当塾のある地域では、今週が期末テストという学校が多くあります。
それに備えて先日はテスト対策を行ったのですが、ここで思ったことは、自分の型(フォーム)を持っている人は強いなあということです。
思えばスポーツの世界では、はじめにフォーム(型)を教わることが多いと思います。
バッティングフォーム
ピッチングフォーム
剣道の型
などなど。
楽器もそうですよね。
ピアノのバイエルなどはその1つかもしれません。(違ってたらごめんなさい)
では、学習はどうなのか?
やはりフォームって大切だと私は思います。
ただスポーツや楽器の練習と違って、『これ』というフォームがないのもまた事実。
もう少し言い換えれば、人によって違うというところが、スポーツや楽器と違うところかもしれません。
つまり、自分独自のフォームを自分の手で手に入れていかなくてはならないということです。
よく『効率のいい勉強法はありませんか?』と聞かれます。
それに対して私は、今どんな勉強をやっているのかを聞いてアドバイスをするようにしています。
それは、今やっているものを全否定して新しいフォームに入れ替えるのは、難しいからでもあります。
中学生になるまでに12〜13年間かけて身につけてきたいろいろなフォームを、一気に変えることはなかなか難しいところです。
だからこそ、今何をやっているかを聞いて少しずつ新しいフォームを教えていきます。
新しいフォームに入れ替わるまでやはり1年はかかります。
野球を始めた人が明日からいきなりレギュラーになれないのと同じで、勉強も成果を出すにはそれなりに時間がかかります。
学習指導をするということ、そして学び結果を出すということ
これは忍耐強く行わなければならないということ
私はそうことだと思っています。
でも、ときに一気に変わることもあります。
それについてはまた後日記したいと思います。