幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

道具を使える人を育てる

2022年03月17日 12時06分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
最近はICTを使った教育が盛んになってきました。
スマホやパソコンがあれば、いつでもどこでも学習できるようになり、とても便利なものだと思います。
しかし、それを"成果が出るように"使いこなせている人がどれくらいいるのか、実はそこが心配です。

教育の分野でいえば、かなり便利なアプリや、You Tubeを始めとした学びの道具が増えてきています。
このようなICT機器が普及し、コンテンツが増えてくればくるほど、
それをどのように使うかによる差が大きくなってきます。

便利が故に、しっかりと使いこなす人ははどんどん先に行き、
使いこなせない人(使う意志のない人)との差はますます大きくなってきます。



ある意味、全員が一律だったアナログ社会よりも、
個に徹することのできるデジタル社会では、個に徹することができるが故に、
その差がさらに大きくなってしまうのは必然と言えます。

そんなデジタル時代だからそ、
それを使いこなせる人を育てることが大切なんだろうと思います。
ICTは確かに便利な道具です。
それは言うまでもありません。
ただそんな便利な道具だからこそ試されるのは、その人のメンタリティーなんだろうと思います。

便利になればなるほど、
社会が進めば進むほど、
メンタリティーが大切になってくる。
逆説的かもしれませんが、
私にはそのように思えます。

最近のコロナ禍で、当塾が定員減らしてでも対面授業にこだわったのは、この点にあります。
中学生のメンタルは、まだまだ成長の途中です。
そんなときに、道具をホイと与えて終わりにしてしまうのではなく、
対面で接するからこそできる人と人との繋がりの中で、
いつかは便利な道具を使いこなせることのできるメンタリティーを育てたい、
そう思ってやってきました。





道具は機械的な警告や表彰はしてくれますが、感情のこもった叱りや褒めはくれません。
対面では面と向かって叱られることも、互いの表情を見ながらの喜びの分かち合いもあると思います。
この差がこれからの時代でどう影響するか、
私はこの点から、対面の塾に今しばらくはこだわり続けたいと思います。


※この記事の写真は、すべてイメージです。
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