２月 ８日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　針供養・針休み・針祭・針納め



　　　　　　　　　　関東では2月8日・中部以西では12月8日に行われるようですがこれらの両日は事八日と言われ仕事納め・
　　　　　　　　　　仕事始めの日とされています　ちなみに事八日とは神様を迎え入れるために一定の期間飲食控え
　　　　　　　　　　心身を清める物忌の日だったそうです　



　　　　　　　　　　母の針箱身ほとりにおき針供養　　　　　　　　　　細見綾子


　　　　　　　　　　待針に豆腐はなやぐ針供養　　　　　　　　　　　　日野圭子


　　　　　　　　　　腕萎えの釣り師納むる鯛の針　　　　　　　　　　　武藤光晴


　　　　　　　　　　小町針納むジャム瓶薬瓶　　　　　　　　　　　　　服部鏡子


　　　　　　　　　　結ひ上げし髪艶やかや針供養　　　　　　　　　　　長谷川美智子



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　針供養針一本で子を育て　　　　　　　　　　　　　岩永草渓


　　　　　　　　　　すこやかに姉妹は老いて針供養　　　　　　　　　　飴山　實


　　　　　　　　　　親方が一人男や針供養　　　　　　　　　　　　　　瀧 春一


　　　　　　　　　　点滴の針つけつ放し今日針供養　　　　　　　　　　星野紗一


　　　　　　　　　　昼月の淡島さまや針供養　　　　　　　　　　　　　赤星水竹居



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で42,309人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-16,280　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　
　　　　　　　　　　

２月 ７日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春寒し・春さむ・寒き春・料峭



　　　　　　　　　　料峭とは春風が肌に寒く感じられるさま。春風が強く、寒く冷たいさま。 「料」は「撫で触れる」ことを
　　　　　　　　　　あらわす字。「峭」は訓読みで「きび（しい）」「けわ（しい）」。



　　　　　　　　　　地下鉄で眉描く少女春寒し　　　　　　　　　　　　栗田やすし


　　　　　　　　　　春寒や歯を抜きし顔ピエロめく　　　　　　　　　　下里美恵子


　　　　　　　　　　邪鬼いつも上目遣ひや春寒し　　　　　　　　　　　国枝隆生


　　　　　　　　　　春寒や画鋲ばかりの掲示板　　　　　　　　　　　　森垣一成


　　　　　　　　　　料峭や「飛」と一文字の特攻碑　　　　　　　　　　坪野洋子


　　　　　　　　　　春寒し草屋にひびく沢の音　　　　　　　　　　　　ころころ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　使はるゝ身より使ふ身春寒き　　　　　　　　　　　鈴本真砂女


　　　　　　　　　　春寒の星存分に大菩薩　　　　　　　　　　　　　　飯田龍太


　　　　　　　　　　料峭の渡り廊下の踏めば鳴る　　　　　　　　　　　西村和子


　　　　　　　　　　料峭のこの道行けば波の音　　　　　　　　　　　　行方克巳


　　　　　　　　　　春さむし鶯餅の粉のいろ　　　　　　　　　　　　　角川春樹


　　　　　　　　　　春寒や護摩の火の今飴色に　　　　　　　　　　　　星野立子



　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で15,247人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-5,571　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　

２月 ６日

　　　　　　　　　　　　　　まんさく・万作・満作・金縷梅・銀縷梅・ 支那満作・阿哲満作・常葉万作 



　　　　　　　　　　春に他の花に先駆けて咲くので”まず咲く花”ということでだんだんと”まんさく”になっていったらしい。
　　　　　　　　　　また、花がたくさんつくので「豊年満作」から命名されたとも。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜阿哲まんさく＞



　　　　　　　　　　まんさくは煙りのごとし近よりても　　　　　　　　細見綾子


　　　　　　　　　　金縷梅の一枝足せり大花瓶　　　　　　　　　　　　奥山ひろみ


　　　　　　　　　　まんさくの雨が明るし伊勢の海　　　　　　　　　　田畑 龍


　　　　　　　　　　金縷梅や水車の廻る峡の寺　　　　　　　　　　　　山本法子


　　　　　　　　　　まんさくの花の細やかマタギ村　　　　　　　　　　長江克江



　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜銀縷梅＞


　　　　　　　　　　まんさくや小雪となりし朝の雨　　　　　　　　　　水原秋櫻子


　　　　　　　　　　吉兆の糸を繰り出す花まんさく　　　　　　　　　　佐藤美恵子


　　　　　　　　　　金縷梅や帽を目深に中学生　　　　　　　　　　　　川崎展宏


　　　　　　　　　　まんさくは印度舞踊の手のかたち　　　　　　　　　穂苅富美子


　　　　　　　　　　まんさくの開きて十指十方に　　　　　　　　　　　上田五千石



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で32,138人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-12,160　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　

２月 ５日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宝蓋草・三界草・仏の座



　　　　　　　　ホトケノザ　と言えば　春の七草に出てくるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
　　　　　　　　と思い浮かばれることでしょう　この春の七草のホトケノザはコオニタビラコ今日の仏の座は食べることが
　　　　　　　　出来ません　シソ科オドリコソウ属の一年草または越年草です



　　　　　　　　　　首里はるか激戦の地に仏の座　　　　　　　　　　　栗田やすし


　　　　　　　　　　みちのくの残土覆へり仏の座　　　　　　　　　　　武藤光晴


　　　　　　　　　　仏の座抜いて窯場の土匂ふ　　　　　　　　　　　　篠田法子


　　　　　　　　　　野に戻る父祖の畑や仏の座　　　　　　　　　　　　熊沢和代


　　　　　　　　　　赤土の畝の潰えに仏の座　　　　　　　　　　　　　中村たか



　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜コオニタビラコ＞


　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　雑草と言ふ草あらず仏の座　　　　　　　　　　　　宇咲冬男


　　　　　　　　　　かたまつて野火まぬがれし仏の座　　　　　　　　　石丸 誠


　　　　　　　　　　日の先にあそぶ雀や仏の座　　　　　　　　　　　　本土みよ治


　　　　　　　　　　田平子や午後より川に人の出て　　　　　　　　　　岡井省二


　　　　　　　　　　たびらこの誰へうなずくや田の晩年　　　　　　　　古沢太穂



　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で38,590人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-16,254　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　

２月 ４日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立春・春立つ・立春大吉・春来る



　　　　　　　　　　立春とは、暦上で春が始まる日であり、「二十四節気」の最初の節気です。立春大吉という言葉が有ります
　　　　　　　　　　その意味は、「暦の上での春であり、古来は新年の始まりであった立春に、人々や社会の幸せを祈る」言葉と
　　　　　　　　　　されます。立春大吉は除災招福の意味を持ち、とても縁起のよい言葉です。
　　　　　　　　　　「立春大吉」の文字は、すべて左右対称。縦に書くと、紙の裏から見ても同じように「立春大吉」と読めます。



　　　　　　　　　　万燈のまたゝき合ひて春立てり　　　　　　　　　沢木欣一


　　　　　　　　　　子が好きな人連れて来る今朝の春　　　　　　　　伊藤範子


　　　　　　　　　　春立つや杉の枝打つ山の音　　　　　　　　　　　森垣一成


　　　　　　　　　　立春の紅茶に添ふる薔薇のジャム　　　　　　　　篠田法子


　　　　　　　　　　師と聞きし辺戸の波音春立てり　　　　　　　　　栗田せつ子



　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　立春の米こぼれをり葛西橋　　　　　　　　　　　石田波郷


　　　　　　　　　　立春大吉神田の町に手風琴　　　　　　　　　　　加古宗也


　　　　　　　　　　奉納の子泣き相撲や春立てり　　　　　　　　　　町田千鶴子


　　　　　　　　　　スキツプのおさげが揺れて春立てり　　　　　　　永峰久比古


　　　　　　　　　　立春大吉音立てている茹卵　　　　　　　　　　　森田智子


　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で39,826人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-14,027　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　

２月 ３日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　節分・追儺・鬼やらい・福豆



　　　　　　　　　　追儺豆帽子をぬぎて受くるあり　　　　　　　細見綾子


　　　　　　　　　　追儺の炎囃して太鼓滅多打つ　　　　　　　　栗田やすし


　　　　　　　　　　景品にもらふ石鹸豆まく日　　　　　　　　　河原地英武


　　　　　　　　　　年の豆日のあるうちに炒り上ぐる　　　　　　下里美恵子


　　　　　　　　　　櫓より嫁を見つけて福は内　　　　　　　　　中斎ゆうこ


　　　　　　　　　　新入りの氏子小声で鬼やらふ　　　　　　　　佐藤とみお　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　病む妻の裾に豆撒く四粒ほど　　　　　　　　秋元不死男


　　　　　　　　　　鬼の子のはしやぎて逃げる節分会　　　　　　平岡喜美子


　　　　　　　　　　節分や海の町には海の鬼　　　　　　　　　　矢島渚男


　　　　　　　　　　福豆を炒る宮島の大しやもじ　　　　　　　　大塚禎子


　　　　　　　　　　追儺の夜餓鬼の如くに出て歩く　　　　　　　福永 耕二



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で45,501人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-14,620　人　）　　　　　　　　　　　　

２月 ２日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　犬ふぐり・ひょうたんぐさ　



　　　　　　　　　　犬ふぐり海辺で見れば海の色　　　　　　　　　　　細見綾子


　　　　　　　　　　当麻寺へどの畦道も犬ふぐり　　　　　　　　　　　下里美恵子


　　　　　　　　　　犬ふぐり囲む馬琴の墓所　　　　　　　　　　　　　佐藤とみお


　　　　　　　　　　みどり児のかたこと楽し犬ふぐり　　　　　　　　　小栁津民子


　　　　　　　　　　犬ふぐり戸口に石の子守り神　　　　　　　　　　　松本恵子



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　いぬふぐり水の光に眼は遊び　　　　　　　　　　　林　翔


　　　　　　　　　　犬ふぐり一つ見つけて百花ほど　　　　　　　　　　佐々木六戈


　　　　　　　　　　犬ふぐり跼めば子等も来て跼む　　　　　　　　　　阿部美恵子


　　　　　　　　　　一花にも大空湛へ犬ふぐり　　　　　　　　　　　　深見けん二


　　　　　　　　　　古利根の春は遅々たり犬ふぐり　　　　　　　　　　富安風生



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で55,007人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-23,787　人　）　　一部サイトから資料お借りしています　

２月 １日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二月・二ン月・如月・梅見月・雪解月



　　　　　　　　　　如月は「二月」の事、旧暦の二月で今で言うと二月下旬から四月頃まで３～4週間ほど違いがありますが
　　　　　　　　　　例句列挙いたします　如月⇒衣更着　　寒さに着重ねをする諸説あるようです



　　　　　　　　　　野のすみれコップに二月句会かな　　　　　　　細見綾子


　　　　　　　　　　夕映えて如月の富士ばら色に　　　　　　　　　栗田やすし


　　　　　　　　　　二ン月の風音荒ぶ城下町　　　　　　　　　　　日野圭子


　　　　　　　　　　きさらぎの風の尖りや遠伊吹　　　　　　　　　国枝洋子


　　　　　　　　　　如月の夜を重ね来し醪の香　　　　　　　　　　伊藤範子



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　宗像大社二月も青き楠立てり　　　　　　　　　能村登四郎


　　　　　　　　　　恋ほしくて日のあまねしや二月来る　　　　　　森 澄雄


　　　　　　　　　　灯台の二月小さく深き窓　　　　　　　　　　　飯島晴子


　　　　　　　　　　如月の雲にこもりて一機音　　　　　　　　　　加藤秋邨


　　　　　　　　　　如月の梅林といふ停留所　　　　　　　　　　　清崎敏郎



　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　今日も日本全国で58,588人のコロナ感染者の発表が有りました、
　　　　　　　　　　　どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
　　　　　　　　　　　心がけましょう　
　　　　　　　　　　　　（　前週同曜日比　-24,768　人　）　　一部サイトから資料お借りしています