あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

腰抜け

2006-12-27 22:16:25 | つれづれ
今日は青島幸男氏の葬儀が行われた。

氏に対する僕の評価はだいぶ変わった。
記憶を遡ると、「人間万事塞翁が丙午」で直木賞を受賞されたときに、賞を獲る意欲が満々に見えて、ちょっと嫌気が差したことを覚えている。
けれども、政治家として国会で舌鋒鋭く追及する姿を見て、共感を覚えた。
結果として都市博が中止にならなくてもいいと思いつつ、都知事選では氏に投票した。その公約を果たして以降、目ぼしい功績を残せなかったが、それは氏だけの責任ではない、と今も思っているし、細かいところを見ると、彼が都知事を務めた意味はあったと思う。

その後の都議会選では自民党などが勝った記憶があるが、都民は新しい政治を自ら育てることを放棄したのだと感じた。そしてそれは、"弟の兄"が三選をめざす今も…

勢いに圧倒された前首相の5年間、早い段階で潰された辻元清美氏もいたが、国会はほぼ全員が「腰抜け」に見えた。
氏のような政治家が現役だったら…と考えなくもなかったが、結局現れなかった。氏も選挙に出られたが、当時の勢いはもうなかったし…

サラリーマンが強く搾られようとしている今、氏が逝ってしまうというのは、何かの暗示なのだろうか…
コメント
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