チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

映画・コスモスーー2

2011年06月10日 09時53分09秒 | 日記
1950年代の映画を観賞して
その時代の生活や立ち居振る舞い
着物の着方や室内のしつらえなどを学ぼうと
映画コスモスを始めた

この18日の土曜日は第二回目
1回目は小津安二郎監督の「東京物語」
日本人の当時の日常を知る定番だと思う

2回めはどうしよう
「麥秋」はどうか頃も麥秋の時期だし
「麥秋って秋ではないのですか?」
誰とはいわないがーーー
「麥が色づいて刈入れをするのだから麥の秋」
「へーーえ」
「俳句の季語にもあるわ」

AkB-48などの情報を知っている方が豪いらしい
このレコードを2000万円も出して購入する人がいると聞く

仕事場が流され壊され
しかし自宅は無事だったという東北の罹災者
今全国から集まった義捐金は
住む家のない人に優先的に配っている
仕事場の無くなった人は後回しという
どうやって生活するのか

このような方は大勢いらっしゃるので何とかお金を集めて
直接にもって行って手渡そうよ
と友人達で話し合い伝手を頼ったら
「いらんことをしなくて良い、お金は預かる」
違うだろう

いまは日本語とか日本人の心なんて知らないことは恥ずかしいことではなく
知っていることが恥ずかしい時代になっている

戦後の國語教育がいかに意識的に日本の國語を賤しめて来たかがわかる
映画コスモスは、國語に対しての認識や人との助け合いの心も
教えてもらえる

國語國語といっても
チャコちゃん先生もいい加減では或る
だから一緒に学ぶ

一旦「麥秋」を観たところ
東京物語の出演者とダブルところがあり
急遽違う映画にすることにした

「夜の河」とか「流れる」「めし」が候補に上っている
「夜の河」は山本富士子と上原謙で澤野久雄さん原作

京染めの染色デザイナーとしてのモデルが存在すると言う噂があり
澤野先生にお会いして聞いたところ
今は「きもの評論家」として活躍中の方を中心に
何人かの京染めの人たちをモデルにしたとおっしゃった

30年位前かコレをテレヴィで制作
生田悦子さんと木村功さんでチャコちゃん先生衣装を担当した
仕事場に故山崎青樹さんの夜叉染めの縞を着ていったら
「いい着物だねえ」
と褒めていただき嬉しかった

そのご奥様の木村梢さんにそのときの気持ちを話したら
「中谷比佐子さんていう人きもののセンスがいいんだよ」
と噂してくれていたらしい

キャハ!
コメント
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