイグサを
          指すわけではないのは言うまでもありません。
          本当はマツヨイグサなのに、「月見草」と書かれていることもあるかも知れません。


                

           昨日も日本全国で23,299人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +9,063 増えています)
  
 
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7月 3日

2022-07-03 05:04:00 | Weblog
                       釣忍・吊忍



          「釣り忍(つりしのぶ)」とは、竹や針金を芯にして山苔を巻きつけ、その上にシノブ(シダ)の根茎を
          巻き付けて、さまざまな形に仕立てたものです。江戸中期からの夏の風物詩となっています



          吊忍日矢に浮かびて艶めけり           中山敏彦


          釣忍風かよふとき水匂ふ             伊藤範子


          花街の名残の路地や釣忍             石原筑波


          釣忍揺るる茶房で友を待つ            加藤雅子


          銭湯の格子に揺るる釣忍             下山幸重




               



          いつしかに夫婦二人や吊忍            長谷川 櫂


          庭下駄に雫落しぬ釣忍              日野草城


          話すことなくとも愉し釣忍            鈴木真砂女


          書道塾夕日の軒の釣忍              三原清暁


          釣忍友のまれなる夕まぐれ            二村典子




               

           昨日も日本全国で24,904人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比+8,317 増えています)
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7月 2日

2022-07-02 05:38:06 | Weblog
                         山開き・開山祭



          山開きは、山によって時期が異なり、3月末から7月頃に各地で執り行われます。山開きの日に登山をすると、
          神事やお祭りなどのイベントに参加できるため、通常の登山とは違う雰囲気を味わうことができます。
          山開きはもともと、修験者や山伏など一部の人しか立ち入ることのできない山に、一定の期間のみ一般の
          人間の入山を許可することを、山の神様にお伺いを立て、安全祈願をするための儀式でした。現在では、
          そのような信仰以外にも、「安全に登山ができる期間か」を重視して選んでいることが多くなっています。
          そのため、本格的な時期は6月から7月の『夏山』と呼ばれる期間がメインとなります。


 
          革靴で巡査来てゐる山開             栗田せつ子


          穂高背に開山祭のホルン鳴る           小田智子


          日を浴びて切幣舞へり山開き           藤田岳人


          山開幣振るたびに霧動く             長江克江


          木道にかはす笑顔や山開き            ころころ




               



          山開き桶に浸せる榊束              能村登四郎


          撒く塩の草に音たつ山開き            福田甲子雄


          いとけなき巫女の鈴振る山開き          小林 客水


          注連切つて青無垢の山開きけり          関森勝夫


          よく晴れて下谷の富士の山開き          矢島渚男
 




               

           昨日も日本全国で23,156人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +7,185 増えています )
 
  
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7月 1日

2022-07-01 06:02:26 | Weblog
                       短夜・明易し・明急ぐ・明早し


            2022年の7月が始まりました 連日過去の記録を塗り替えるほどの猛暑が続いています
            夏本番はこれからです 体調管理を十分されて乗り切りましょう



          茶どころに一夜泊てたり明易き          細見綾子


          納得のゆかぬ訳文明易し             河原地英武


          短夜やルーペで辿る名所図会           森垣一成


          短夜やこむら返りの二度までも          梅田 葵


          明易し早き煮炊きの湯治宿            坂本操子




               



          妻が起き水がはたらき明易し           福永耕二


          短夜の花圃の闇あり百花園            原田青児


          淋しさや父よ父よと明易や            星野立子


          短夜の水ひびきゐる駒ヶ嶽            飯田龍太


          明け易く明けて水原先生なし           能村登四郎




               

           昨日も日本全国で23,448人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比 +6,774 増えています )
 
  
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