チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

土遊び

2011年06月04日 14時32分16秒 | 日記
太陽が上りきって強くなっているのに土仕事
実は「大葉」の種を植えたのだが
その翌日に大雨が降りどうも種が流されてしまったらしい
種を購入するのを忘れていて
探し探して手に入れたのが台湾産だった
「これは絶対まずい」

なんといっても「地産地消」を目指しているチャコちゃん先生
首をかしげながら種をまいたのだが
ヤハリこの土に落ち着かなかった
それで
「茨城産」の大葉と唐辛子の苗を手に入れてきたので
張り切って土仕事

EM液を薄めて土を湿らし
苗を植える
フト見ると桑の樹に赤い実「おおおおー」
と早速口へ甘酸っぱくて美味しい
と其処へ「大島楯臣」さんから電話
「今窓からお宅の庭が見えて麦藁帽子が動いていたのでーー」

そう彼は昨日「ナイトコスモス」の講師でいらしていただき
京王プラザホテルでご一泊
その窓から我が庭園?がよく見えるのだという

昨夜のナイトコスモスでは
「日本の国語教育」についてお話を伺った
みなさん「目からウロコ」
こうまで日本語をいい加減にしていたのかとすくむ
曲がりなりにも文章を書いて何ぼのチャコちゃん先生
もうその無知に頭がたれっぱなし

「みんなそうですよ、戦後の国語教育が国語の無知を作ろうとしたのですから」
と大島さんは優しく慰めてくださるがーー
本来の漢字はなるほどと思うことが多い
例えば「愛欲」は本来は「愛慾」欲に心が付いているのだ
そうすると愛と欲の間で揺れ動く心模様があり
そこで人間の思いが深くなっていく

「決別」は本来は「訣別」
決別はさらりと水に流れてしま軽さがあるが
さんずいですからね
でも本来の訣はなかなか厳しい

なにかと訣別するのはそれなりの深い思いがないと
訣別しても成長がない
日本語の漢字はなかなか深い

昭和51年くらいまでは国語学者は日本の国語を守ることで
様々な戦いをしていたのだが今は皆無のよう
チャコちゃん先生も福田恆存さんの「国語問題論争史」などを読んだが
そのころ社会は金田一京助さんに脚光が浴びていて
本物偽者の区別がチャコちゃん先生には出来なかった

これはいま
原発推進の文化人と絶対反対の文化人に対する
政府やマスコミの肩入れの違いと同じ様相だ

日本はお上の利権に加担する人が優遇される国なのだ
こういうことが今になってわかるなんてーーーー




コメント
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