あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

貧しい社会

2006-12-10 23:34:48 | つれづれ
NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ~努力すれば抜け出せますか~」を見た。
7月の放送を見て強い憤りを感じていたが、改めてこの社会の抱える矛盾を思い知らされた。

「構造改革」だの「郵政民営化」だのと吼えまくった獅子頭氏が去った今、彼や彼の取り巻きが残したものは一体何だったのだろう? そして、彼の言葉に踊らされた我々に責任はないのだろうか? あの選挙の余韻を享受する坊ちゃん総理は、彼の負の遺産に、それ以前の悪弊の復活をもくろんでいるようだ。

学者氏の言うように、単に生活保護を手厚くするだけでは解決にならない事は理解できる。しかし、この問題を「自己責任」の一言で片付けてしまう世の中で良いはずがない。その代償は今現在ワーキングプアとなっている人たちだけでなく、我々の次の世代に残されていくから…

「景気回復」という言葉が幻想に過ぎないことに、多くの人たちが気付き始めている。この国の大多数の人々が努力した結果は、六本木にある虚構の丘を中心とした社会のごく一部に集約され、消費されていく。あの逮捕者たちは、そうした矛盾を一時ごまかすための手段に過ぎなかったのかもしれない。いや、元はといえばバブル崩壊の付けを、その恩恵を、全くではないがさほど受けなかった多くの人たちに払わせたことなのだろう。

でも、僕もそうした世の中に救われている側なのだと、時々思う。だから、番組を見ていてふと、罪悪感に駆られた。貧しいのは、ワーキングプアの人たちだけでなく、それを放置している我々の社会も、である。

「人の不幸は蜜の味」と言うけれど、みんなが幸せになることは、いけないこと? 無理なこと?
誰かが我慢比べを止めようと言わなければ、沈んでいくだけじゃないのか…

何だか頭の中が整理できないまま書いてしまった。
でも、今僕に出来ることは何だろう…
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変化

2006-12-10 20:46:07 | つれづれ
午後、用事があって出かけた。
行きに横断歩道が点滅していたが、急いでも間に合わないと思い諦めた。

帰り道、同じように信号が点滅していた。何となく足取りが軽くなったような気がしたので走ってみた。すると何となく軽々と走り、渡り切っていた。おまけに息切れもしない

毎日少しずつ歩いているのだが、なかなか体重が落ちずにでいたが、見えないところで変化していたのだと、少し嬉しく思った

少しずつ、一歩ずつ前に進もう
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女大名

2006-12-10 20:40:10 | つれづれ
ドラマ「功名が辻」が最終回を迎えた。
実は、大河ドラマを全話観たのは初めてだった。歴史にはあまり興味がないのもその理由だが、何となく重苦しい感じがしたからだろう。

このドラマの脚本を手がけたのは大石静さん。朝ドラ「ふたりっ子」も書かれた方だ。お茶目な仲間由紀恵さんとまじめな上川隆也さんのコンビが、手を取り合って乱世を生き抜くという物語に引き込まれた。仲間さんは「トリック」よりも前から注目していたが、まさか大河ドラマの主役を務めるなどとは思っていなかったが、単なる「きれいなおねえさん」ではない。

上川さんのほか、脇を固める役者さん達も良かったなあ。特に前半の重要人物、織田信長を演じた舘ひろしさんの演技は、賛否両論あるだろうが、とても印象的だった。

さて、僕もこのドラマの狙いに嵌ってしまったのかもしれないが、二人三脚で歩いていけるパートナーが理想だと思う。欲を言えば、半歩先を行って僕を引っ張ってくれるような… でも、いざとなったら彼女を守るのは当然だけれど…

でも、「女大名」と囁かれても、それを誇りにするような余裕が持てるかな?
まあ、その前にパートナーが見つかるかが心配なのだが…
コメント (1)
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