勉強で必要なものは何か?
そう聞かれると、実にいろいろなものが浮かびます。
効率の良さ、環境、良い参考書などなど
あげていけば枚挙にいとまがありません。
その中であえてあげるとすれば…、
いろんな回答があるとは思いますが、
私は「スタミナと意志力」と答えると思います。
どんなに効率の良い勉強法を知っていても、
続けるだけの体力がなくては、成果に繋がりません。
それは環境が良くても、良い参考書を持っていても、どんなにいい講義を聞いても同じです。
"成果を上げる"ために最初に大切なものの1つ、それは、それはやはりスタミナだと思います。
私はこのスタミナのことを勉強体力と言い換えています。
テスト前に行う勉強会は、この勉強体力を鍛える場ともいえます。
「直前に一生懸命頑張って、テストで成果を出してほしい」という思いもありますが、
それよりも「ここで勉強体力をつけて、今後の学習につなげていってほしい」という思いのほうが強いかもしれません。
当塾は基本的には普段の学習がそのままテスト対策につながるので、テスト直前にテスト対策の授業を組むことはほとんどありません。
授業とすると"義務"となってしまいますが、勉強会はあくまで自由参加。自由参加だからこそ、参加する側の意志力や体力が問われます。
強制にしてしまえばある意味において楽なのかもしれません。管理するほうもそのほうが楽だと思います。
でも勉強会はあえて自由参加とし、参加する側の意志に委ねるようにしています。
そうすることで、参加するかどうかを自分に問い、その中で本人たちの意志力や勉強体力を鍛えていってもらえたら、そんな思いがあります。
今回は1年生に大きな動きが見られました。
前回は勉強会に参加しなかったり、参加したとしてもあまり長い時間ではなかったのですが、
今回はほぼ完走(2日で20時間)や、前回の倍以上の学習を勉強会でする生徒さんも出てきました。
きっと前回のテストの結果を見て、今の自分に必要なものを問い、その結果として勉強会へと参加してくれたのだと思います。
新しい教育の中では、「答えのない課題に立ち向かう力を育てる」ということがいわれています。
最近で言えば物価高やコロナ、そしてウクライナ問題など、様々な課題が山積しています。
もちろんそういう課題を取り上げて行くことも大切だとは思います。
もちろん課題解決として世界に目を向けることは大切です。でもまずは身近にある答えのない問いを解決していく、それもまた大切かなと思います。
当塾の勉強会は強制的ではありません。
自分で自分の課題を捉えてどう自分は振る舞うのか、そういう問を提供することで、実は課題解決型的なの学びをしてほしいとも考えています。
勉強会への参加を決めること、実はそれが当塾なりの「次世代の課題解決型教育の方法」でもあります。
もちろんアドバイスなどはしっかりとしていきますが、最初から大人に答えを用意してもらうのではなく、自分で考えて行動する、
そういったこともまた勉強会で身につけてもらえたらと思います。