2月 18日

2023-02-18 07:04:16 | Weblog
                         蓬(よもぎ)・餅草・艾草・蓬摘む



        キク科の多年草、春に日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えて、高さは1メートル前後になり、
        初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばす。春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に入れられ
        ることから、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれる。灸のもぐさは漢方薬の原料になるなど利用価値があります。



          西行庵十歩離れずよもぎ摘む           細見綾子


          搗き終へし杵にほのかや蓬の香          栗田やすし


          大利根の風をうなじに蓬摘む           横森今日子


          指先に明日香の蓬匂はせて            国枝洋子


          庭先の餅草摘める夕べかな            矢野愛乃


          エプロンにくるむ蓬の匂ひ濃し          玉井美智子




                  



          灸にする餅にする蓬摘みにけり           政岡子規


          傷口をふさいでくれし蓬かな            長野なをみ


          引力の匂ひなるべし蓬原              正木ゆう子


          生国はここかもしれず蓬摘む            宇多喜代子


          庭先へ廻りて一つ草の餅              草間時彦


          常滑や蓬萌やして休窯日              鈴木真砂女




                  


            今日も日本全国で18,457人のコロナ感染者の発表が有りました、
          どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
          心がけましょう 
            ( 前週同曜日比 -10,053 人 )  一部サイトから資料お借りしています
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2月 17日

2023-02-17 05:53:32 | Weblog
                  菫・菫草・壷すみれ・パンジー・三色すみれ・遊蝶花 




          石山の裾の微風に花すみれ          沢木欣一


          土乾く風葬あとや島すみれ          栗田せつ子


          パンジーの鮮やか駅前ロータリー       福井喜久江


          武蔵野の深き朽葉に坪すみれ         武藤光晴


          罅深き猿蓑塚やすみれ草           奥山ひろみ




                  

                    ( ビオラ )


          同じスミレ科スミレ属ですがパンジーは野生のすみれを改良したものビオラはパンジーを改良したもので
          野生のパンジーは有りません すみれは多年草 パンジー・ビオラは1年~2年草因みに野生種のすみれは
          50余種あるようです
          その見分けの一つが花びらの大きさ パンジー>ビオラ(三色すみれ)>すみれ
          パンジーはフランス語のパンセ(思想)からの変化 遊蝶花 俳句で詠む場合はいささか趣がちがのでしょう



          菫ほどな小さき人に生れたし         夏目漱石


          三色菫黄ばかりが咲き憔悴す         福永耕二


          すみれ踏みしなやかに行く牛の足       秋元不死男


          わが肺も三色菫の鉢も寧し          石田波郷


          朝寝せり鏡中わらふ遊蝶花          水原秋櫻子




            今日も日本全国で21,263人のコロナ感染者の発表が有りました、
          どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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            ( 前週同曜日比 -11,532 人 )  一部サイトから資料お借りしています
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2月 16日

2023-02-16 06:09:26 | Weblog
                         猫柳・えのころ柳



          来て見ればほゝけちらして猫柳          細見綾子


          鵜蹟に下りやはらかき猫柳            栗田やすし


          ねこやなぎ活けて如庵の静もれり         石原進子


          引き売りの荷に猫柳一抱へ            山下智子


          毛先まで光あつめし猫柳             高岸弘子




                  



          ぎんねずに朱ヶのさばしる猫柳          飯田蛇笏


          頁繰る二月の季寄せ猫柳             星野立子


          猫柳紅さへふくみ銀鼠              山口青邨


          ねこやなぎ音楽の尾のきらめきて         正木ゆう子


          沼辺りの大地傾く猫柳              稲畑汀子




                  



             今日も日本全国で28,432人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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2月 15日

2023-02-15 06:23:43 | Weblog
                       きらん草・地獄の釜の蓋・金瘡小草



          キラン草とは、日本に自生するシソ科の多年草。花や葉にうぶ毛のような白い毛が生えているのが特徴。
          地面に張り付くように広がる様子から、「地獄の釜の蓋」という別称がつけられています。きらん草とは違い
          西洋きらん草は20~30センチにも背が伸びます 別名 西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)



          伊賀に来て摘めり地獄の釜の蓋          栗田やすし


          地の果ての崎に地獄の釜の蓋           国枝隆生


          きらん草ほつほつ咲けり峡の道          中根多子


          右手弓手踏まじ地獄の釜の蓋           武藤光晴


          被爆樹の影に地獄の釜の蓋            青木しげこ




                  


                    ( 西洋じゅうにひとえ )



          きらん草古代紫展げけり             後藤比奈夫


          山頂の磐座おほふきらん草            深野カツイ


          末黒野に咲きて地獄の釜の蓋           余田はるみ


          五寸釘浮くや地獄の釜の蓋            藤本美和子


          名を知りて踏まず地獄の釜の蓋          柳井梗恒子




                  


                    ( じゅうにひとえ )


              今日も日本全国で32,420人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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2月 14日

2023-02-14 07:06:23 | Weblog
                       バレンタインの日・バレンタインデー



          キリスト教圏の祝いで主に欧米で、毎年2月14日に行われるカップルが愛を祝う日とされている。
          古代では多神教の祭日であった。元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌス
         (テルニのバレンタイン)に由来する記念日」だと、主に西方教会の広がる地域においてかつて伝えられていた。
          この日、キリスト教圏では一般に家族や恋人など大切な人に贈り物をすることが習わしとなっている。
           < 知識はすべてネットからお借りしました >


          聖バレンタイン斬首されし日咲く椿        林 翔


          バレンタイン・デー暖炉に薔微の木を焚けり    角川春樹


          手話の娘の買ふバレンタインのチヨコレート    今井桂子


          秘めごととならざるバレンタインチョコ      稲畑汀子


          バレンタインデーと言ふ日の佐渡が見ゆ      吉田鴻司




                  



          富士真白バレンタインの朝晴れて         伊藤範子


          病む母とバレンタインの街に出る         高橋幸子


          チョコと手紙孫は五歳のバレンタイン       ころころ




                  



              今日も日本全国で9,372人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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            ( 前週同曜日比 -5,825 人 )  一部サイトから資料お借りしています
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2月 13日

2023-02-13 06:38:09 | Weblog
                         菜の花・花菜・油菜・からし菜



          からし菜も俳句をするまでは同じ花のように見えていました花だけではなかなか見分けがつきません
          ネットの知識で言えば菜の花は葉が茎を包むようについていて、葉の淵の形が波打っている。
          からし菜は葉が茎から離れて枝のようについていて、葉の淵の形がギザギザしている。
          この時期に土手などに見るのはほぼセイヨウカラシナ(芥子菜)です
          油菜科で菜の花と同じ部類に属するのですが、よく食用として食べられている菜の花とは違うものなんです
          それでも一緒に詠まれた句を二、三ご紹介します



                  

                    ( 菜の花=菜花 )


                  

                     ( 西洋芥子菜 )



          口能登や墓も花菜も砂まみれ           沢木欣一


          菜の花がしあはせさうに黄色して         細見綾子


          花菜風甘し絣の糸干し場             都合ナルミ


          風と会ふ花菜の迷路抜け出でて          伊藤範子


          菜の花や山みな低き安房の国           栗生晴夫




                  



          菜の花にばけつ叩いて子の合図          中村汀女


          関ケ原菜の花の黄はペンキ塗り          山口誓子


          旅に買ふ菓子のかるさよ花菜雨          鷲谷七菜子


          主に祈る花菜あかるき中に臥し          古賀まり子


          サヨナラがバンザイになる花菜道         正木ゆう子




                  


          からし菜の花に廃船よこたはる          阿波野青畝


          からし菜の花に春行なみだ哉           松岡青蘿


          からし菜の花のつづきの醍醐かな         村山美恵子




                 



             今日も日本全国で13,203人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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            ( 前週同曜日比 -18,855 人 )
 
 
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2月 12日

2023-02-12 05:48:12 | Weblog
                            紅梅・薄紅梅・濃紅梅



          入園の児が紅梅を帽に挿す         栗田やすし


          紅梅や筆塚に日の廻り来し         下里美恵子


          紅梅の莟に昨夜の雨しづく         武藤光晴


          紅梅へ寄せやり妻の車椅子         梅田 葵


          たもとほる土橋石橋濃紅梅         ころころ




                    

                      ( 紅冬至 )


                    

                      ( 道しるべ )



          伊豆の海や紅梅の上に波ながれ       水原秋櫻子


          紅梅や病臥に果つる二十代         古賀まり子


          散るも咲くも枝垂れ明りや薄紅梅      渡辺水巴


          うるほひし雨の大和の濃紅梅        阿波野青畝


          うす紅梅ふるさとの酒ふふみけり      伊藤京子




                    


                    



              今日も日本全国で27,467人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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2月 11日

2023-02-11 06:29:53 | Weblog
                        建国記念日・建国祭・紀元節



          四大節の一つ  わが国で、もと祝日とされた四つの大きな節会の日。四方拝(一月一日)・紀元節
          (二月一一日)・天長節(四月二九日)・明治節(一一月三日)の総称。
          日本書記で神武天皇が即位したとされる紀元前660年(神武天皇元年)1月1日 (旧暦)の月日を、明治に入り
          新暦に換算したものであり、そして1966年(昭和41年)に2月11日は「建国記念の日」として国民の祝日となり、
          翌年から適用されました。



          雲の上に雲の輝く建国日             川端俊雄


          建国の日や連なりて飛ぶ鴉            加藤純子


          常滑に香炉を買へり建国日            新川晴美


          路地裏に小さき日の丸建国日           小原米子


          建国日鳩のレースの空展け            ころころ




                  



          万葉に東歌あり紀元節              水原秋櫻子


          箸といふ文化が不思議建国日           林 翔


          対岸の気球ふらつく建国日            山内靖子


          横須賀の海に日の照り紀元節           村山故郷


          めざましき建国祭の牡丹雪            石原舟月



                  


             今日も日本全国で28,512人のコロナ感染者の発表が有りました、
           どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマス昨ク・手洗いを
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2月 10日

2023-02-10 06:24:12 | Weblog
                              白 梅



                  



          白加賀といふ白梅のうすみどり         細見綾子


          縁切寺出て白梅を振りあふぐ          下里美恵子


          山窪に朝の日差しや梅真白           矢野孝子


          白梅や頬ふつくらと吉祥天           鈴木みすず


          白梅や奉書結びの巫女の髪           朝比奈照子


          信篤き三河国人梅真白             栗田やすし




                  

                      ( 白加賀 )



          白梅の仄か色めく夕日ざし           林 翔


          白梅のひかりの中に枝の影           長谷川素逝


          白梅の盛りの枝の飛沫くごと          西村和子


          白梅や室千軒の点りそむ            石原八束


          夕白梅吐息のごとく谿灯る           鷲谷七菜子


          白梅のあと紅梅の深空あり           飯田龍太




                    

                      ( 初雁 )


             今日も日本全国で32,795人のコロナ感染者の発表が有りました、
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2月 9日

2023-02-09 06:15:19 | Weblog
       苜蓿(うまごやし)・苜蓿(もくしゅく)・クローバー・まごやし・しろつめくさ・白詰草



          江戸時代にオランダからガラスの器が送られた時、ガラスが破損しないよう箱の中に詰められていた草の中から
          発芽したのがシロツメクサと言われています。日本では、三つ葉は「希望」「信仰」「愛情」の印。
          そして四葉の残る1枚は「幸福」のシンボルと言い伝えられてきました。余談ですが四つ葉のクローバーは
          針などで成長点を刺激することによって作り出すことができるようです。
          ( ネットから知識を貸していただきました )



          男女たることに素直にクローバー         細見綾子


          袖口でぬぐふハモニカ苜蓿            河原地英武


          寝ころんでしろつめくさの冷たさよ        関根切子


          クローバーの花に埋れし舟つなぎ         倉田信子


          母と子が顔寄せて摘むクローバー         矢野愛乃




                  



          雨三日日和二日のうまごやし           鈴木真砂女


          うまごやしハンケチ敷きてやさしき座       山口青邨


          クローバーの花の上押す乳母車          深川正一郎


          白詰草たどれば渡来人の裔            柿本多映


          神の田に摘むや四葉のクローバー         藤井寿江子




                  


             今日も日本全国で41,250人のコロナ感染者の発表が有りました、
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