先日の『開智未来高校の入試報告会に行ってきました①』の続きです。
授業見学が終わったあとは、全体での説明会が行われました。昨年まで校長をつとめていた関根均先生からのお話、そして、今年から校長先生になられた加藤先生からのお話をお聞きしました。
開智未来の説明会は、もちろん学校説明会ではあるのですが、それ以上に私にとっては勉強の場でもあるように感じます。
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↑開智未来中学校の授業の1コマ
学校の校長先生といってもいろんなタイプの先生がいらっしゃいますが、関根先生や加藤先生は、これから先の10年20年を見通したビジョンを持っているように思います。塾でまがいにも塾長をやっている私からすると、これはとても尊敬ができることです。
“長”がつく役職の元には実にいろんな案件が持ち込まれます。ややもすると、日常のいろんなできごとへの対応に追われて、先へのビジョンを見失いがちです。
もちろん関根先生や加藤先生のもとにもそういった“今すぐ対処しなくてはならない案件”はたくさん持ち込まれることとは思います。でも、それに埋もれてしまわずに未来を見据えてビジョンを語る姿は、本当に尊敬できる姿だと思います。
私も塾長という立場ですので、日々のいろんな案件に追われがちですが、尊敬できる先生方に負けないように、しっかりと未来を見つめ学び、そしてそれを語る時間を持っていきたい、そんなふうに思いました。
そして、開智未来の説明会といえば、生徒さんによるスピーチです。今回も3人の生徒さんがスピーチをしてくださいました。そのなかで最も印象に残ったのは、中学2年生の生徒さんのお話でした。
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この生徒さんは、いろいろな行事に参加する上で、上手くいくかどうか、悩んだり不安になったりしたことがあったそうです。普通ならばそれに呑み込まれてしまうことが多いように思いますが、この生徒さんは違っていました。
いっそうのこと『楽しんでやれ』と思ったそうです。
正直、すごいなあと思いました。
私もいろんなことで不安になったり悩んだりしますが、それを楽しむというところまでは、なかなか持っていけないなあというのが、正直な感想です。
よく本などにも、『不安や悩みを楽しんでやるという発想の転換が必要』ということが書いてはありますが、なかなか実践が難しいものです。不安なものは不安だし、悩んでいることはそう簡単に解決はしないからです。
でも、そうやって不安で悩んでいても解決はしないし、そうやって苦しんでいる表情ばかりだと、余計にそういう状態を引き寄せてしまう、そんなこともあるようにも思います。
でも、ここで不安や悩みを楽しむに変えられたら事態は好転してくる、それはまた私の経験からしても事実だと思います。それを中学生の段階で発想できたのは、素晴らしいなあと思います。
この発想は、もちろん生徒さん個人のチカラによるところも大きいと思いますが、バックグラウンドには開智未来高校の教育もあるように思います。
関根先生の哲学の授業や東大ゼミなどを中心とする“思考する授業”のなかで、少しずつ磨かれていった感性でもあるのかなあと思います。
開智未来を出るときにはいつも、なにか新しい発見と新たな気持ちが生まれるから不思議です。今回もまたたくさんのことを学び、たくさんのことを想いながら開智未来をあとにしました。
授業見学が終わったあとは、全体での説明会が行われました。昨年まで校長をつとめていた関根均先生からのお話、そして、今年から校長先生になられた加藤先生からのお話をお聞きしました。
開智未来の説明会は、もちろん学校説明会ではあるのですが、それ以上に私にとっては勉強の場でもあるように感じます。
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↑開智未来中学校の授業の1コマ
学校の校長先生といってもいろんなタイプの先生がいらっしゃいますが、関根先生や加藤先生は、これから先の10年20年を見通したビジョンを持っているように思います。塾でまがいにも塾長をやっている私からすると、これはとても尊敬ができることです。
“長”がつく役職の元には実にいろんな案件が持ち込まれます。ややもすると、日常のいろんなできごとへの対応に追われて、先へのビジョンを見失いがちです。
もちろん関根先生や加藤先生のもとにもそういった“今すぐ対処しなくてはならない案件”はたくさん持ち込まれることとは思います。でも、それに埋もれてしまわずに未来を見据えてビジョンを語る姿は、本当に尊敬できる姿だと思います。
私も塾長という立場ですので、日々のいろんな案件に追われがちですが、尊敬できる先生方に負けないように、しっかりと未来を見つめ学び、そしてそれを語る時間を持っていきたい、そんなふうに思いました。
そして、開智未来の説明会といえば、生徒さんによるスピーチです。今回も3人の生徒さんがスピーチをしてくださいました。そのなかで最も印象に残ったのは、中学2年生の生徒さんのお話でした。
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この生徒さんは、いろいろな行事に参加する上で、上手くいくかどうか、悩んだり不安になったりしたことがあったそうです。普通ならばそれに呑み込まれてしまうことが多いように思いますが、この生徒さんは違っていました。
いっそうのこと『楽しんでやれ』と思ったそうです。
正直、すごいなあと思いました。
私もいろんなことで不安になったり悩んだりしますが、それを楽しむというところまでは、なかなか持っていけないなあというのが、正直な感想です。
よく本などにも、『不安や悩みを楽しんでやるという発想の転換が必要』ということが書いてはありますが、なかなか実践が難しいものです。不安なものは不安だし、悩んでいることはそう簡単に解決はしないからです。
でも、そうやって不安で悩んでいても解決はしないし、そうやって苦しんでいる表情ばかりだと、余計にそういう状態を引き寄せてしまう、そんなこともあるようにも思います。
でも、ここで不安や悩みを楽しむに変えられたら事態は好転してくる、それはまた私の経験からしても事実だと思います。それを中学生の段階で発想できたのは、素晴らしいなあと思います。
この発想は、もちろん生徒さん個人のチカラによるところも大きいと思いますが、バックグラウンドには開智未来高校の教育もあるように思います。
関根先生の哲学の授業や東大ゼミなどを中心とする“思考する授業”のなかで、少しずつ磨かれていった感性でもあるのかなあと思います。
開智未来を出るときにはいつも、なにか新しい発見と新たな気持ちが生まれるから不思議です。今回もまたたくさんのことを学び、たくさんのことを想いながら開智未来をあとにしました。